2013/07/06

タロス巡礼の旅(10)~失われた闘技場・首長のウィンドヘルムガイド~

また長いこと間が空いてしまいました(すみません)。スカイリム各地のタロス像を巡るお遍路の旅の続きの10回目です。
今回の目的地はウィンドヘルム……我が愛しの首長ウルフリック・ストームクロークが治めるタロス信仰の中心地、スカイリムで唯一タロス崇拝が公認されているパラダイスであります。
ちなみにこの街のタロス様は素材的にも世界にたった一つしかないユニークなオブジェクトなので、最初はここを起点の一番札所にしようかと思っておりました。
(※他のタロス像はStaticのCLUTTERに分類される物なんですが、ここのタロス像だけはウィンドヘルム専用の建築素材なのです。見かけはまったく同じにしか見えないんですが、3Dデータも違うんですよね)
夜のタロス聖堂……窓から差し込む月光がこの上もなく美しく神秘的です。
夜のタロス聖堂
さて、今回の旅路は下画像のような道程です。前回のイスグラモル墓付近のタロス像からウィンターホールドの町に出て、そのまま南下するコースでウィンドヘルム入りしました。
ウィンターホールドからウィンドヘルムに向かう順路は、街道の道標に従うとスティルボーン洞窟の付近で西に折れてカスタブ砦方面に向かう道を辿るのが正規の街道コースかと思われるのですが、こちらの道はどうも必要以上にぐるっと遠回りさせられる感じがしますので、最短の南進するルートを取りました。
今回の順路
ちなみにこちらのルートからウィンドヘルム入りしますと、街の中へは南東部にある港の方から上がり込むことになります。
首長のご帰還だというのに、なんだかコソコソと勝手口から入っていくみたいなので、いったん河を渡って正面の城門の方から入り直そうかとも思ったのですが、よくよく考えてみると、ウィンドヘルムの街にとってはこの港こそが正面の玄関口なんじゃないかとも思えてきました。
ウルフリック万歳同盟
ウィンドヘルムって、陸路の面から見ると山陰の不便なところにあるなあという感じなんですが、スカイリムの水運……特に内陸部の河川に注目してみると、意外とおいしいポジションに位置しているのではないかと思います。
ゲーム中では川沿いに製材工場が建ってるくらいで、実際に河川を使った水運の描写というものは見られませんけども、鉄道や車が無い時代であれば水路の運搬力というものは非常に有用な筈ですから、川の流れはそのまま物流のラインに重なる部分が多くある筈です。
そんなわけでウィンドヘルムの港は、海から船が入ってくるだけでなく、内陸部からも河川を通して物資が集まってくる場所だと思うんですよね。そう考えるとスカイリム内陸部の主要な河川の終結地点にあるウインドヘルムはスカイリム東部経済の中心と言っても過言ではないかと思います。
(いや決して……ウルフリック首長を贔屓するあまりの欲目で申しているのではありませんよw)
リフト、ペイル、ウィンターホールドの各地方も、ウィンドヘルムの経済圏にあって何かしらの恩恵を得ているからこそ、ウィンドヘルムに同調して反帝国側の陣営に与しているんじゃないでしょうかね。
今思うとサルモール大使館のパーティに東帝都社の関係者やリフテンの事業家メイビン・ブラック・ブライアが招待されていたのも、ただ単に親帝国派という理由だけではなかったのだろうなあと思います。
各地のタロスの祠に巡回兵を手配していたり、エレンウェン女史ってほんとスカイリムのことをよくご存知ですよね。ウルフリック氏を尋問していた頃にいろいろ聞き出していたんでしょうか。


さて今回の道中は特にハプニング等もなく、あっさり目的地に着いてしまいましたので、さっそくウィンドヘルムの街のご紹介に移りたいと思います。
せっかくなので今回はウルフリック首長ご自身に地元の城下町を案内していただきましょうかね。
なにぶんノルド至上主義のドリーマー(笑)な御仁ですので、何かと妄想と願望が入り混じった解説になるかとは思いますが、首長自らがご案内する「紳士のウィンドヘルムガイド」をどうぞお楽しみください。
雪中の宝石(by「スカイリムのノルド」)と謳われたウィンドヘルムの街
雪中の宝石と謳われたウィンドヘルムの街
ウルフリック
我がウィンドヘルムはスカイリム最古の都として、今度世界文化遺産登録を申請しようかと思ってるくらい歴史的価値のある、スカイリム建国期のノルドの血と涙と筋肉の結晶だ。
スカイリム最古の街というと例の涙の夜事件の「サールザル」を思い出す方も多いと思うが、あの事件の後、イスグラモルは500人の同胞団と共に再びスカイリムに舞い戻りエルフどもを返り討ちにして、このウィンドヘルムの都を建設した。
つまり我らノルドの先人達が土着のエルフとの共存ルートを捨てて、完全征服することでこのスカイリムに根を下ろした記念すべき最初の栄光の街がこのウィンドヘルム…というわけだ。
この街の高い城壁は、その時に捕虜として捉えたエルフ達を奴隷としてこき使って建設されたものだと言われている。サールザルの悲劇を二度と繰り返さないために、エルフの侵入を拒む城壁を奴ら自身の手で作らせた…というのだから、イスグラモルもかなり人が悪いな。
イスグラモルはホワイトランの同胞団のイベントがらみで出てくる人物だから、ウィンドヘルムのイメージはあまり無いと思うが、実際は同胞団よりこの街との関係性が深いキャラだ。
今後はゆるキャラの「イスグラもん」として、ウィンドヘルムの地域振興に一役かってもらおうかとも思っている。
レイロフ
なんだそりゃ……コドラクの大将が聞いたら卒倒しそうだな。それにしてもイスグラモルはジョルバスクルの創始者じゃなかったっけ?ホワイトランの街を作ったのもイスグラモルなのか?
ウルフリック
ホワイトランの創始者はイスグラモルの同胞団の仲間、ジョルバスクルの船長だった「川のジーク」だ。イスグラモルがウィンドヘルムに都を構えた後、同胞団の仲間達は新天地を求めてホワイト川を遡り、そこでスカイフォージを発見した。
地元のエルフどもは恐れて近づかない謎の遺跡だったらしいが、ジョルバスクルの船員達は喜んでそこに街を作ることにしたという。
それにしてもサールザルの「マグナスの目」といい、どうも我らノルドのご先祖様はヤバそうな神代の遺物を目ざとく見つける特殊なAIを持っていたようだな。例えるならアレか、大人が隠してる都合の悪い物を、空気を読まずにホイホイ見つけてしまう子供みたいなものか。
ウィンドヘルムの街を上空から見たところ
ウィンドヘルム街内
ウルフリック
上の画像を見てもらえばわかると思うが、この街は北面と西面を山、東面と南面を河に挟まれた「天然の要塞」とも言うべき立地に建っている。ウィンドヘルムの都はイスグラモルが息子ユンゴルの墓が見える場所に宮殿を建てようと言ったのが基点になったそうだが、この防御力の高そうな地形もここに街が作られた要因の一つだろうな。
また、いざという時はアトモーラ本国からの援軍が船でやってくることも想定して港が作られたのだろう。もっともアトモーラとの繋がりはハラルド王の時代には無くなったそうだが。
ウィンドヘルムの港はDLCを導入すると、各地に移動できる船便が追加されるから、大いに活用して欲しいところだ。
ガルマル
こうして見ると我々の街は随分こじんまりとしているんだな。まあ天然の要塞なんて場所はそんなものだが……ホワイトランのように人口増加したら街の外郭をどんどん拡張する、ということが出来ないのは厳しいな。
それにしてもただでさえ狭い街なのに、ダークエルフの移民どもがのさばっているのは非常に鬱陶しい。何故奴らはあれだけ迫害してやってるのに、ウィンドヘルムから出ていかないんだろうか。
ウルフリック
もう戻れない、と分かっていても、少しでも故郷の近くにいたいんじゃないか……
そういえばこの間、ソルスセイム島に久しぶりに遊びに行ったんだが、ソルスセイムからウィンドヘルムに帰るのに船でたった一時間しかかからないのに驚いた(行きは四時間)。
ホワイトランなんか8時間もかかるのに……こんなんじゃ、アルゴニアンじゃなくても余裕で海を泳いで渡ってこれるだろ。ソルスセイム島から毎日通勤してる奴もいるんじゃないか。
ガルマル
ソルスセイム島ってそんなご近所さんだったのか……
こっちまでレッドマウンテンの灰が降ってきそうだな。
ウルフリック
アッシュヤムはもう食い飽きた、とかそんな理由でレドラン家の重装兵がウィンドヘルムに攻めてきたらどうしよう……(泣)
ウィンドヘルムの街のエントランス(石地区)
キャンドルハース・ホール
ウルフリック
さて、それでは街の中の名所をいくつか案内しようかと思う。まずはエントランスの石地区だ。
正面の城門から街に入ると、宿屋のキャンドルハース・ホールが目に付くと思うが、こちらの横手の壁(赤丸の部分)と、それから王の宮殿の入口付近の壁に、ノルドの伝説的な王として名高いハラルド王、オラフ王、ウルフハース王の銘がそれぞれ刻まれた石板がある。
名所と呼ぶには地味なオブジェクトだが、ウィンドヘルムでしか見られない記念碑なので、観光の際にはぜひ足を止めて見て欲しい。
王の宮殿の近くにある、ハラルド王(左)と隻眼のオラフ王(右)の記念碑
ウィンドヘルム街内
レイロフ
オラフ王ってホワイトランの首長じゃなかったか?それにドラゴンのヌーミネックスを倒したのは嘘だとか何とか……ソリチュードの吟遊詩人大学では毎年燃やされてる人気の無い王なのに、ウィンドヘルムでは英雄扱いなんだな。
ウルフリック
オラフ王はイスグラモルの系譜ではない一般人(?)として、初めて実力で上級王となった記念すべき人物だからな。たとえシャウトでドラゴンを屈服させたという話が眉唾であったとしても、50年もの間続いた継承戦争に終止符を打ち、ホールド間の争いを収めて民に平和をもたらした功績は大きいだろう。
だいたいシャウトを使ってタイマン勝負…なんてたぐいの話は、噂が広まる間に尾ひれがついて本人もビックリするような大ボラ話になりがちなものだ。勝手に脚色されただけかもしれないのに、数千年もの間、伝統行事のネタにされ続けるなんて酷すぎるとは思わないか。
レイロフ
なんか実感こもってるな……
ウルフリック
ちなみに石碑の三人の王たちを時代順に並べると、まずイスグラモルから十三代目の子孫だったハラルド王が最も古く、第一紀の143年から221年まで統治したと石碑には刻まれている。このハラルド王の名はゴールドール・アミュレット関連のイベントで目にする他、フォーレルフォストの「竜教団包囲網」のクエストでも出てくるな。このクエストによると、ハラルド王の時代にはすでに竜戦争はとうの昔に決着していて、竜教団の残党はかなり珍しい存在になっていたことがわかる。
次は隻眼のオラフ王。在位は第一紀の420年から452年。石碑にはヌーミネックスのことやスカイリムを統一したという偉業の他、未開のリーチを征服したとも書かれている。……やはり他人事とは思えない、何かと共感を覚える人物だな(笑)
最後はアトモーラのウルフハース王。在位は第一紀の480年から533年。この王についてはバルグルーフ首長がちらっと触れるくらいで、ゲーム中では何かのイベントにからんでくるようなことは無かったように思うが、「北方の竜イスミール」という彼の異名はよく耳にするかと思う。まあ、その名はタロスの異名でもあるし、ドラゴンボーンなら誰でもそう呼ばれるみたいだから、「イスミール=ウルフハース」というわけでは無いようだが。
レイロフ
イスミールの髭にかけて!……のイスミールか。
ウルフリック
ウルフハース王は歴代の王の中でも一番の超人……いや変人だな。
ちなみにこのウルフハース王が蘇って活躍したという、第一紀の700年頃のレッドマウンテンの戦いにおいて、我らノルドは手痛い敗北を喫し、ユルゲン・ウィンドコーラーが説いた「声の道」に従ってシャウトを戦争に用いることはなくなった…とされている。
「レッドマウンテンの戦い」は例のドゥーマー達が消滅したり、ダークエルフが誕生したきっかけになった戦争だが、我々もまたこの戦争を境に超人的な力を無くして今の平凡な脳筋ノルドに種族自体が変化したわけだ。
そう考えると、神の見えざる手のような……作為的な運命を感じるな。
高級住宅街にあるクラン・シャッター・シールド家
クラン・シャッター・シールド家
ウルフリック
さて、お次は我が街きっての高額納税者、クラン・シャッター・シールドのお宅を紹介しよう。
別にこちらは観光名所というわけではないが、この凝った建物の意匠をぜひ鑑賞して欲しい。まるで粉砂糖をかけたチョコレートケーキみたいに愛らしい素敵な家だとは思わないか。
ウィンドヘルムの街は基本的に石造りで、おまけに一年中天気も悪いので全体的にパっとしない色彩だが、かつてスカイリムの首都だっただけあって建物のデザインは小洒落てるし、都会然とした街並みをしている。狭い迷路のような路地なども、土地の有り余ってる田舎では見られない都市ならではの代物だから、散策してぜひ堪能して欲しい。
ちなみに普通にプレイしている状態では視点が低くて屋根のデザインなどがよく見えないので、tfcコマンドを使うことをおすすめする。
レイロフ
都会都会って(苦笑)……確かにド田舎のリバーウッドには、こんな変質者が悦びそうな陰気な路地は無いデスが。
それにしても灰色地区だけは妙にカラフルだよな。あの旗みたいな飾りはいったい何だろう?
灰色地区のあちこちに飾られているカラフル?な旗
灰色地区の旗
ウルフリック
さあ……私にもよくわからん。ダークエルフ達が自分たちの縄張りを主張するみたいにやたら飾りまくってるんだが、これはモロウィンドの文様か何かなんだろうか?
ここら一帯はかつては雪地区と呼ばれていた綺麗な名前の区画だったんだが、今はごらんの通りの無法地帯だ。ダークエルフどもは何でもかんでも私のせいにするが、私から言わせてもらえばここがこんなに荒んだ雰囲気なのは奴らがこの街に溶け込もうとしないからだ。
見ろ、この違法建築だらけの一画を……悪趣味な旗を飾るだけでなく、適当に板を見繕って好き放題に増築しやがって。歴史ある古都の景観がすっかり台無しだ。
灰色地区を上から眺めたところ。継ぎはぎだらけの粗末な屋根の描写が細かいです。
灰色地区の街並み
レイロフ
まあ、難民なんだから、あり合わせの材料で何とかするしかないんだろうさ。
しかしこの街は家を建てるスペースが無くて、住むところに困ってる人が多そうだな。
ウルフリック
確かに住宅難は我が街の最も憂慮すべき問題だな。ウィンドヘルムが好き、という人をあまり見かけないのは、一つにはプレイ初期に手に入る自宅が無いからだと思うんだが……ブリーズホームのような手頃な住宅を用意したくても、この街ではそれが難しくてな。
アレティノ家が無人なら賃貸にするんだが、あの少年はいつまで経ってもあの家から出ていかんからなあ……(※アンオフィシャルパッチを導入すると孤児院に戻るようです)
レイロフ
ヒジェリムといい……また事故物件を斡旋するのかよ。
ウルフリック
別に事故は起きてない。どちらも故人を偲んでパフォーマンス?をしていただけだ。
そういえば闇の一党クエの「失われた無垢」を完了すると、浮浪者の「過ぎ去りし名誉のアングレノア」がアレティノ家の鍵を入手するのが不思議だったんだが……奴はどうもアレティノ家を前々から狙っていたらしいな。
アレティノ家で鉢合わせしたことはまだ一度も無いのだが、CKで見てみたら奴とアレティノ家で会った時のセリフに『お前もこの家を狙っていたのか?』というのがあった。どうやら住宅難のウィンドヘルムでは、家がまだ空き家になる前から争奪戦が始まるみたいだな。
レイロフ
Hearthfireの孤児のソフィちゃんも親がいなくなって誰かに家を盗られてしまったんだろうか。
可哀想に……王の宮殿に部屋が余ってるんだから、福祉施設の一つくらい作ってやれよ。

ウルフリック
ところで、この灰色地区の北のあたりなんだが……さきほど街を上から見た時に、街の形がちょっと不自然だと思わなかったか?
西翼の高級住宅街の方に比べて、灰色地区のある街の東側の方は外壁の城壁がずいぶん南に下がっている。別に左右対称になってる必要はないと思うが、この部分をもう少し北に広げれば街の敷地に余裕が出るのに、スペースがもったいないと思うだろう?
CKでこの部分を見てみると、王の宮殿の脇がぽっかり開いたように何も無くなっている。まるで何かを丸ごと削除した跡みたいに地面すら何もない。何か奇妙な感じがしないか?
CKで「WindhelmWorld」を上から眺めたところ
ウルフリック
ちなみにこの謎の空間(水色の枠)の付近をよく見てみると、「WindhelmPitExterior」と名づけられたセルのCOCMarkerHeadingと、どこにもテレポート指定されていないドアの残骸と、「BenkumStaysMarkerREF」という名前が付けられたXMarkerHeadingがあった。
「BenkumStaysMarkerREF」というのは名前から察するに、「Benkum」という人物が待機するための場所を指定するマーカーだろう。
そこで該当する人物がいないかActorをさらってみると、「ベンカム」というノルド男性のAIパッケージが上記のマーカーに紐付けられていた。
そしてその男のUse Infoを見てみると……彼にはこんなセリフが用意されていた。
闘技場案内人のセリフ
レイロフ
ええと……つまり……どういうこと?(ぽかーん)
ウルフリック
つまり……このベンカムという男はおそらく、スカイリム最大の娯楽施設の入口に立っていた案内人だったのだ。
レイロフ
娯楽施設……風俗か?
ウルフリック
違う(怒)!ウィンドヘルム公営闘技場だ!
別ワールドに用意された未実装の闘技場の残骸
未実装のウィンドヘルム闘技場
ウルフリック
これは「WindhelmPitWorldspace」という独立ワールドに用意された「WindhelmPitEntrance」という闘技場のセルの様子だ。さきほどのベンカムという案内人用のマーカー近くのドアはおそらく、この闘技場のどこかに繋がっていたのだろう。
闘技場の隣にある建物はシルエットからいって、ウィンドヘルムの「王の宮殿」だ。これを見るとやはりあの水色の枠の奇妙な空いたスペースに闘技場が設置されていたのだと思う。
ちなみにベンカムという男に設定されていたAIパッケージの名称は「BenkumIsAlwaysTheBloodworks」という……「TheBloodworks」というのはウィンドヘルム兵舎のことを指しているから、闘技場の入口は王の宮殿内にあるウィンドヘルムの監獄と繋がっていたのではないだろうか。
闘技場入口付近の紋章
ウルフリック
闘技場内は見ての通り、ウィンドヘルムの熊のシンボルマークが至る所に露出している。
王宮の傍らに併設されている所から見ても、この闘技場は非公式な私営のものではなく、首長公認の公共施設だったのだろう。
闘技場の存在は尚武の気風あふれる脳筋ノルドの街としてはこの上もなく似合う格好の施設だったのに、未実装となってしまったのは実に残念だ。
試合が行われる場所。堀のようにステージを取り囲む石塁の上に観客が立ち並ぶ。 闘技場内部
ウルフリック
闘技場の中は案外狭いので、オブリビオンの帝都の闘技場のようなコロシアムを想像していると拍子抜けするかもしれない。
観客席には「ピットファン」と名づけられたモブキャラのノルドとダークエルフ、アルゴニアン、インペリアルが永遠に始まらない試合をけなげに待っている。城壁の中には入れてもらえないアルゴニアンも、闘技場ではノルドと一緒に仲良く観戦しているのが微笑ましいな。
ちなみに観客は他にもウィンドヘルムの住人がランダムで選ばれて観戦するような仕組みが用意されていたようだ。私も「TownWindhelmFaction」の一員だから観客に選ばれる可能性があったわけだな。まあ、首長をやってるとこの手の抽選に当たったためしはないが。
レイロフ
試合の相手はどんな奴らだったんだ?チャンピョンとか居たのか?
ウルフリック
闘技場の参加者ついては、オブリビオンのグレイプリンスみたいなカリスマチャンピョンは居なかったようだが、ブロンド、エドルフィン、リーズルといった常連の戦士がいたようだ。
この中ではブロンドが一番腕が良かったらしく、私(ウルフリック)はよく彼に軍に入れと誘いをかけていたらしい。ま、他の二人は顔からいってありえないから当然だが(笑)
闘技場の戦士たち
ウルフリック
人間以外にも対戦相手は下記の通り、かなりバラエティに富んだ顔ぶれが揃っていたようだ。巨人なんて闘技場のサイズからしたら迫力満点の試合になっただろうな。
ブロンドなどは闘技場のためにドラゴンを捕まえてきてはどうかとも言っていた。そんなことが可能だったらドラゴンズリーチの立場は無いな。(つーか闘技場に入らんだろ)
闘技場関連のクエスト
レイロフ
アライン・デュフォンって……どこかで聞いたような気が……ああ、闇の一党クエの依頼の、あのヤンデレ薬剤師の元カレか。なんでアイツが闘技場に出場してるんだ?
ウルフリック
さあな。もしかすると当初は、奴の暗殺は闘技場で対決する形で行われる予定だったが、闘技場がボツったので急遽、山賊のアジト?で殺るシナリオに変わったのかもしれない。
ちなみにこの闘技場は腕試しや金稼ぎの手段として参加するだけでなく、イーストマーチの犯罪を犯して牢獄に入り、刑期を務める最中に出場するというルートもあったようだ。
アライン・デュフォンとの対戦はその囚人ルートの方で用意されているように見える。
アライン・デュフォン対戦へのダイアログ。(クリックすると拡大します)

ウルフリック
上記のダイアログで闘技場で戦うことを勧めている看守?らしき人物が「七つ剣のフキ」と呼ばれる女性だ。彼女はさきほど紹介した案内人のベンカムの雇い主で、どうやら闘技場のマネージャーのような立場にあったようだな。
闘技場のスタッフ
レイロフ
ふうん……クエストやNPCなんかも結構作りこまれていたんだな。
ここまで用意されていたのに、どうしてボツったんだ?
ウルフリック
それはこっちが聞きたい。このレジャー施設が完成していたら、ウィンドヘルムの印象はまた違ったものになっていただろうに。返す返すも残念だ。

ウルフリック
さて、それではそろそろメインのタロス聖堂にお参りしにいくことにするか。毎度のことながら寄り道のしすぎで、ページのスクロールがとんでもない長さになってるな。
ウィンドヘルム・タロス聖堂
ウィンドヘルム・タロス聖堂
ウルフリック
この街のタロス聖堂は現在スカイリムで唯一、公式に参拝が認められているタロス信者の憩いの場だ。タロス信者でなくても観光名所として見所のある立派な聖堂だから、ウィンドヘルムを訪れる際には必ず立ち寄って見学して欲しい。
おお、久しぶりだな、友よ……この男は我が街のタロス司祭、私にとっては親友でもあるローセイムだ。奥方のジョラさんと違って街の中にはまったく出てこない奴なので、あまり見かけない顔だとは思うが、この機会にぜひ見知っておいてくれ。
タロス聖堂司祭・ローセイム
ローセイム
ああ、ウルフリック首長……よくぞご無事で戻られた。また持病のヘルニアが悪化してお忍びで湯治に行って帝国軍にパクられたんじゃないかと心配してましたよ。
レイロフ
えっ。まさかオープニングで処刑されそうになったのって……温泉に行くためだったの?
ウルフリック
よく考えたらアレ、絶対ストームクロークの中に内通者がいるよな……
こちらに着任してまもないテュリウスにあんなところで網を張るような土地勘があるとはとても思えないし……誰だ、私の予定を帝国軍にチクった奴は(ジロリ)
レイロフ
なんでこっちを見るんだよ!
俺だってもう少しで帝国軍の髭剃りサービスを受けるトコだったのに!!
ローセイム
ところで、こちらの方はどなたです?
口に布を巻かれて……熱っぽい目でこちらを見てますが、風邪でも引いてるんですか?
ヘイムスカー
…………。
ウルフリック
あ、すっかり忘れてた。この男はヘイムスカーと言って、ホワイトランで私財を投げ打ちタロスの教えを説いている感心な男だ。往来で騒音を撒き散らしている迷惑な奴だが、自分からは決して他人に声をかけたりできないシャイで内気な男なので、同じタロス信者のよしみでぜひ仲良くしてやって欲しい。
ヘイムスカー
よ、よろしく……
ローセイム
えー、どーしようかなあ(もぐもぐ)
来客を無視していきなりパンを食べ始めるローセイム司祭 フリーダムな司祭
ウルフリック
ところで司祭……このタロス聖堂はこんなに立派な施設なのに直接何かのクエストにからむわけでもなし、いつ覗いてみても閑散としていて非常にもったいないとは思わないか。
そこでだ……この聖堂を闘技場に代わるウィンドヘルムの新たな集客スポットとして結婚式場に生まれ変わらせたいと思うのだが……どうだろうか。
ローセイム
それは名案ですね。あんなマーラの庶民くさい小屋なんかより、こっちの広々とした荘厳なチャペルの方が人生の門出たる結婚式にはふさわしいです。
だいたいいくら不景気だからってゲームの中まであんなしょっぱい地味婚なんて流行りませんよね。こっちはベンチが沢山ありますから、参列客もいっぱい呼んで派手にやりましょう。
ウルフリック
結婚式に参列する客は自分で選べるのがいいな……義理で片付けたFavorクエストの依頼人とか、そのへんの浮浪者とかで席がいっぱいになっても全然嬉しくないからな。
ローセイム
では親しい人に招待状を手渡したら参列客として呼べるように改造しましょうか。ついでにその招待状を一通2000ゴールドで販売して、この聖堂の維持費の足しにしましょう。
追加のオプションで一泊二日の新婚旅行クエスト「エルダーグリーム観光&湯けむりの旅」を50000ゴールドで手配する、というのもいいですね。これでウィンドヘルムの財政も潤います。
ウルフリック
それって……首長だったら割引とか……してもらえるかな?(汗)
婚姻の絆(タロス聖堂編)
ウルフリック
とりあえず、参列客を自選で招待する仕組みはまた後に回すとして……デフォルトの結婚クエストを移植して、タロス聖堂で結婚式を行うクエストをためしに作成してみたぞ。
結婚関連のクエストは、プロポーズ用、結婚式用、破局用、結婚生活用と4つのクエストで構成されているのだが、それらはストーリーマネージャーのスクリプトイベントで連携して発動するようになっている。だから「Run Once」のチェックが付いているわけでもないのに一回限りで、クエストが完了してしまうと二度と実行されないんだな。
実はストーリーマネージャーを使うクエスト作成はこれが初めてでな。新規のイベントからでもちゃんとデフォルトの結婚生活のクエストが発動するのかどうか……ちょっと心配だからテストしてみよう。
婚姻の絆(タロス聖堂編)。もちろんプロポーズ時は「タロスのアミュレット」必須です。
熊が見てる
ウルフリック
よし、相手はお前でいいや。
レイロフ
ちょ……なんで俺に振ってくんだよ!ヤだよ!勘弁してくれよ!
ホラ、あそこで熊が新婦になりたそうな顔でこっちをじっと見てる……!!
ウルフリック
私だってお前みたいな小汚い奴とくっつくなんて御免だが、汎用ボイスで使い勝手がいいんだから仕方ないじゃないか。それにあの熊はボイスが結婚対応してないから駄目だ。
……ま、ボイスがあっても不可だけど。
レイロフ
なんでいつも俺ばっかり……(泣)
ああっ、嫌だって言ってるのに、ジャーナルが進行しやがった!鬼!悪魔!
結婚式予行演習
レイロフ
くっそ……末代までの恥だ。
ウルフリック
大丈夫。おそらくこれがお前にとっては最初で最後の結婚式だ。
この恥もおまえの代限りだろうから、心配することはない。
レイロフ
酷すぎる……こんな上司……もう耐えられない……
なぜかおネエ言葉に
ウルフリック
なんで急におネエ言葉になるんだよ。気持ち悪い奴だな。
レイロフ
俺はちゃんと普通にしゃべってるよ!(泣)
ウルフリック
まあいいや。そのセリフが出てきたってことは、「RelationshipMarriageFIN」クエストの配偶者のエイリアスが無事適用されたということだな。これで新規のクエストからでも無事に結婚生活用のクエが発動するということが分かったから、心おきなく改造することができる。
ローセイム、このタロス巡礼の旅はあと6箇所をまわればめでたく満願となる。そうしたら相手を連れて戻ってくるから……このタロスの御許で私の結婚式を挙げてくれ。
ローセイム
承知しました。首長のロイヤルウェディング、楽しみにしておりますよ。
しかし、『この○○が終わったら、故郷に帰って結婚するんだ……』ってセリフ、何かのフラグみたいですね(笑)
そんなわけで、今回のタロスお遍路はウィンドヘルム市街よりお送りしました。
タロス十六ヶ所札所巡り・十番札所
後日……自分のダブルベッドにレイロフ君が寝ているのを見て、ムっとするウルフリック首長。
後日談