2月 2013 | おばちゃんのスカイリムガイド

2013/02/25

Dragonborn雑感~ミラーク先輩の素顔

日本語版の配信までクエストを進めるのは待つつもりだったDLCの「Dragonborn」ですが、気分転換にソルスセイム島をウロウロしていたら、わけがわからないままミラーク先輩との対決を終えてしまいました。
こっちは先輩の野望を阻止するつもりは毛頭なく、ただ単に一観光客として、寝るたびにいろんなところに拉致するのを止めていただきたかっただけなんですが……

それにしてもDragonbornで追加された鎧は皆、あったかそうな作りでいいですね。
ウルフリック首長はどういうわけか、肌の露出の高い鎧が全然似合わなくて、スカイリム本編だとブレイズの鎧くらいしか似合うものがなかったんですが、今回のDLCで着せてあげられそうな装備がだいぶ増えました。
特にこのNordicシリーズの鎧は、色合いといいデザインといい、ウルフリック首長のために特別に誂えたみたいにしっくりと馴染みます。すごくお気に入りです。
似合う鎧
ソルスセイム島へは、いつもの仲間のフォロワー達は連れて行かずに、単身で渡ったのですが、現地で雇った傭兵のセロさんには大変お世話になりました。
…というか、彼がいなかったら、VERY HARDのままじゃ出歩けなかったと思います。
この方の戦闘AIは、攻撃する手数の幅が広くて、実にアグレッシブですね。一人で三人分くらいの働きをしてくれるから、非常に助かります。
特に、最近はずっと幼稚園児みたいな仲間たちに囲まれていただけに、ビジネスライクな傭兵のセロさんが、なおさら賢く頼もしく思えました。
セロさんの素顔。こんなカッコいいダンマーの人、初めて……
セロさんの素顔
素顔といえば……以前、ミラーク先輩のスペックをCKで見た時にうっかり仮面の下の顔を見てしまって、非常にがっかりしたのですが、最後の対決の場面で、ふとした思い付きでコンソールで仮面を削除してみたら……仰天してしまいました。
あれ?……あの時に見た、生気のないオッサンの顔じゃ……ない!!!
あの……どこの、どちら様でしょうか……?
慌ててCKを立ち上げて確認してみたら、なんと、最後の対決用のミラーク先輩だけが妙に若い男の顔になっていました。
ミラーク先輩はイベント用に何人も用意されているようなんですが、最後の対決用の先輩だけ、別種族として設定されているため、うっかり顔が変わってしまったようです。
「DLC2MiraakMQ06」というのが最後の対決時のミラーク先輩。
たぶん、手違いで別人になっちゃっただけかとは思いますが、この場面だけでも、相手がしょぼくれたオッサンじゃないと判明しただけで、急にヤル気が出てまいりました(笑)
妙に歓迎ムードで好青年なミラーク先輩。
何を言われてるのかわかりませんが、この好青年となら、ドラゴンボーンの子孫を残すために子作りに協力してやってもよいです。(たぶんそんなことは頼まれてない)
…てか、ドラゴンボーンはもう一人いた…という今回のDLCのコンセプトを聞いた時には、てっきりそういう展開になるのかと思ってました。
結局、ミラーク先輩は何をしたかったんでしょうか。
おばちゃんの見たところ、先輩はソルスセイム島に触手のテーマパークでも建てたかったようにしか見えませんでしたが、そういうことならぜひ出資者として協力したかったのに、非常に残念です。
先輩の勇姿。やっぱりあの変な仮面を被ってない方がイイですね。
先輩の勇姿
ドラゴンボーン同士の対決も、これならなかなか悪くないです。
対決
最期の触手シーンも、やっぱり若い男の姿の方が見ていて楽しかったです。
ああん
英語で話がさっぱりわからないので、先輩は何でお亡くなりになったのかも謎だったのですが……これは開発中のアトラクションの事故か何かだったのでしょうか?
早く日本語版をプレイして、事の真相が知りたいです。

2013/02/01

きみはペット ~アニマルフォロワーのしつけ方~

先日、長らく放置していたDawnguardのエセリウムの鋳造器具のクエストを、今頃になってようやく終えました。
ああ、これでカトリアさんともお別れかあ…と思ったら、思わずうるっときてしまったのに、隣で空気の読めない某ノルドが、「帝国はいまいましいリストが大好きでなァ~」とか言いながらウロウロするものだから、感動の成仏シーンが台無しでした。
ベセスダ様には、次はぜひとも空気の読めるAIを開発していただきたいです。
ソルスセイム島には、こいつらはもう絶対に連れていかない。

ところで、エセリウムのクエストで、最後に出てきたラスボスのマスターフォージ君なんですが……その大魔神のような勇姿にホレボレしてしまったので、フォロワーとして連れ回せないか、ちょっと弄ってみることにしました。
今まで人間のフォロワーはさんざん改造してきましたが、人間外のクリーチャーについてはチャレンジしてみたことがなかったので、今回はアニマル枠のフォロワーとしてマスターフォージ君を仲間にしてみたいと思います。
まずクリーチャー系のActorをフォロワーとして制御するためには、ダイアログ(会話)を通してプレイヤーと意思疎通が図れないといけませんので、Race(種族)の設定の中にある「Allow PC Dialogue」というチェックボックスをオンにします。
RaceのGeneral Dataタブの設定画面。

デフォルトのクリーチャーのRaceを直接変更してしまうと、既存の敵クリーチャーにも影響が出てしまいますので、フォロワー用にRaceを複製して作って、そこに変更を加えます。
ちなみに新規種族として作成すると、Body Skin用のArmorをその種族に対応させてやらないと体が表示されませんので、その辺もちょろっと調整してやる必要があります。
…んで、その新しく複製して作ったRaceで、フォロワー用のマスターフォージ君のActorを作ったら、AIやFactionsをフォロワーとして支障のないものに変更してやります。
(元の敵クリーチャーのFactionのままだったり、誰にでもむやみに襲い掛かったりするようなAIだったりすると、プレイヤーと敵対してしまいますので)
ちなみに人間のフォロワーとは違って、アニマル枠のフォロワーには、雇用フラグとして必須条件になっている「PotentialFollowerFaction」のようなものはありません。
しかし、今回のやり方では「CurrentFollowerFaction」をあらかじめ追加して「rankを-1」にしておく必要があります。
(※デフォルトの犬雇用クエストを通さないせいか、あらかじめそのActorが「CurrentFollowerFaction」のファクションに登録されている状態じゃないと、「CurrentFollowerFaction」を条件にするダイアログで新規のボイスタイプの自動割り振りがうまく行われないみたいです)
こんな風に直接話しかけて、仲間にできるようにダイアログを作ります。
クリーチャーをアニマル枠のフォロワーとして雇用するには、「ついて来い」→「いいだろう」というような対話にスクリプトをつけて、「DialogueFollower」クエストのAnimalエイリアスに、そのクリーチャーを直接ぶちこんでやります。
人間タイプのフォロワーのように、既存の雇用クエストをそのまま使いまわせる…というわけではないので、ちょっと面倒なのですが、ダイアログの新規作成さえできれば、スクリプト自体は単純なコピペ作業ですので特に難しいことはありません。
クリーチャーフォロワー用のダイアログは、新規クエストとして作成します。
新しいクリーチャーフォロワー用のダイアログは、既存の「DialogueFollower」のクエストの中には追加せずに、新規クエストとして改めて作ってやります。
人間のフォロワーで言ったら、「DialogueFavorGeneric」の「ついて来てくれ。手を貸してほしい」というダイアログと、「DialogueFollower」で設定されている「ここで待て」とか「ついて来い」といったダイアログ部分のみを一つにまとめて「クリーチャーフォロワー専用会話クエスト」にしているような状態です。
ダイアログのTopicの中身の設定はこんな感じ。
ダイアログのトピックの条件(Condition)は、既存の「DialogueFollower」クエストの犬のフォロワーのレスポンスの条件を参考に設定してやります。
仕組みは人間フォロワーとほぼ一緒で、GlobalValueの「PlayerAnimalCount」というのがアニマルフォロワーを既に雇用しているかどうかのフラグ、また「CurrentFollowerFaction」というのが現在、そのActorがフォロワーとして雇用中かどうかのフラグです。
あとは、ActorValueの「WaitingForPlayer」というのが、「ここで待て」と言われて待機中になっているかどうかの判定フラグですね。フォロワー用会話の条件に使われてるフラグは、その3種くらいかな。

セリフに付けるスクリプトの方は、「DialogueFollower」の「DialogueFollowerScript」の中で、フォロワーとして雇用したり、待機させたり、別れたりする処理の関数があらかじめ設定されていますので、その命令をそっくり使えばいいだけです。
雇用する時……(pDialogueFollower as DialogueFollowerScript).SetAnimal(akSpeaker)
待機させる……(pDialogueFollower as DialogueFollowerScript).AnimalWait()
ついて来い……(pDialogueFollower as DialogueFollowerScript).AnimalFollow()
別れる時………(pDialogueFollower as DialogueFollowerScript).DismissAnimal()
たとえば、フォロワーを雇用する場合は、話してる対象(akspearker)を引数に入れて「SetAnimal()」という関数を呼んでやれば、その対象がAnimalエイリアスに入り、フォロワーとして必要な一連の処理も「DialogueFollowerScript」の方でまとめてやってもらえます。
もちろん、プロパティとして、「pDialogueFollower」に「DialogueFollower」クエストを指定してやらないと、スクリプトは動きません。…てか、エラーになります。
そんなわけで、無事にフォロワーとして、マスターフォージ君を仲間にできました。

図体のデカいセンチュリオンのマスターフォージ君ですが、たまに狭くて通れない場所があったりするものの、意外なくらいプレイヤーの後をしっかり追ってきます。
ただ、動きはめちゃくちゃトロイです。
ドゥーマーの技術をもってしても、やはりロボットの二足歩行というのは難しいのでしょうかねえ。
ガガガ……コレガ ウワサニキク スカイリム ノ ソラデスノ ネ……
ようやく外に出てこられました。(長かった)
さて、これからどこに行きましょうか。
とりあえず、リバーウッドあたりにファストトラベルでもしてみましょうかね。
入口の門で頭がつかえそうになりましたが、なんとかギリギリ通過できました。
こうして見ると、意外に風景に溶け込んでいるというか……思っていたほど、浮きまくってる、ということはないですねえ。(そうでもない?)
リバーウッドの皆さんも、こんな百式みたいな金ピカなロボットがいきなりやってきたというのに、誰一人、見向きもしません。いつも通りの平常運転です。
まったく、この村の人達はニワトリをちょっと苛めただけでお祭り状態になるのに、騒いで欲しい時に限って、どうしてスルーするのでしょうか。
仕方ないので、そのへんの衛兵さんをボコって、注目を集めてみることにしました。
ゴオオオオォォォ……ドゥーマーの技術は世界いちぃぃぃぃぃ!!!
衛兵さんに喧嘩を売ったら、昼下がりののどかな村のひとときが、一瞬にして阿鼻叫喚の世紀末と化しました。
自分でけしかけておいてなんですが、アルヴォアさんちが大変です。
ちゃんと火災保険とか入ってるのかなあ。
まあ、三日と空けずにドラゴンに襲われるようなご時世なんですから、万が一の時のための準備はしてますよね。
…てか、おばちゃんがアルヴォアさんの奥さんだったら、旦那に生命保険だけはガッツリかけとく。
なぎはらえ!……どうした化け物、さっさと撃たんか!
ふふふ。これがやりたかったんですよねえ~。
ウルフリック首長も、こんなドゥーマーの秘密兵器を発掘して、サルモールの本拠地に乗り込んでいくぐらいの気概を見せてくれていたら、こんなに嫌われなかっただろうになあ……
ちなみにこの火炎放射、CKで見てみたら、シャウト扱いなんですよね。
ドゥーマーの技術をもってすれば、ドヴァキンも人工的に量産できてしまいそうです。
こんな巨神兵にも果敢に立ち向かってゆく勇者アルヴォアさん。
スカイリムの鍛冶屋さんは、どうしてこんな命知らずな方が多いのでしょうか。
まあ、妻子を守るために敵に突っ込んでゆく姿は男らしいといえば男らしいですけど。
もう、アルヴォアさんが世界を救ってくれたらいいよ。

さて、せっかくリバーウッドまで来たので、しばらくぶりにレイクビュー邸の我が家にも立ち寄ってみることにしました。
子供達や留守番組の皆さんにも、新しいオモチャを見せてやりたいので。
今回改めて気づいたのですが、センチュリオン君も、ちゃんと歩く時のモーションと、走る時のモーションがあるんですね。
走る時のモーションは、前のめりにつんのめりそうな体勢になります。
あと、全身からスチーム(蒸気)が出ているせいか、足元にいた兎が近くに居ただけで蒸し殺されていました。(なぜかリバーウッドのニワトリ君は平気でしたが)
兵器として開発されただけあって、やはり外の世界を気ままに闊歩するには、危険な存在のようです。
それにしても遅い!です。牛より遅いかも……。
フォージ君の牛歩より遅いスピードに合わせてやりながら、ようやくレイクビュー邸に到着すると、巨人さんが大暴れしていました。
まあ、これだけ人数がいたら、巨人さんなんて瞬殺でしたが。
ただいまぁ!パパが帰ったよ……って、あれ?
玄関先にたどり着くと、愛娘が声を弾ませて「犬だわ! パパ、犬がいるって知らなかった! すごくかわいい…」と飛びついてきました。
犬って……やっぱりアレ↑のことか……
娘に甘々なパパとしては、OKせざるを得なかったのですが……これ以上、扶養家族が増えたら、うちは経済的にも収容スペース的にも破綻するような気がします。

…ってか、娘に気をとられて、すぐには気が付かなかったのですが……地面に転がっている獣の死骸……まさか、うちのスタンプ君じゃないよね?
やっぱり死んでたのはスタンプ君でした。ノオオオーー!
ショックのあまり、変な言葉遣いになってしまうフロドナー君。
気持ちはわかります。おばちゃんもしばらくショックで固まってました。
巨人めええええ。あとで死ぬほどイヤがらせしてやる。
新しい犬が家の中に入ってきました。……ってか、どうやって入った!?
スタンプ君くらいのサイズでも、家の中で飼うのはちょっと邪魔だなあと思っていたのに、これはもう邪魔とかいうレベルじゃありません。
家の中にクレーン車が入ってきたみたいなモンですから。
ペットって、外で飼うわけにはいかないんでしょうか?
こんな重機が乗っかったテーブルで食事するの、すごく落ち着きません……。
モモ!おすわり!と叱ってみましたが、動き回れるスペースがないので、この位置から動こうとしませんでした。
まあ、家の中に入っただけでも奇跡ですからね。
メインホールが吹き抜けの構造で良かった。
ヒイイィ。おうちが壊れちゃう。
ペット化したものの、フォロワー状態のままだったので、地下室にまで着いてきました。
(無理についてこなくていいのに)
そもそもこの家は、鍛冶スキル40そこそこしかない素人大工のウルフリック首長がたった一日で建てたものです。こんな重機が動き回って床が耐えられるのか……かなり心配になってきました。
scaleを0.5にしてみたら、なんとか家の中で飼えるサイズになりました。
このくらいだったら、まあ、邪魔にならないかな。
存在自体が邪魔というか、場違いな感じがしなくもないですけど……。
加湿器だと思えばいいか。
外にいれば、そんなに違和感ないんだよなあ……
ちなみに、アニマルフォロワーをHearthfireのペットにするには、「BYOHRelationshipAdoption_PetAllowedRacesList」と「BYOHRelationshipAdoption_PetDogsList」いうFormlistにあらかじめ追加したいクリーチャーのRaceを登録しておかないといけません。
(試してませんが、Dawnguardのハスキー犬やトロールなんかも、このFormlistに入れればペットにできる筈です)