2013/01/28

タロス巡礼の旅(7)~氷河の狭間・古代ノルドの足跡~

第七回目となりました、スカイリム各地のタロス像を巡るお遍路ツアーです。
さて、前回の札所……ウェイノン・ストーンズで参拝を済ませると、辺りはまだ日が暮れるまでにはだいぶ間がある時刻だったのですが、今回は大事を取って、早々にキャンプの支度をすることにしました。
前回、まだ明るいと思って出発を急いだら、エライ目に遭いましたので。
思わぬ敵に出くわして、また晩御飯抜きになるのはゴメンです。
時間に余裕のあるこんな夜は、吟遊詩人の歌のひとつも欲しくなりますね。
キャンプ
ちなみにこの時、誰か余興で芸でも披露してくれればいいのに…と思ったのが、
レイロフ君の芸人デビューのきっかけでした。
さて、今回の目的地は、はるか北の凍てつく氷雪地帯……流氷が浮かぶ北の海沿岸の氷河の狭間(正式な地名は不明)です。
リアルでも雪が降ったりして寒さが堪えるこの時分に、こんな極寒の地を旅するなんて考えただけで凍死しそうなのですが、ノルドオンリーのウルフリックご一行様は風邪ひとつ引くことなく、吹雪の中の野宿でも平気で爆睡しております。
あ……でも、ウルフリック首長だけは、意外に寒がりなんじゃないかと思いますね。
ウルフリック氏がデフォルトで着ている服って、ノルドにしてはかなりの厚着ですし。
マルカルスに執着してるのも、暖かいからなんじゃ…と思われてなりません。
今回の順路
今回の道順は、まずドーンスターを目指して街道を進み、途中、フェルハメール砦に向かう脇道に入ってウィンターホールド地方に入ります。
こちらの方からウィンターホールド方面に向かうルートは、MAPに道が表示されていないとちょっと判りにくいんですが、実際に行ってみると山々の隙間を縫うように道が続いていますので、そんなに迷うことはありません。
ドーンスターに向かう街道の途中にあるダンスタッド砦。
通行止め?
出発してまもなく、ダンスタッド砦に差し掛かったのですが、砦の塔上には帝国軍の旗が、これ見よがしにひるがえっていました。
そういえばこのペイル地方……ドーンスターは、メインクエストの休戦協定の折に、帝国側に引き渡すことを提案しちゃっておりました。
そのため、さっそく帝国軍の皆様が駐留することになったようです。

ちなみにこの砦は、街道がそのまま敷地内を貫くように中に入り込んでいて、関所のように通行人を検問するようなロケーションになっています。
ここは用心して迂回した方がいいかな、とも思ったのですが、いちおう天下の往来なんですから、道を通るだけなら別に支障は無いんじゃないかと思い、とりあえず帝国軍の様子をうかがってみることにしました。
ダンスタッド砦を上から見た図。街道は砦の敷地内を貫くように横切っています。
ダンスタッド砦見取り図
ストームクロークに正式入隊したわけでもないのに、帝国軍の野営地に近づくと何故か襲われるウルフリックご一行様ですが、ダンスタッド砦の帝国兵は「近づくな」と威嚇してくるものの、即座に敵対してくる、ということはありませんでした。
この様子だと、余計なことさえしなければ、通して貰えそうです。
そんなわけで、帝国軍の皆様の気が変わらないうちに、砦の敷地内をさっさと通り抜けるつもりだったのですが、途中にある「よろめきのサーベルキャット」という民家風の建物が気になって、ちょっとだけ中を覗いてみることにしました。
中はごらんの通り……酒場ですね。こじんまりとしてますが雰囲気の良いお店です。
よろめきのサーベルキャット
店主の姿はありませんが、別に廃れているという感じはなく、夜になったら帝国軍の兵士たちで賑わっているんじゃないかと思うような宴会の名残がありました。
ちなみにこの砦に軍が駐在する前……山賊が占拠している頃だと、店主と思われるバラル・センデュ氏というレッドガードのバーテンダーが地下で死んでいるようです。
かなり繁盛してそうな個性的な飲み屋なのに、一体何があったんでしょうか。
店の名の由来かと思われる、よろめきのサーベルキャット。
名前の由来
既存のオブジェクトを組み合わせて、こんなナイスな飾り物が作れるんですねえ。
Hearthfireの壁飾りも、こんな風にカスタマイズが利けばいいのに。
こうして見ると、サーベルにゃんこも愛嬌のある顔してますね。
靴干し
暖炉の火の回りには、帝国兵たちのブーツが干してありました。
濡れた靴の蒸れる香ばしい匂いが、画面の外にまで漂ってきそうです。
鍋にはちみつ酒やらワインやらをぶち込んで、お燗してる(?)のも面白いですね。
スカイリムだと、はちみつ酒なんて水みたいなものだから、勤務中に飲んでも怒られないのかしら。「う~今日は冷える」とか言いながら交代でここに暖まりにくる帝国軍兵士たちの日常が垣間見えるようです。

…とまあそんな感じで、面白い酒場を楽しく見学して、表に出てきたのですが、さっきまで威嚇するだけで見逃してくれそうだった帝国兵さん達が、いきなり赤く点灯して襲い掛かってきました。
道標も立ってるパブリックな公道なのに、不法侵入とか怒られました。酷い!
やっぱり戦闘に
酒場でのんびりしている間に、帝国兵達の間で「あいつら、どこかで見た顔だな…あっ!」みたいな展開になったんでしょうか。
こんなことなら、酒場なんか悠長に覗いてないで、さっさと通り抜けるんでした。
もはやプチ内戦状態です。この砦、結構、兵士が詰めてるんですね……
プチ内戦状態
それにしてもこっちはドーンスターの新首長から、ペイルの土地を購入しませんか?という不動産のチラシまで貰っている天下のドラゴンボーン様なのに、何でここまで目の仇にされなきゃいかんのでしょうか。
別に歓迎しろとはいいませんけど、この砦が帝国軍の所有になったのはプレイヤーの提案のおかげなんですから、少々ストームクロークびいきだろうが、大目に見て欲しいです。
ヘイムスカー氏のピンチ。やめて!バグっちゃうから、彼を苛めないで!
へっ君のピンチ
いつもはお利口な魔術師の戦闘AIのおかげで、敵から狙われないように充分な距離を取って戦うヘイムスカー氏なんですが、今回は相手の人数が多いだけに、安全なポジションを確保する前に取り囲まれてしまったようです。
こんな風に敵に懐に入られてしまうと、魔術師ってホント哀れなんですよね。
ちなみにガルマルさんとレイロフ君の二人は殺しても死なない体質なんですが、ヘイムスカー氏には不死属性はついていません。
まあ、フォロワー中はProtectedされているので、敵からトドメを刺されることはないのですが、こんな混戦の最中だと誤射が当たる場合もありますから、ちょっと心配です。
…てか、ノーコンのレイロフ君が無駄に弓を射まくってて、怖い!
お願いだから当てないでよ!
死者累々。どうしてこんな有様になってしまったのか……
死者累々
なんとか帝国軍をやっつけましたが……さきほど、「よろめきのサーベルキャット」で彼らが靴を干していたり、はちみつ酒を温めていたりしていたのを目撃していただけに……何とも言えない後味の悪さです。
帝国軍といっても、一緒にはちみつ酒でも飲めば、すぐに仲良くなれそうな人達だったのになあ。

ちなみに後日、フォロワーに歌を歌わせる機能をつけてみましたので、セーブデータを巻き戻して、このダンスタッド砦に巡業に来てみました。
不治の病の病人まで踊らせたレイロフ君のミラクルボイスは、果たして威嚇してくる帝国軍兵士たちにも通用するのでしょうか。
ども。流しの演歌詩人です。一曲いかがすかあ?
砦の敷地内に入ると、帝国軍兵士達は剣を抜いて威嚇してきましたが、力の抜けるような演歌のイントロを耳にした瞬間、剣を鞘におさめてレイロフ君の周りに集まってきました。
どうやらレイロフ君の魔性の歌声に、見事にひっかかったようです。
凄い。歌のチカラで、争わなくてすむようになるとは……なんというドリームでしょう。
今回は近くにいる仲間のフォロワーも一緒に演奏するように改造してみました。
みんなで演奏したらバンドみたいでカッコイイかも…と思ったんですけど、実際にやらせてみたら、どこからどう見てもチンドン屋にしか見えませんでした。
しかしチンドン屋さんでも、帝国軍兵士たちは大喜びのようです。
見てください、このゴキゲンな兵士たちの笑顔。
スクリプトで顔の表情を変えられる、ということに遅ればせながら気が付いたので、観客にHappy(100)の表情をつけてみました。
これがハッピー?という微妙な表情ではありますが。
たぶん、スカイリムは寒いので、みんな表情が固くなっちゃうんですね。
表情変化がいまいちなのは、そういうことにしておきましょう。

手拍子を打ったり、踊ったり、うんうん頷いていたり……ストームクローク楽隊のパフォーマンスに大喜びの帝国軍兵士たちでしたが、演奏が終わった瞬間、その場の空気がサっと変わりました。
演奏が終わった瞬間、いっせいに剣を抜く帝国軍兵士たち。

笑顔で「立ち去れ」とか言われました。なんなの、このホラーな表情。
まあ、当たり前っちゃ当たり前なんですけど、演奏のシーンの拘束が解けた瞬間、帝国軍兵士たちは元の威嚇モードに戻ってしまいました。
しかもスクリプトでつけられた笑顔はそのまんまで。
なんだかヘタな芸を披露して、余計に事態が悪化したような気がします。
もちろん、威嚇モードの帝国軍兵士達は、警告タイムを過ぎると襲い掛かってきました。
歌のチカラで世界に平和を……というのは、やっぱり夢物語だったようです。


さてダンスタッド砦を抜けて、メイン街道からフェルハメール砦に向かう脇道に入ると、辺りはもうウィンターホールド地方の圏内に入ります。
フェルハメール砦、ドリフトシェイドの隠れ家、といった拠点を越えると、周囲は一層光り輝くような銀世界となって、気温がさらに下がってきたような気がしました。
フロストフロウ灯台が見えてきました。ここ……軽くトラウマです。
トラウマ灯台
今回はお天気が良いのでまだ何とか見ていられますが、吹雪いている日にこんな雪の世界を旅するのは、ゲームの中でも気が滅入ってきます。
そういえばHearthfireで各地に家が持てるようになったのに、なぜかウィンターホールドだけスルーされてましたが……そりゃあ、こんなところには住めない、というか住みたくないですよね。
南極探検隊みたい。犬ゾリとか欲しいです。
南極探検隊
フロストフロウ灯台を通り過ぎて、海に向かってゆるやかに坂になっている雪原を下っていくと、辺りは氷山ででこぼこしている氷河海岸風の地形になってきます。
氷漬けのマンモス。いったいいつの時代のマンモスなのでしょう……
氷漬けのマンモス
氷原の谷間で、氷に半分埋まるようにして死んでいるマンモスを見つけました。
まるで生きたまま冷凍保存されたみたいな、躍動感のある姿です。
近づいて眺めてみると、マンモスの死骸には、武器が何本も突き刺さっていました。
ノルドの狩りの痕跡
どうやら、このマンモスは何者かに狩られている最中に氷漬けにされてしまったようです。
この辺りは、古代のノルド人が最初に入植した街・サールザルからも近いし、おそらく彼らがマンモス狩りでもしてたんだろうなぁ~って最初は思ったのですが……マンモスに刺さっている武器をよくよく見たら、おや、と思いました。

上の画像を見ると、鋼鉄の両手斧の他に二本、棒状の武器が突き刺さってるのがわかるかと思うんですが、これはどうやらドゥーマーの遺跡にある弩のボルトのようなのです。
(据え置き型の大きなクロスボウみたいな奴……バリスタ?っていうんですかね、あれ)
あと、このマンモスには、ドワーフの矢が5本ばかり、刺さっていました。
CKで見てみると、斧はレベル依存なので鋼鉄の両手斧とは限らないようなのですが、他のドワーフ関連の武器については固定の配置のようです。
なんでこんなマンモスに、ドゥーマー製の武器が刺さっているのでしょうか?
ドゥーマーがマンモスを狩ってるところとか、まったく想像がつかないのですが……もちろん、このマンモスはいつの時代のものなのかわかりませんし、ドゥーマー製の武器が残っているからといっても、ドゥーマー達が使ったものかどうかはわかりません。
でも……わざわざドゥーマーの痕跡を残している、というのは、意味深ですよね。
よく考えたら、この付近はサールザルだけでなく、ブラックリーチの入口の一つであるアルフタンドからもそんなに遠くはありません。

アトモーラ大陸からノルドのご先祖さま……イスグラモルなんかがやってきた頃、この辺りにはスノーエルフ達が住んでいて、それで例の「涙の夜」事件が起こったわけなんですが……スカイリムの先住民としてはスノーエルフ達だけじゃなく、ドゥーマー達もまた、ブラックリーチにしっかり居着いていたわけなんですよね。
ですから、古代ノルド人とドゥーマー達が接触したという痕跡があってもおかしくはないと思うんですが……なんだか不思議な組み合わせです。
竜戦争の頃とか、ドゥーマー達って何をしてたんでしょうねえ。
サールザルの「マグナスの目」とか、ドゥーマー達が存在を知ったら、かなり興味を抱きそうな対象なんですけど、彼らはコンタクトしてこなかったのでしょうか?
氷漬けのマンモスから程近い場所に、タロス像があります。
狭間のタロス
この付近では、近くの流氷の音なのか、氷の砕けるような環境音がします。
またキャラの声にも、お風呂の中にいるみたいな反響するエフェクトがかかります。
もしかしたらこの辺りは、季節によって氷が割れたり、動いたりして地形がしょっちゅう変わるような不安定な場所なのかもしれません。
タロス像はそんな氷山の狭間に、半分雪に埋もれた状態で立っていました。
タロス像の腕から、つららが垂れ下がってます。見るからに寒そうです。
遺跡の名残
タロス像の周囲には、雪に埋もれちゃってますが、古代ノルドの遺跡でよく見かける、ドラゴンを象った意匠の柱の残骸が見えます。
氷山に埋もれた古代ノルドの遺跡の一部を、後世の人がタロス像の台座に流用したのでしょうか。
ちなみにタロス様は、たった七百年くらい前に生まれた人ですから、古代ノルドの遺跡の古さに比べたら、出来立てのほやほや、と言ってもいいくらい新しいです。
お供え物はこんな感じです。
お供え物
鋼鉄のグレートソードと一緒に供えてある本は両手剣のスキル本の「言葉と哲学」です。
それにしても、こんな人里離れた場所にあるのに、お供物が意外に豊富ですよね。
ちなみにこの周辺には、タロス像がかなり密集していまして、次の八番札所のタロス像はほんの目と鼻の先にあったりします。
なぜ、こんな北の外れの海域周辺にタロス像が集中しているのか、謎なんですが……
「大いなる旅」という本を読むと、ウィンターホールドから船で一日のところにあるオレンヴェルドという島に、タイバー・セプティムが自分の墓場をつくった、ということが書かれていたりします。
もしかするとこの辺りは、元々タロス様にゆかりの深かった地方なのかもしれません。

そんなわけで、今回のタロスお遍路はサールザル近郊の氷河の狭間からお送りしました。
タロス七番札所
【アクセス】ウィンターホールドより、徒歩約一時間半。
コンソールご利用の場合は、「coc POISnowy10」→「player.moveto 00097A61」

ウィンターホールドよりお越しの場合は、まずサールザル遺跡を目指してお進み下さい。
サールザルから西の方角を目指して氷山を迂回すると、氷漬けのマンモスがあります。
タロス像はそこからほんの数十メートル先に、海の方角を向いて立っています。
こちらの参拝所には、両手武器のスキル本の他には特にめぼしいものは置いてありませんが、この一帯はキャラクターの声や拍手の音などにエコーがかかりますので、カラオケ大会など開くのにはもってこいのロケーションです。
お近くにお寄りの際はぜひ、参拝にお立ち寄り下さい。



2013/01/20

レイロフ君の芸人デビュー

タロスお遍路の旅で、寒々しい北の氷雪地帯ばかり旅していたら、いつのまにか演歌を口ずさんでいる自分に気が付きました。スカイリムって北国のせいか、妙に演歌の世界が似合う気がします。ノルドもなんだか演歌体質な人が多い気がするし。
あああ~あ~ アトモーラ海峡 冬景色ィ~♪
ノーザンコースト
そういえば前々から、野外でキャンプする夜などに、ちょっとした「音楽」が欲しいなって、思ってたんですよね。
キャンプで焚火を囲んでも、みんな黙々とご飯を食べるだけなので、せっかく複数の仲間と旅しているのに全然盛りあがらなくてつまんないのです。
野良の吟遊詩人のタルスガルさんが通りかかれば歌でもリクエストできるんですが、そんな都合の良いことはめったにないので、フォロワー達に一芸を披露してもらう機能をつけてみることにしました。
これで道中、仲間に演歌を歌ってもらえば……万事解決です。
音楽のセンスは全く無さそうですが、テストはレイロフ君にお願いしてみました。
やらないか?
楽器演奏&歌唱のパフォーマンスの仕組みは、吟遊詩人の基幹システムの「BardSongs」「BardSongsInstrumental」「BardAudienceQuest」を参考にしました。
もしかしたら、わざわざ自作しなくてもフォロワーに歌ってもらうModはあるのかもしれませんが……まずは自分でやってみないと、気がすまない性格なので。

そういえば「BardSongs」のクエストの中身を見ていたら、ゲーム中では使われていない、吟遊詩人の歌(?)を見つけました。
このドラゴン語の歌詞って……スカイリムのメインテーマ曲(Sons of Skyrim)ですよね?


ちなみに上記の歌詞(セリフ?)は「MaleUniqueSongOfTheDragonborn1」「MaleUniqueSongOfTheDragonborn2」という、他では見たことのないユニークボイスの指定がされています。
英語版の「Skyrim - Voices.bsa」には音声データは入っていないのですが、なぜか日本語版には吹き替えの音声が入っておりました。
もしかして、オープニングのあの曲を歌ってくれちゃったりしてるのかなあ……と、ワクワクしながら、データを解凍して聞いてみたんですが……
感想は……うん、声優さん、頑張ったなあ……としか言えません(笑)
たぶん、声優さんも「なんだこりゃ??」と謎に思いながら収録されたんでしょうねえ。
まずは故郷のリバーウッドで、試しに歌わせてみました。
リバーウッド1
のどかな村に突然流れる某演歌のイントロが、なんとも言えません。
あまりにも場違いな音楽に、かえって好奇心をそそられたのか、レイロフ君の元・同僚のファエンダル氏と、近くでヒマそうにしていたエンブリー君が早速見学しにやってきました。
地元でこんなことさせるなんて、これはちょっとした羞恥プレイかもしれないなあ……
どんどん村人が集まってきます。
リバーウッド2
歌い始めて、しばらくすると、観客の人数が増えてきました。
どうやら村のあちこちに人が散らばっていたせいで、駆けつけてくるのが遅れたようです。
ちなみにデフォルトの吟遊詩人の観客クエ「BardAudienceQuest」では、観客のエイリアスは5人分用意されているのですが、今回は9人まで拡張してみました。
しかしクエストのシーンで同時に動かす人数が多くなると、AIパッケージの動きに遅延が発生して、それだけでバグりやすくなりますね。
一人ずつTimerの時間をきめ細かく挟んで調整してやらないと、処理が追いつかないみたいなので、設定が面倒です。
それにしてもイイ顔して歌ってます。完全に自分の世界に入ってるみたいです。
いい顔
歌詞付きで歌を歌わせるためには、セリフの最大文字数の制限があるので、適当な箇所で曲を区切ってやらないといけません。
汎用性を考えると、歌詞表示は無くして、一曲まるごと歌わせた方がいいですね。
そうすれば各ボイスタイプごとに、違う歌を設定してても気になりませんし、歌って欲しい曲をその都度用意してフォルダにぶち込めば、簡単に変更できるので。

なんだか路上ライブが思ったより盛り上がってるので、誰かおひねりでも投げてくれないかなと思って、レイロフ君の側に手桶を置いてみました。
お代はここへ
こうやって各地の村や街を回って、パフォーマンスで小銭を稼ぎながら旅をする芸人プレイも楽しそうですねえ。
集まってきた人数に応じてお金が貰えるように改造するのは簡単なんですが、自動的に稼いだお金が懐に入るのではなく、できれば観客が実際にチップを入れてくれるところがみたいものです。
こういうプレイって、手桶をひっくり返して、今日はどのくらい稼げたかなぁと、小銭をみみっちく数えたりするのが楽しいんですよねえ。
あらかじめ集金用の手桶のObjectReferenceをどこかのセルに置いておいて、パフォーマンスが始まったら足元に召喚して……その手桶をターゲットにして、おひねりモーションAIパッケージをシーンに組み込めばいけるかなあ………
今度はホワイトランでパフォーマンスしてみます。
ホワイトラン
さすが都会だけあって、ホワイトランの方が集客力がいいです。
演奏を始めると、エサをくれる人に群がる公園のハト達みたいに、客が集まってきます。
レイロフ君、すごい人気だなあ……ヘイムスカー氏が嫉妬してしまいそうです。
見てくれてる人が多いので、レイロフ君の熱唱にも力が入ります。
熱唱
ちなみにデフォルトの吟遊詩人の観客は、歌が始まるとジョッキを片手にノリノリに体を揺らすモーションを取るわけなんですが、そのモーションを、どこで、どうやって設定しているのかがわからなくて……仕方ないので、拍手をしたり、顎に手を当てて見つめたり、面白がったり、踊りだしたりするモーションを代わりに設定してみました。
まあ、ヘタに全員でジョッキ片手に「プハーッ」とやられるよりは、手拍子を打ったり、じーっと見てるだけの方が自然といえば自然なんですが、あのノリノリモーションはどこで設定されているのか……知りたいです。
衛兵さんと、ニコリともしないイソルダさん。
踊る衛兵
AIパッケージの動作にも表情の設定があるといいんですけど……せっかく拍手喝采させても、あんまり楽しそうじゃないのが気になります。
あと、誰のことを見るか、という設定項目が無いのも困りものです。
まあ、観客のNPCはパフォーマンスが始まると芸人を目指して移動してくるので、そのままの状態なら、自然に歌い手の方向を見てるんですが、プレイヤーが近づくと、途端にプレイヤーの方ばかり見るようになっちゃうんですよね。
強制的に芸人の方を向かせるには、パフォーマンス中に野次を飛ばしたりするような動作を入れるしかないのかなあ。
キナレス聖堂でも、出張ライブしてみました。
キナレス聖堂
レイロフ君の熱い歌声に、治療中の負傷した兵士も立ち上がってしまいました。
さっきまで「ひどく痛むんだ…」とか苦しそうに呻いていたのに、レイロフ君の歌の素晴らしさに痛みを忘れて飛び起きてしまったようです。
反対側で寝ていた病弱な農民の娘さんも急に具合が良くなったのか踊り始めました。
立った!立った!クララが立ったぁ~! クララが立った
ちなみにこの病弱な農民のお嬢さんは、演奏が終わると、元の寝ていたベッドにうまく戻れなくなってしまったようで、じたばたしていました。(ごめんなさい)
デフォルトの観客のクエストも同じですが、このパフォーマンスの観客となるクエストは優先度が「90」もある強制力の高いクエストですから……重症の怪我人だろうが不治の病の患者だろうが、観客の一人に選ばれると、強制的に立ち上がってしまうんですね。
まあ、吟遊詩人の演奏は、基本的には宿屋以外の場所では行われないようになってるので、こういった問題は普通は起こらないんでしょうが。
どこでも歌えるようにするのは、かなりバギーかもしれません。
ドラゴンズリーチに来ました。首長の前でも一曲、披露したいと思います。
ここでやるの?
吟遊詩人大学のクエストも、盗賊ギルドが各都市を制覇していくみたいに、宿屋や路上ライブで知名度をあげて、そのうち街の有力者からお呼びがかかって、お気に入りの芸人として認めてもらう……みたいな展開があると良かったんですけどねえ。
もっとも、デフォルトだとそもそも楽器を演奏できないのだからどうしようもありませんが。
観客は衛兵さん率が高いです。よっぽどヒマなんでしょうか。
首長はノリが悪い
何回か試してみたんですが、バルグルーフ首長やイリレスさんは、どういうわけか観客には選ばれないようです。
ファレンガー氏は毎回ノリノリで見学しに来るのに……何が違うんだろう。
首長が特別なのは…まあ、わかるとしても、中には観客になっても全然支障はなさそうな人なのに、どういうわけか観客のエイリアスには絶対に選ばれない人がいるんですよね。
たとえばホワイトランのマ-ケットで、ベレソアさんのお店の前にいるジョン・バトル・ボーン氏とか……彼の側で何回演っても一度も観客にはなることはありませんでした。
観客のエイリアスのマッチング条件は、宿屋関係者以外なら誰でも選ばれるようになってる筈なんですが……この辺の仕組みがちょっと謎です。

そんなわけで、観客にならないNPCには何か共通点はあるのか気になったので、いろんなところに巡業しに行ってみることにしました。
まずはドール城の帝国軍本部にて。突撃・ゲリラライブです。
オレの歌をきけ
どうやらテュリウス将軍やリッケさんも、観客になったりしないようです。
…ってか、ここの衛兵さん達もノリがいいなー。よっぽど娯楽に飢えているのかしら。
テュリウス将軍は大事なミーティングを邪魔されて、最初はムっとしている感じでしたが、よく見てみたら、ちゃっかり演歌に聞き入ってるようでした。
テュリウス将軍
ブルーパレスでも一曲ぶちかましてきました。
ソリチュードデビュー
従士や私兵たちはノリノリなのに、お行儀よく玉座に座ったエリシフ首長は、ぴくりともしません。やっぱり首長NPCは特別なのかなあ。
まあ、いきなりやってきたうさんくさい芸人にドン引きしてるだけかもしれませんが。
しかしソリチュードでも大ウケするとは…スカイリムの芸能界は制したようなものですね。
サルモールのセレブパーティにも、ぜひ芸人として呼ばれたいものです。
ハイフロスガーにも巡業にいってきました。
ハイフロスガー
最初、グレイビアードの師匠達がどこにいるのかわからなかったので、レイロフ君を残して探しに行ったのですが、戻ってきたらすでに四人とも集まっていて、びっくりしました。
なんか老人ホームの慰問ツアーみたい(失礼)な感じが拭えませんが……かなり楽しんでもらえてるみたいで、良かったです。
もしかしたら、アーンゲール師あたりは観客にはならないのかな、と思ったのですが、全然問題なくお楽しみのようでした。

上記のお蔵入りしたドラゴン語のテーマ曲……メインクエストをクリアしたごほうびに、ぜひ師匠達に歌ってもらいたかったなあ。
「ドヴァキンッドヴァキンッ」とハモるたびに、地鳴りがしそうですが。


2013/01/12

タロス巡礼の旅(6)~ウェイノン・ストーンズ 虫入り瓶の謎~

スカイリム全国のタロス様に会いに行こう!の旅……第六回目です。
これまでこの旅は、比較的温暖なファルクリース、ホワイトランの領内を旅してまいりましたが、これから先の数回は、寒々しい雪景色の北の地方を巡ることになります。
それにしてもノルドって、零下何℃になったら半袖をやめるのでしょうか。
見てるこっちが風邪引きそうです。
レイロフ君には前回、フェルグロウ砦で拾った「スケールの兜」をあげました。
レイロフ君
ストームクローク兵がたまにかぶってるこの兜、角がかたつむりみたいで可愛いです。
さて今回の目的地は、ペイル地方の中央部に位置する「ウェイノン・ストーンズ」と呼ばれるランドマークです。
前回のフェルグロウ砦から北に向かい、峠を越えると、すでに辺りはドーンスターの首長が治めるペイルの地です。
下画像に記した道程だと、無駄にラルドサールの方まで行っちゃってますが、これはフォロワーが着いてこられそうな降り口を探してウロウロしてたら、道に迷ってしまっただけです。
シアーポイントからタンブル・アーク峠を抜ける峠道を最短で抜ければ、すぐに山を降りられた筈なのですが、なかなか道をみつけられなくて、だいぶ時間を取られてしまいました。
今回の順路
そもそもフェルグロウ砦を出たのは夕方の5時くらいだったので、シアーポイントの近くまで来た時には、辺りはすでに薄暗くなりかけていました。
本格的に暗くなる前にキャンプの準備がしたかったので、できればシアーポイントのドラゴンは相手をせずに、そーっと通り抜けたかったのですが……MAPにマーカーを表示させるために、ある程度近づく必要がありまして……結局、気づかれてしまいました。
ドラゴンがこっちを見ていないうちに、通り抜けようと思ったのですが……
シアーポイント
結局相手をするハメに。戦ってるうちに、どんどん暗くなってきました……
ドラゴン戦
ようやくドラゴンを始末できた頃には……辺りは完全に真っ暗になっていました。
やれやれ、今夜はシャウトの壁のところでキャンプするか……と思って、何気なくドラゴン語の彫られた石の祭壇に近づいたところ、待ってましたとばかりにガバッと何かが開いて、今度は中からドラゴンプリーストが出てきました。
そういえば、クロシスさんて、ここに居たんでしたっけ。すっかり忘れてました。
クロシス
Modを入れているせいで、辺りはたいまつを点さないと、1メートル先も見えないような深い闇です。(魔法つかいまくりのクロシスさんの周りは明るいですが)
そのせいか、レイロフ君は、二刀流の斧より、たいまつを優先して持って戦っています。
そういえば、NPCがたいまつを点けるのって、周囲の暗さを判定しているのか、それとも夜の時間設定が関係しているのかはわからないのですが……とにかくシステムが自動で行ってる機能ですよね。
この、「今はたいまつを点けるべき!」という神からのお告げは意外と強力みたいで……たいまつを持たせていると、ヒーラーのヘイムスカー氏に不具合が生じるのを、最近になって発見しました。
どうやらヒーリングシーンの最中でも「たいまつを点けろ」というお告げの声が聞こえるらしく、両手を使うデュアルキャストの魔法を使おうとしているのに、たいまつを意地でも持とうとして片手が言うことを聞かなくなるものだから、動作がおかしくなるみたいです。
魔法を使う間だけ、たいまつ下ろしてくれればいいのに……と思うんですが、そんな融通のきくようなシステム様じゃないっぽいです。
まあ、たいまつさえ持たせなきゃ問題は無いのでいいのですが。
それにしても近接武器だけじゃなく、たいまつも障害になるとは……あのヒーラーの作り方は、根本的に何か間違っているのかもしれないなあ……。


まあ、そんなこんなで、クロシスさんもとりあえずなんとか倒しまして。
よし、これで晩御飯の支度ができるぞ……と思ったら、今度はレイロフ君が雄叫びを上げながら闇の中に突っ込んでいきました。
なになに、まだ敵がいるの?……と思ったら、レイロフ君が殴りかかっている相手は仲間のヘイムスカー氏です。
一瞬、何が起こったのか理解できませんでしたが……どうやらクロシス戦の時、ヘイムスカー氏の魔法がレイロフ君に当たっちゃってたみたいですね。
ケンカ
初めての誤爆なのに……そんなに怒らなくってもいいじゃんねえ。
チュートリアルの洞窟では、プレイヤーに殴られるたびに変な声をあげて喜んでたくせに……仲間の誤射の1つも許せなくなるなんて、ストレスでも溜まってんのかしら。
ええと、喧嘩をやめさせるには、どうしたらいいんだっけ……と、おばちゃんがまごまごしていたら、今度は後方の暗闇から火の玉が飛んできてヘイムスカー氏に直撃しました。
あれっ、やっぱり他の敵がいるのかな?と思って、火の玉が飛んできた方角を慌てて振り返ったら……そこには得意げな顔をして杖を握り締めている熊がいました。
ああ、クロシスの杖を拾ったのね……ほんと、目ざとい……
杖スキ
なんか、脳筋なキャラにかぎって、魔法の杖を妙に使いたがりますよね。
しかも、この顔……「わしが拾ったんだから、わしのもんじゃ」って思ってますね、絶対。
そんなに気に入ったんなら、ぜひ持たせてあげたいところですが……しかし、このオモチャは「エクスプロージョンの杖」です。複数のフォロワーを連れている時は危険すぎます。
現にヘイムスカー氏だけでなく、爆発に巻き込まれたレイロフ君までもが、ガルマル氏と敵対して、喧嘩はますます収拾がつかなくなってしまいました。
結局、寝たのは明け方です。ご飯も食べられませんでした。
起きろ
さて次の日……寝不足の体を引きずって、シアーポイントから下山する道を探すこと数時間……ようやくフォロワーがちゃんと着いてこられるルートを見つけることができました。
後はタンブル・アーク峠の巨人のキャンプのマークを目標に降りてゆくだけです。
複数のフォロワーを連れていると、隊列が長くなるせいか仲間が迷子になりやすいので、気をつかいますね。
出発
途中で見つけた、名もなき行き倒れ?の骸骨。
死んでも離さない
この骸骨……ジュリアノスの祠を抱きかかえるようにして永眠していました。
ジュリアノスの祠といえば……前回のフェルグロウ砦の校長、もとい召喚者の部屋とおぼしき場所にも置いてありました。
(ウィンターホールド大学のクエストが始まらないと入れない区画にありますが)
知恵と論理を司るジュリアノス神の祠は、他にもアモル砦やハームグシュタールなど、「魔術師」に関わりの深い場所に配置されているアイテムです。
この骸骨氏ももしかしたら、真理を探究する魔術師さんだったのかもしれません。

雪深い平原を抜けて、ようやくタロス像のあるウェイノン・ストーンズに辿りつきました。
ウェイノン・ストーンズ
ウェイノン・ストーンズ……スカイリムの前作、オブリビオンをプレイしたことのある方なら、誰もが「ウェイノン」という名称には引っかかったのではないかと思います。
ちなみに今作スカイリムでも、「ウェイノン修道院」の名は、出てきますね。
ヘルゲン砦から脱出する途中にある拷問部屋の、ナップサックの前に置かれている「ドラゴンボーンの書」……その著者が「タロスの教団 ウェイノン修道院 エメレネ・マドリン院長」と記載されています。

前作オブリビオンでは、ブレイズの隊員の天下り先(?)としてメインクエストの重要なロケーションとなっていた、タロス教団の聖堂、「ウェイノン修道院」。
その「ウェイノン」の名を持つ、こちらのランドマークポイントにも、タロス像が設置されているなんて……これはなんらかの繋がりがあると思って間違いないでしょう。
ちなみに、そもそも「ウェイノン」という単語自体に何か由来があるのかしら、と思って調べたところ、Nexusのユーザーフォーラムで、「Who is Weynon?(ウェイノンって誰?)」という興味深いスレッドを見つけました。

そのスレッド内のコメントで特に興味を引かれたのは、Lachdoninさんという方の書き込みで、「ウェイノンというのは、第一紀の賢人だった」……というくだりです。
おばちゃんはTESの歴史や背景に全然詳しくないので、その考察を裏付ける設定や参考文献が実際にあるのかどうか…についてはわからないのですが、ウェイノンという名称にその方の仰っているようなバックボーンがあるのだとすると、スカイリムの「ウェイノン・ストーンズ」には、やはりなんらかの謎や意図が込められているのではないかと思いました。

Weynon was a first era philosopher and scholar who traveled the world for the Allesian Empire, categorising places of power which had been sacred, respected or feared by the former Elven masters of Tamriel, including the Skyforge, the Adamantium Tower etc. When the Allessian Empire collapsed, and later when the Allessian Order was outlawed and destroyed, Weynon's decendants and acolytes became guardians of knowlege, and may have had something to do with the founding of the Moth Preists towards the end of the first Era. Eventually the order its self died out due to a combined lack of practical need, and the fact that between the Moth Priests, Blades and Mages Guild others were doing the same job, but the name 'Weynon' persisted to be attached to some of their holdings (such as the Priory, which came under the ownership of the Blades early in the 3rd Era) and sites which Weynon himself, or members of the later order, studied.
ウェイノンは、第一紀の賢人であり学者でもあった人で、アレッシア帝国の各地にある力の源……スカイフォージやアダマンチンの塔といった、タムリエルの前時代のエルフの主導者達から崇められ畏れられていた場所……を旅して回っていた。
アレッシア帝国が傾き、秩序が乱れて崩壊した後、ウェイノンの子孫や侍者達は知識の守り手となり、おそらく第一紀の終わりには聖蚕の僧侶達の礎となったのだろう。
最終的にはウェイノンの知識は、聖蚕の僧侶達が求める真実や、ブレイズや魔術師ギルドなどが抱えている問題について、実際的に役に立つことはなく、滅びる運命となってしまった。
しかし「ウェイノン」という名称は、彼らの手持ちの何か(例えば第三紀の初頭にブレイズの所有となった例の「修道院」のような…)や、ウェイノンやその継承者達が学んだ場所などに残った。

タロス像の向かいにある祭壇。何も置かれていないのがかえって意味深です。
タロス像の前に置かれた、折れた鋼鉄の両手斧。
タロス像の前のお供え物に武器が置かれているのは毎度のことですが、ぽっきり折れた状態で置いてあるのはここだけです。
この壊れた武器は、何かを暗示しているのでしょうか。
ウェイノン・ストーンズを真上から見たところ。

タロス像を取り囲む大立石のような三つの石柱と、1つだけ外れた場所に立っている石柱の配置も妙に気になります。
何かの儀式を行うための、あやしげな魔方陣のようにも見えるのですが……そういえば、上記で紹介したスレッドでも取り上げられていましたが、ここ「ウェイノン・ストーンズ」は、虫の入った5つの瓶のフタに隠された暗号が指し示す場所ではないか、という説が、一時期ユーザーの間で話題になった場所でもありました。
コルクの蓋の裏側に書かれた謎の文字

なんでも、この謎めいた文字をルーン文字として意味を解釈すると、ホワイトラン・ドーンスター・モーサル・ウィンターホールド・ウィンドヘルムの五つの都市を連想させるとか。
その五都市と、シアーポイント・スカイボーンの祭壇・アンソール山・塔の石碑・ムジンチャレフトをそれぞれ結ぶ五芒星の中心に「ウェイノン・ストーンズ」があるので、何か秘密が隠されているのではないか……ということなのですが、おばちゃんにはその解釈はかなり無理があるような気がしてしょうがないんですよねえ。
そもそも、問題の五芒星の中心から「ウェイノン・ストーンズ」はかなりズレてるような気がするし。(中心に一番近いのはダスクグロウ・クレバスなんじゃないかと思います)
あと、この謎の文字が果たしてルーン文字なのか、ということも甚だ疑問です。
どう見てもルーン文字にこんな形の文字は無い、というのが結構あって……まあ、無理矢理引っくり返ったMerkstaveの形として解釈しているのかもしれませんが、それでも本当にそんな都合の良い解釈でいいのか、と思うことしきりです。

まあ、この手のベセスダの開発陣が用意したお遊びは、ファンがああでもないこうでもないとあれこれネタにするのが楽しいのであって、正解は二の次なんでしょうね。
この虫入り瓶のフタの謎解きに関して、おばちゃんが面白いなあと思った説は、この文字をアルファベットとして解釈して、各文字をアルファベット順の数字に変換すると、合計した数字から、次の虫の入った瓶のある場所に誘導される……という解釈です。

例えば上画像のホタルの入った瓶のフタに書いてある文字は、「ZWKT」と書いてあるように見えるわけなんですが、この各文字をアルファベット順の数字に変換すると、「Z(26)」「W(23)」「K(11)」「T(20)」なので、合計して「80」になります。
この「80」を「8」と「0」に分解して足すと「8」……「H」に該当します。
また「8」を半分にした場合は「4」……「D」に該当します。
…んで、このホタルの入った瓶に書いてある文字は、次のトンボの入った瓶が置いてある場所を示しているらしいのですが、それはどういう解釈なのかというと、二つの「8(H)」と「4(D)」が入っている地名として「Dushnikh Yal(ダシュニク・ヤル)」が候補に上がるというのがまず第一ヒント。
またアルファベットを繰り返して並べて「80」番目に相当する文字は「B」に該当するので、暗号はダシュニク・ヤルの「Burguk's Longhouse(バルグックの長屋)」を示している……ということになるそうです。
よくもまあ、こんな屁理屈(失礼)を考えたものだな、と感心してしまいますね(笑)
この手の謎解きが大好きなパズラーはぜひ、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

参考までに……各・虫入り瓶の暗号の文字は、下記のような感じです。
【入手場所】ゴールデングロウ農園
【入手場所】錬金術師の小屋
【入手場所】ダシュニク・ヤル
【入手場所】フロストフロウ灯台
【入手場所】ダスクグロウ・クレバス


虫入り瓶の暗号が何を意味しているのかはさておき……「ウェイノン・ストーンズ」には、他にもいろいろ怪しいネタが尽きないので、やっぱり何か隠された意図がありそうです。
もっともCKで調べてみても、今のところあやしい点は見つからないのですが……もしかしたら「番人の小屋」みたいに、DLCで何かイベントがからむのかもしれないですね。


ちなみに今回、ウェイノン修道院やタロスのことなどについて、いろいろ調べていたのですが、ベセスダの開発者様の一人であるMichael Kirkbrideさんという方が書かれた、こちらのサイトに掲載されている文章がとても興味深かったです。
特に「What appears to be an Altmeri commentary on Talos(アルトマーのタロスの論評は何を表しているか)」という一節については、サルモールが帝国領内で積極的に推し進めようとしているタロス崇拝禁止について、改めて深く考えさせられました。
(引用ついでに訳してみましたが、おばちゃんは英語に自信がないので、翻訳はかなーりあやしいです)

What appears to be an Altmeri commentary on Talos:
アルトマーのタロスの論評は何を表しているか
To kill Man is to reach Heaven, from where we came before the Doom Drum's iniquity. When we accomplish this, we can escape the mockery and long shame of the Material Prison.
人類を抹殺することは、ロルカーン(the Doom Drom)の悪行の前に来た場所から天に到達すること?…である。これを成し遂げる時、我々はまがいものの世界と、物質界の牢獄に繋がれた長きにわたる恥辱から逃れることができる。
To achieve this goal, we must:
ゴールに辿りつくために、我々がすべきこと
1) Erase the Upstart Talos from the mythic. His presence fortifies the Wheel of the Convention, and binds our souls to this plane.
1) 神話から成り上がり者のタロスを消し去る。かの存在は運命の車輪の因習を強化し、我々の魂を地上に縛り付けてしまう。
2) Remove Man not just from the world, but from the Pattern of Possibility, so that the very idea of them can be forgotten and thereby never again repeated.
2) 酷い考え(タロス信仰のこと?)を忘れさせ、二度と繰り返させないために、人類を、今のこの世界からだけでなく、いつか実現するかもしれない可能性のある形態(?)からも取り除く。
3) With Talos and the Sons of Talos removed, the Dragon will become ours to unbind. The world of mortals will be over. The Dragon will uncoil his hold on the stagnancy of linear time and move as Free Serpent again, moving through the Aether without measure or burden, spilling time along the innumerable roads we once travelled. And with that we will regain the mantle of the imperishable spirit.
3) タロスとその子孫らを排除すれば、ドラゴンは我々を釈放して自由にする。そして定命の者たちの世界は終わる。 ドラゴンが握っている直線状の時間の停滞が解かれれば、時は再び自由になった蛇のように動き出し、体積や重さのないエーテルの間を移動し、我々がかつて旅した無数の道の間に時間を撒き散らすだろう。そうなれば、我々は不滅の魂の権威を回復する。

サルモールって、単に帝国からスカイリムを離反させるために、工作の一環として、ノルドに人気のタロス崇拝をあえて禁じているのかと思ってたんですが、彼らにはタロスとその信仰を撲滅しなくてはいけない事情というものがちゃんとあったんですねえ。
ノルドが死後にソブンガルデに行くことを夢見るように、彼らも彼らなりの理想の世界を夢見ていて、その天国に到達するためにはタロスが邪魔……ということみたいです。
それにしても気になるのは、ドラゴンが握っている“時”がうんぬん、というところ。
今までタロス像を眺めていて、タロス様が足の下に踏みつけている蛇はいったい何なんだろう?と思っていたのですが、上記の文章を読むと、蛇はドラゴンが握っているという“時”の姿を表しているような気がしますね。
タロス様が足で抑えつけ、剣を向けている“蛇”
ちなみに上記でご紹介したMichael Kirkbride氏ですが、ヘイムスカー氏の演説の中の、
“北の大地に生れしストームクラウンのタロスの力を見るが良い、我が息が長き冬となる”
“私は今王位について呼吸し、私のものとなったこの土地を新たに作る。私はこれをレッド・レギオン、あなたのために行う、あなたを愛しているから”
……という意味不明(笑)な部分は、Kirkbride氏の書かれた「From The Many-Headed Talos」という文章から来ていたものだったんですね。
今までヘイムスカー氏の演説なんて、真面目に聞いちゃいなかったのですが、確かに彼自身が言う通り、「私こそが彼(開発者)の神聖な言葉を広めるために、九つ目の神から任命された者である!」というのは、間違いなかったんだなと思いました(笑)


そんなわけで、今回のタロスお遍路はウェイノン・ストーンズからお送りしました。
タロス六番札所
【アクセス】ドーンスターより、徒歩約三時間。
コンソールご利用の場合は、「coc WeynonStonesExterior01」→「player.moveto 97D1C」

ドーンスターよりお越しの場合は、街の西口を出て街道を南に道なりにお進みください。
街道は途中、ダンスタッド砦の敷地内に入っていきますが、砦を過ぎると道は東に向かうようになります。その道と、ホワイトラン方面からの街道がぶつかるT字路の少し手前に、ウェイノン・ストーンズはあります。
街道沿いにはあいにく参拝所の入口を示す目印のようなものはないのですが、ウェイノン・ストーンズ自体は街道の近くにあるので、右手に注意していれば、あやしい立石が連なっているのが必ず目につく筈です。
なお、こちらの参拝所では一定範囲内に近づくと氷の生霊が2体沸きますので、参拝客の皆様にもれなく氷の生霊の歯をプレゼント致しております。
新鮮なお野菜をシャキシャキに保つために、お近くにお越しの際はぜひ、こちらの参拝所にもお立ち寄りください。