ちなみに先輩のハタ迷惑なコルホーズ送りは、ソルスセイムの野外でうっかり寝てしまった時、もしくは「LocTypeDwelling」というキーワード指定のある居住区画で就寝した時に発動するしくみのようでして(まあ、拉致されるかどうかはランダムですが)、DBのメインクエストを進めずにソルスセイムの観光をゆっくり楽しみたいという時は、寝る時はダンジョン内に退避して休むのが快眠の秘訣のようです。
それにしても以前ウルフリック首長としてこちらに滞在してた時は、最後まで旅行者気分が抜けなかったものですが、今回は始めから人の話が日本語で聞けた、というのが大きいのでしょうか、こちらの住人の皆さんにもだいぶ親しみが沸いてきて、今ではすっかりレイヴン・ロックがホワイトラン並みに馴染みの深いホームタウンになってきました。
始終誰かが鼻を啜っているような埃っぽい空気も、黄昏みたいな薄暗い空の色も、今はそんなに嫌いじゃありません。ダンマーの顔も見慣れてくると、わりと美男美女がいるものだなぁ、と思えてきました。
ヴェレス隊長とか。この人、かなりイケメンじゃないですか……?
今回はHearthfireのウィンドスタッド邸を本拠地にするつもりで、実は土地は既に購入済みだったりするのですが、セヴェリン邸を手に入れたら、なんだかもうここに骨を埋めるのもいいかもなあ…という気分になってきました。
レドラン家の衛兵さんたちは頼りになるし、市場のお店は全部露天なので便利だし、街はこじんまりとしているものの住人達の会話も多くて、へたなスカイリムの小都市などよりも活気があるように思います。
セヴェリン邸もひととおり生産器具は揃っているし、スペースにも随分余裕があって一人で住むにはちょっと贅沢すぎるくらいの広さです。
ちなみにあの家、自宅として使えるようになっても「LocTypePlayerHouse」の指定がないので「十分な休息」の効果がつかないんですね。(しかもミラーク建設に拉致られる)
結婚してもマイホームとして指定できないばかりか、睡眠ボーナスも無いなんて、あくまでソルスセイムにいる間だけの「別荘」としてお使いください、というスタンスなんだな、と思いました。
しかし最近はもう、レイヴン・ロックに郷愁すら感じてきたので、セヴェリン邸をちょろっと改造して、もうこちらに本格的に居住してしまおうかなあと思っています。
周囲に強敵が多くて(CTDも多いです)毎回落ち武者のようにズタボロになりながら戻ってくるせいもあるんですが、ブルワークの内側まで戻ってきた時の安心感がハンパないんですよね。
ああ、安全なところまでやっと戻ってこれた……って。
あとはもうセヴェリン邸に「おかえり」って待っていてくれる人がいてくれたら……言うことないです。
ブルワークというのは崩れ落ちる灰から町を守るための防壁として作られたんだとか。
てっきり要塞の城壁みたいなものかと思ってました。
そういえばセヴェリン邸では「十分な休息」の効果はつかないけれど、伴侶と一緒なら「恋人の癒し」の効果はばっちりつきますね。てっきり要塞の城壁みたいなものかと思ってました。

今まではスキル上昇速度アップの効果にそれほど魅力を感じたことはなかったんですが(レベルが上がるとプレイヤーが強くなりすぎてつまんなくなっちゃうので)、今回は「黒檀の戦士」とやらにぜひ会ってみたい!と思ってるので、スキル上昇速度15%アップの「恋人の癒し」はぜひとも活用してレベルをばんばん上げていこうと思います。
「恋人の癒し」は配偶者と同じロケーションで寝さえすればどこでも発動しますので、ボーナス狙いなら旅のお供をするフォロワーにもなりうるようなNPCをダーリンにするのがおトク?です。
そんなわけで手近なところで相棒のメルセル氏で手を打って、奴をマーラの聖堂にひきずっていこうか、などと考えたりもしたのですが、今まで奴と一緒にいて、癒されたことなどただの一度もなかったことを思い出してやめました。
あの根性の曲がったブレトン男は、いつも小姑みたいにイヤミなことしか言わないので、一緒にいると癒されるどころか、むしろ首を絞めたくなってくるんですよね。
少しはデレるセリフでもあれば、結婚可能なように改造するのもやぶさかではないんですが。
さてそんなわけで、誰かこのハイエルフ大女の癒しになってくれるような「いい人」はいないかしら……とクエスト消化の合間に物色してたわけなんですが、さっそく近場で癒し系の人を見つけました(早)
雑貨商のフェシス・アロールさんです。東帝都社ラブの人。
フードを被った店主ルックは冴えないチョビ髭おやじ…って感じなんですが、鎧着せてあげるとなかなか凛々しいダンマーのおっちゃんです。

普段はちょっと横柄なのに、意外に天然ぽいところがあったり、東帝都社を自慢しぃしてくるところとか、あのハイエルフ男性のイケボとのギャップに余計にグっときてしまいました。
鉱山の再開後は、客足が戻ってきたことに嬉しさを隠し切れない様子で声を弾ませていたりするのも、可愛げがあって微笑ましいです。お買い物に行くたびにめちゃくちゃ癒されます。
それにしてもこの人、今日はあんたが初めての客だとか言いながら、東帝都社のペンダントをもっていくと毎回金に糸目をつけずに全部買い取ってしまわれるんですが、いったいペンダント買取のお金はどこから出ているんでしょうか。
まあ、売りつけてる私が心配することではないんですが……大丈夫なのかこの人、とはらはらします。
ちなみにこのフェシスさんには、ドレイラ嬢という年頃?の娘さんがいらっしゃいます。
奥さまはモロウィンドにアルゴニアンが攻めてきた際にお亡くなりになったそうです。
アルゴニアン達の侵攻があったのは、はっきりとした年代はわかりませんが、レッドマウンテンが噴火した第四紀5年の後のようですから、かれこれ200年近く前ですかね。
(200年も経ってれば、そろそろ再婚してもいいですよね…)
アロール親子がソルスセイムにやってきたのはいつ頃なんだろう、と思ってちょっと調べてみたんですが、クレシウス・カエレリウス氏の曾祖父、グラディアンの日記(レイヴン・ロック鉱山で見つける奴です)の「第四紀10年 栽培の月8日」の日の記録にこんな記述があります。
「途中で懐かしのスウィング・アンド・スクープに寄って、物資をいくらか仕入れて行こうと思う」
この「スウィング・アンド・スクープ」という店の名前は、ゲーム中では他に目にすることはないのですが、CKで見てみると、アロール親子が自宅で会話するシーンのクエスト名に同じ名称がついてるんですね。つまりアロールさんちの雑貨屋のお店の名前は「スウィング・アンド・スクープ」という名前で、そして「第四紀10年」以前にはもう営業していたんじゃないかと思われます。
まあ、別の人が同じ店で商売をやってた(そしてアロール親子が引き継いだ?)という可能性もなくはないですけども、アロール親子がソルスセイム入りしたのは、アルゴニアンの襲撃で故郷を失った後すぐ、第四紀の5~10年あたりと考えても良さそうです。
「レイヴン・ロックの歴史」によると、この街の支配権がレドラン家に移ったのは第四紀の16年ということですから、第四紀の5~10年頃というと、ソルスセイムではまだ東帝都社が実権を握っていて、レドラン家も有力者ではあるものの、単なる一移民にしかすぎなかったような時代です。
なるほど……だからフェシスさんは、エイドリル・アラーノさんに対しても横柄な態度を取るし、娘がレドラン家の衛兵隊長と付き合ってると、奴は東帝都社の人脈が目当てなんだ!とか言うわけですね。
きっと東帝都社のバブリーな時代の思い出がいつまでも忘れられないんでしょうねえ……
哀れなオヤジだなあ。
ドレイラ嬢とヴェレス隊長。
ヴェレス隊長は勤務態度も真面目だし腕っ節も強いし、申し分のない彼氏だと思うんですけど。
それにしても、フェシスさんのドレイラ嬢に対する愛情は、ちょっと異様に思えるほど過保護ですよね。ヴェレス隊長は勤務態度も真面目だし腕っ節も強いし、申し分のない彼氏だと思うんですけど。

まあ、奥さんを殺されて、残された娘だけは絶対に自分が守ってやらなきゃ、と思いつめてしまう気持はわかりますし、それにレイヴン・ロックは圧倒的に独身女性の数が少ないですから、娘さんの周囲を必要以上に警戒してしまうのもしょうがないかな、とは思います。
でも、グローヴァー・マロリーさんからちょっと娘さんのことを聞かれただけでキレたり、ドレイラ嬢に「家に鍵をかけて閉じ込めるぞ!」とか言ったりしてるのは、どうかと思うんですよね……
だいたいドレイラ嬢がハタチ前の小娘ならともかく、彼女は200歳くらいか、それ以上なわけでしょう?
いくらダークエルフが長命でも、200年も生きてたらそんなに若いってわけでもないじゃないですか。
変な虫がつくのを心配するより、どっちかっていうと嫁き遅れになることを心配するべきなんじゃないかと思うんですが……まあ、ダンマーの適齢期は何歳くらいなのかは謎ですが、とにかくフェシスさんの会話を聞いてると、やたら娘さんに執着してるセリフが多くて、ちょっと面食らっていたんです。
……で、CKで見て、さらにびっくりしたのがコレです。
この父娘、思いっきり夫婦関係に設定されてますがな……
まあ、でも、Relationshipはわりといい加減な設定で、あきらかに間違ってるのも珍しくはないんで、最初は単なる設定ミスなんだろうと思って、気にしてなかったんですよね。
(ドレイラ嬢とヴェレス隊長との関係が何も設定されていなかったことの方が気になりました)
しかしこの父娘は同じベッドで一緒に休むというAIパッケージまで指定されてたりするのです。
アロールさん家にベッドがひとつしかないんならわかりますが、ドレイラ嬢の部屋らしき個室には、ちゃんとシングルベッドがあるのに……それなのになぜ父親のベッドで寝るように指定されているのか。
CKで見ただけでは信じられなくて、様子を見に行ったら、本当に同衾してたんでドン引きしました。
今のプレイデータだと夜中はみんな強制労働中なので、
ミラーク卿死亡後のウルフリック首長のデータで見に行ってみました。

まあ、これもたぶん、単なる設定ミスなんだろうな……と思います。ミラーク卿死亡後のウルフリック首長のデータで見に行ってみました。

ベセスダ様はこの手のことにはかなりいい加減で、NPCの眠るベッドがないとか、設定ミスで寝られないとかチェックしている様子はまったく皆無ですから……
でもやたら娘を束縛する親父の執着心が強調されているエピソードといい、アロール家に「毒の歌」が全巻揃ってるということといい、妙に符号が合いすぎてて、ついよからぬ妄想をしちゃうんですよねえ。
「本物のバレンジア」のダークエルフは淫○だ…とかいうくだりを、ふと思い出したりなんかして。
………………………………。
うう~ん……偏見なのは百も承知だけれど、この父娘の甘い蜜の部屋に乱入する勇気は……ちょっと出ないなああ。
そういえばセヴェリン邸の元のあるじ、ヴェンディル・セヴェリン(ウレン)氏と娘のミッリさんも愛人関係になっていますね。(こちらは一緒に寝てはいませんが)
まあ、彼らは本当の親子ではないということがゲーム中でも匂わされていましたので、さもありなん…という感じだったのですが、うわべは紳士淑女然とした顔をしていても、一皮剥けば情欲渦巻く禁断の世界……みたいなのって、ダンマーのお国柄(?)なのかしら、と思ったりしました。
なんかもう癒し…どころか、ただの色魔にしか見えなくなってきました。
思い返せばレイヴン・ロックの人たちは、クエストを片付けても友好度が上がらず、家や店の中の物が取り放題にならないので「あれ?」と思ってたんですが、口では感謝の言葉を言いつつも、裏では全くこちらを信用してなかった……ということなんでしょうかね。
単純なノルドの田舎っぺ達なんかと比べると、ダンマー社会は複雑怪奇です……。
そういえばこの人も魔性のダンマーに人生狂わされてましたっけ。
先代ナイチンゲール三人衆
メルセル氏が25年前に犯行に及んだ動機……あの人格の歪みっぷりからして、よほどのことがあったんじゃないかと思うんですが、その元凶は魔性の女カーリアさんにあったように思われてなりません。先代ナイチンゲール三人衆

彼女、あのバレンジア女王の孫だったんですね。