5月 2013 | おばちゃんのスカイリムガイド

2013/05/22

タロス巡礼の旅(9)~消えた見習い・幻のフロストリバー農場~

スカイリム全域のタロス様に参詣しに行こう!という巡礼の旅の…ええと、九回目です。
前回UPしたのはなんと二ヶ月以上も前になります。確か1.9βが配信された頃でした。
バージョンが1.9になったのなんて、つい昨日のような気がするんですけどね。
あれからそんなに時間が経ってしまったなんて……ちょっと呆然としてしまいます。
この調子だと、このお遍路の旅が終わるのは一体いつになることやら。
ウルフリック首長の愉快な仲間たちとも久々の再会です。みんな元気してた?
ゆかいな仲間たち
レイロフ君の小汚いタヌキ顔を見るのも、ずいぶん久しぶりです。
先日始めた12人目のドヴァキンさんのプレイではハドバル君を相方に選びましたのでね。まだ内戦クエは進めていないのですが、今回は帝国ルートに進む予定ですので、そちらでレイロフ君に会うことは一度もないだろうと思います。
ちなみに最初にハドバル君を選んだ場合、レイロフ君はどこに行ってしまうんだろう…と、ふと気になってRefIDを捜索してみたら、彼はヘルゲンにいました。
どうやらプレイヤーに選ばれなかった方は、ヘルゲン砦で別れた時の状態のまま、ずっと待機してるみたいですね。(disableされているので、姿は見えない状態ですが)
このまま内戦クエを進めたら、選ばれなかった方はdeleteされて存在を無かったことにされてしまったりするんだろうか…と思って、ストクロ側で内戦を終了させたセーブデータを引っ張り出して確かめてみたら、ハドバルさんは内戦終了後もヘルゲン砦にまだちゃんと居て、enableされた瞬間、リバーウッドに向かって歩き始めました。
そうか、内戦クエのフラグがたつから、たとえ反対の陣営側であってもリバーウッドの宿屋でくつろぐAIパッケージに切り替わるんですね……
レイロフ君とハドバル君が一緒に酒を酌み交わす姿が見られる、というのもなかなか悪くないので、内戦が終わったら、もう片方をenableしてあげるのもいいかもしれませんね。


ところで余談ですが、オープニングのヘルゲンの町のシーンは「MQQuickstart」というGloval Variableの値を弄るとさっくり省略できてしまったりします。
よく考えたら先日のニューゲームはそれで最初の処刑シーンをすっ飛ばしてしまっていたので、レイロフ君とは一度も会わずじまいだったのでした。
ちなみに「MQQuickstart」を「4」に設定すると、いきなりキャラメイクからゲームをスタートできるのでとても便利です。ただ、このショートカットはあくまでデバッグ用に用意されているものだと思いますので、クエストを普通に問題なくプレイしたい…という方が使用するのはやめておいたほうが無難かとは思います。
クイックスタートのキャラメイクはヘルゲンの洞窟内(出口付近かな?)で行われます。
処刑台の前と違って、日差しで肌が白飛びしたりしないのが有難いです。
キャラメイクが終了すると、こんな風に選択肢が出てきます。
なんかゲームブック風ですよね(笑)
ちなみにこのクイックスタートでプレイを始めると、オープニングのアルドゥインの襲撃が無いので、ヘルゲンの町は破壊されずにそのまま残っていたりします。
また、オープニングのスタート地点であるニューグラド砦の付近まで行くと、画面効果のトリガー?が消去されずにいるのか、ヘタに近づくと霧がかった視界になってしまったりもするので要注意です。
そんなわけで通常のプレイ時にはいささか問題があるのは確かなのですが、このショートカットモードはModのテスト時など……それもまっさらなニューゲームの状態で試さないと動作がよくわからん、という時には大変便利なので、おばちゃんは結構重宝しています。
もういい加減、レイロフ君の恋バナを聞くのもロキール君の死にっぷりを見るのも、飽き飽きしちゃってますからね。


さて今回の九番札所のタロス様は、前回もそうでしたが、歩いて一時間もかからないようなご近所にあったりします。ホントこの地方はタロス様の出身地だったんじゃないかと思うくらいタロス密度が高いです。
今回の順路
前回のドレモラの海賊王、ヴェレーク・セイン氏の宝箱があったタロス様からイスグラモルの墓の方面に向かって進み、島の北側にぐるっと回りこむと、スカイリム最北端のタロス像があります。
今回も「旅」と言うより単なる散歩コースですが、周囲が流氷の浮かぶ寒々しい北の海だというのがちょっとだけ問題です。
まあ、連中は全員ノルドなので寒いのはへっちゃらでしょうが、見るからに心臓麻痺を起こしそうな氷点下の海の中に入らせるのは、さすがにためらうものがあります。
そんなわけで、氷海を横断する乗り物を用意してみました。
いざ氷海へ
このホーカー馬は、陸地や水深の浅いところだとめちゃめちゃトロイのですが、ある程度の深さのある海だと、イルカみたいにスイスイ泳いでくれます。
今までいろんな生き物に乗ってみましたが、乗り心地はこれが一番最高です。
ただ、ちょっとでも水深が浅くなると、途端にヨチヨチ歩きのモーションになってしまうのが、玉に瑕なのですが。
手綱が無いのに手が宙に浮いててちょっと不自然ですが、まあ大目に見てください。
ホーカー馬
イルカモードのホーカーに乗って、あっという間に次のタロス様の所に到着……かと思いきや、ふと後ろを振り返ると、一緒に海に入った筈の仲間たちの姿がいつのまにか見えなくなっていました。
どこに行ったのかと思ったら、奴らは回れ右をしてわざわざ陸路を進もうとしています。
ちょっと!なんでそっちに行くのさ!
ホーカーに乗ったまま、水から上がらないでよ!
なぜか陸路
歩きなら水の中でも平気で後ろをついてくるのに、どうもホーカーが泳ぎのモーションになると何かの判定がおかしくなるのか、水中を追従できなくなってしまうみたいです。
本来は乗り物にならない生き物を無理矢理改造してるから、しょうがないのかなあ……
まったく、こんなことなら自分の足で歩いた方がなんぼかマシです。
だって陸の上のホーカーのスピードは、ニワトリ以下なんですから。

ちなみにこの辺りは、もともとホーカー天国で、野生のホーカーがあちこちにいます。
陸路をヨチヨチ進んでいるうちに、レイロフ君たちは地元のホーカー達の縄張りにうっかり入ってしまったらしく、騎乗をやめて戦い始めてしまいました。
人が降りてしまうともう、どれが乗り物用に改造したホーカーで、どれが野生のホーカーなのかまったく見分けがつきません。
くっそ、こんなことなら騎乗用のホーカーは名前を変えておけばよかった。
君はうちの子?それともよその子?
ホーカー天国
ホーカー達との戦闘が終わってみると……辺りには生きたホーカーの姿は一匹も見当たらなくなっていました。
どうやら地元のホーカー達と一緒にうちのホーカー達も殺ってしまったみたいです。
せっかく改造したのに、短い命だったなあ……(涙)
あーあ
まあ、どのみちフォロワー達は水の中をついてきてくれそうになかったから……かえって好都合だったのかな……
そう思って、気を取り直して徒歩でタロス像まで向かい始めたのですが、しばらくすると今度はヘイムスカー氏の姿が見えないのに気が付きました。
「あいつ、どこ行った?」と近くにいたレイロフ君に尋いてみても、当たり前ですが知らん顔しています。ちょっとぐらい仲間のこと気にしてくれればいいのに、冷たい奴です。
どこ行った?
どこで道草食ってるのかと付近を捜索してみたら……ヘイムスカー氏はまだホーカーに乗っていました。どうやら彼のホーカーだけは無事だったみたいです。
ヨチヨチ
ニワトリ以下、いやナメクジ並のスピードで、のんびりとウルフリック首長の後を追ってくるヘイムスカー氏。まったくこの人はマイペースというか……頑固な人です。
もう、いいから降りなよ、置いてくよ、と言い聞かせても、彼は騎乗をあきらめません。
ま、そういう機能をつけてないからしょうがないんですが……
ヘイムスカー氏の騎乗をやめさせるために、わざわざホーカーを殺すのも忍びないので、このまま放っておくことにしました。
もう好きにすればいいわ。あとからゆっくりおいで。

ホーカーに足を引っ張られて思ってた以上に時間がかかってしまいましたが、ようやく九番札所のタロス様が見えてきました。
九番札所が見えてきた
こちらのタロス様は、遠くから見ると、隣の巨大な檻の方に目が行くかもしれません。
遠目からでもわかる鉄格子のシルエットに「あれは何だ?」と不審に思って近づいてみた、という方も多いのではないでしょうか。
こちらのタロス像の前には、数匹のスキーヴァーの死骸と「イラス・テイ」という魔術師姿のアルゴニアンの死骸が無残に散乱しています。
ちなみにウルフリック首長のプレイデータでは、既に死体は消滅しておりましたので、CKでrespawnのフラグを入れることでようやくイラス・テイ氏を発見することができました。
イラス・テイ
このイラス・テイ氏は、ウィンターフォールド大学の召喚の教師、フィニス・ゲストール先生が話してくれる行方不明の見習い魔術師達の一人です。
なんでも大学の生徒たちの一団が全員消息を断ってしまって、もう一ヶ月以上にもなるのだとか。
フィニス先生はいちおう調査中であるとは言っているのですが、誰も彼らのことを探しにいってる様子はないですし、本気で心配してる様子もありません。来る者は拒まず、去る者は追わず……というのが、ウィンターホールド大学の方針のようです。
消えた見習いクエスト開始
この「消えた見習い」たちに関する話って……いまいち記憶が定かではないのですが、特にクエストらしい展開をするわけではなかった……ですよね?
通常だと、確か行方不明の4人の見習い達の死体とユニークな名前つきのアイテムを各地で見つけることができるというだけで、クエストジャーナルにも特にエントリーされたりはしなかったかと思います。
しかしCKで見てみるとこの消えた見習い達に関するエピソードは、ちゃんとした顛末のあるクエストになっています。どうやら見習いたちの遺品を集めて持ってくると、フィニス先生から何か報酬が貰える予定だったみたいです。
最優秀者賞のごほうび……いったい何を呉れるつもりだったんでしょう?
消えた見習いクエスト報酬
ちなみにこの「FreeformWinterholdCollegeB(消えた見習い)」というクエスト、見習いたちの死体や遺品のアイテムまでわざわざ用意してあるのに、どうして未完のまま放置されちゃったのか……きわめて謎です。
トルフディル先生の忘れ物なんかより、こっちの方がミステリーっぽくて面白そうなクエストなんですけどね。せっかくここまで小道具が整っているんだから、しょぼい報酬でもいいからぜひ完結させて欲しかったです。

ちなみに行方不明の見習い達四人は、それぞれ以下の場所で発見することができます。
こうして見ると、みんなウィンターホールドの圏内?で活動してたんですね。
彼らの行方
彼らの死体の周囲には、それぞれフィニス先生から聞いた通り、彼らが取り組んでいた課題に関するアイテムが落ちています。
スキーヴァー相手に幻惑の呪文を特訓していたというイラス・テイ氏の周囲には、「鎮静」と「激昂」の巻物が、また火炎マントの呪文の改良に取り組んでいたイスラ嬢の黒焦げの死体の付近には「炎のマント」の呪文書が、また凍結魔法を使ったハチミツ酒の醸造に取り組んでいたというボルビルとルンディの死体にはそれぞれ、錬金のアイテムや氷に関する魔法の品々が配置されています。
……ってか、この四人、なにゆえフィニス先生が担当教官だったんでしょうか。
召喚に関係する課題に取り組んでた生徒は一人もいないような気がするんですけど。
死体を眺めていたら、いきなりホーカーがドスンとワープしてきました。
いきなりワープ
どうやらホーカー達はどこか段差のような場所にハマってバタバタしているうちに、いきなり目的地までワープしちゃったみたいです。
スカイリムではこういった現象は日常茶飯事なのでいちいち驚いたりはしませんが……
フリーダムすぎます。
…てか、死体思いっきり踏んづけてますがな。

それにしてもタロス像の隣にある巨大な檻は、イラス・テイ氏がスキーヴァーを輸送するためにわざわざ持ち込んだものなのでしょうか。
いったいどうやってこんな不便な場所にこんな巨大な鉄製の檻を運んだのかしら。
そもそも、こんな北の果ての僻地までわざわざ特訓に来なくてもいいだろうに……
タロス様も大迷惑…というか、神様の祠の前にスキーヴァーなんて持ち込んだりするからバチが当たったんじゃないか、と思われてなりません。

こちらのタロス様の祠の前には、いつものような武器の類のお供え物はありません。
しいていえば変性魔法のスキル本の「呼吸の水」が樽の上に置いてあるくらいでしょうか。アルゴニアンのイラス・テイ氏の置き土産?にしては、謎なジャンルの本ですが。
最北端のタロス様
タロス様の前で記念撮影しようとしてたら、ホーカー達まで壇上に登ってきました。
わざわざこっち来なくていいから!
来なくていいから
ウザイので檻の中に入っててもらうことにしました。エサはあげないでね。
一生そこに入ってろ
さて、話はまた消えた見習い達のことに戻りますが……彼らのうちの「ボルビル」と「ルンディ」……この双子の兄弟のデータを見ていたら、「おや?」と思うことがありました。
彼ら兄弟については、フィニス先生いわく、
「それからボルビルとルンディ。双子だが、いつも意見が衝突していた
あの2人の少年はハチミツ酒の事で頭がいっぱいだ。
ホニングブリューに張り合えるものを作れると信じてやまなかった
凍結魔法を使って一定期間ハチミツ酒を冷やすとかなんとか。
時間の無駄だと思っていたが、アークメイジは許可を出したらしい」
…とのことでした。
なんというか、魔術師というより単なる酒造関係者じゃないかと思われる人達です。
ボルビルとルンディ。さすが双子だけあって、顔がそっくりです。
(顔を拝むためにOutfitを変更して撮影しています)
双子
この二人……Actorのデータを見てみると、他の見習いたちとは違って、不思議なことにAIパッケージがきめ細かに設定されています。
ゲーム中では死体としてしか登場しないキャラの筈なのに……労働や睡眠など日常生活を送るスケジュールがぎっちり詰まっているんですよね。
彼らだけ、いったい何のためにここまでAIが用意されているのでしょうか?
ボルビルのAI Packageのスケジュール
DinnerやLunchなど、食事をするAIパッケージまでしっかり設定されています。
ボルビルAI
ルンディのスケジュール。こちらもしっかり三食たべてますね。
ルンディAI
AIパッケージには、どれも「FrostRiverFarm」という名称が見え隠れしています。
また、ボルビルには「FrostRiverFarmFaction」というファクションまで設定されていました。
フロストリバー農場……いったいこれはどこにある農場でしょうか。
Use Infoを辿っていろいろ調べてみると、「FrostRiverLocation」というロケーションタイプが「DragonMoundTundraMarsh02」というセルに紐付けられているのを発見しました。
ここが……双子が配置される予定だった、幻のフロストリバー農場なのでしょうか?
ロケーションはハーフィンガル地方(ミーコの小屋近く)の沼地の一画です。
セル名の通り、ちょうどドラゴンの古墳があります。
フロストリバー農場地図
フロストリバー農場という名称は、どうやらメインクエの講和会議の中にも出てくる?予定だったようです。なぜ現状では存在しなくなってしまったのかは謎ですが、メインクエストにまで絡んでくるなんて、ずいぶん扱いの大きい農場だったんだな、と思います。
フロストリバー農場
ちなみにボルビルとルンディの兄弟には「FreeformFrostRiver(補給路)」というRadiantタイプのクエストが用意されておりました。
もっともゲーム中では彼らは死んでいるし、舞台となるフロストリバー農場も存在しないので、このクエストが発生することは永遠に無いわけなんですが……
この幻のクエストは、ルンディから配達を頼まれて、ホワイトラン・ウィンドヘルム・ウィンターホールドの各宿屋の関係者にハチミツ酒を届けるというたわいもないものです。
しかしこのクエストを見ると、ボルビルとルンディの兄弟はやっぱりハチミツ酒醸造所を経営していたんだ、ということがわかります。
FreeformFrostRiverクエストのダイアログ(クリックすると拡大します)
配達クエスト
スカイリム中の酒場から注文が入るなんて……スゴイですよね!
彼らはちゃんと望みどおり、ホニングブリューに張り合えるハチミツ酒の開発に成功してたんです。
……ん? いや、ちょっと待てよ。
彼らの商売はもともと繁盛していて……さらにホニングブリューに張り合えるハチミツ酒を作ろうとして、ウィンターホールド大学にわざわざ入学したんでしょうか。
それで研究の途中で事故にあってお亡くなりになってしまった……と。
う~ん、クサイですね。なにやら事件の匂いがぷんぷんします。
彼らの死は事故ではなく、これ以上客を取られてはかなわないと思った商売敵が手を回したんじゃないかしら。
さしずめ下手人はホニングブリューのステマ要員(陽気な人)あたりだったりするんじゃないかと思うんですが……妄想のしすぎですね(笑)

それにしてもこういった没クエストが、他にも沢山あるんじゃないかと思うと、もったいないなあと思います。パッチでさりげなく補完してくれればいいのに。
まあ、上記のフロストリバー農場の配達のクエストは、お駄賃たったの50ゴールド!というしけたクエストなので、復活しても誰も見向きもしないとは思いますが(笑)

そんなわけで、今回のタロスお遍路は、ノーザンコースト地区のイスグラモルの墓付近、イラス・テイ氏の死亡現場からお送りしました。
次回はようやくウィンドヘルムにご帰還だ!
九番札所ビジュアル
【アクセス】ウィンターホールドより、徒歩約二時間
コンソールご利用の場合は、「coc POINorthernCoast18」


2013/05/13

Sublime Text2でのPapyrusスクリプト編集

スカイリムのMod制作に欠かせないPapyrusスクリプトを見たり弄ったりするのに、ここ最近はずっと「Sublime Text2」というエディタを使っています。
このエディタの何が素晴らしいって、Papyrus用の設定があらかじめ用意されていて、デフォルトの状態でコードがこんなに見やすく色分けされてるのがすんばらしい!です。
見ただけで吐き気がしそうな大長編のスクリプトでも、このカラーリングのおかげで、いっちょ解読してみようか…という気になります。
デフォルトのカラースキーム「Monokai」……目に優しい黒背景なのが嬉しいです。
この「Sublime Text2」というエディタは、ゲームにModを導入するみたいに、使いたい機能のパッケージをダウンロードして追加で導入することで、自分の好きなようにカスタマイズできるというしくみのエディタです。
つまり、Modのようなプラグインの一つとして「Papyrus」のパッケージが用意されているので、それを導入すればPapyrusに最適化されたエディタになるというわけなんですね。
Papyrus用のパッケージを追加すれば、Papyrusのスクリプトファイルを開いた時に、Papyrusの関数や予約語、プロパティに使われるオブジェクトの型名などが見やすくカラーリングされたり、また完全ではないですがコード補完めいた機能なども追加されます。
もちろんコンパイルもエディタ上でショートカットを使ってビルドできるから便利です。

ちなみにこのエディタのPapyrus用のパッケージには「Papyrus Assembly」という、コンパイル済のスクリプトを逆アセンブリして、見やすく整形してくれるものもありまして……ちょっと前まで、おばちゃんはその機能にはだいぶお世話になっておりました。
しかし最近はもっと凄いツールがありまして……なんとコンパイル済のpexファイルを直接pscのソースファイルに変換してくれてしまう、「Champollion a PEX to Papyrus decompiler」なんてのがあるんですよね。
この神ツールのおかげでもう、pasファイルをこちらのエディタで解読することは無くなってしまったのですが……それでもこのエディタはスクリプトを編集するのに便利な機能が満載なので、もうすっかり手放せなくなってしまいました。
CKは弄るけどスクリプトはさっぱりわからん…なんていう方でも、いや、そういう方であればこそ、こういった素晴らしいツールの助けをぜひ借りるべきかと思います。


そんなわけで、忘れないうちに「Sublime Text2」のPapyrusパッケージの設定方法について書いておこうと思います。
こういうツール類のインストールって、一度導入してしまうとなかなか設定し直すことがないので、次の導入の機会が来る頃には完全に忘れてしまってるんですよね。
旧PCに入れてたBlenderの導入手順なども、案の定、ものの見事に忘れてしまったので、未だに今のPCにはインストールできていません。
あれも面倒がらずに書き残しておけば良かったです。
■Sublime Text2の導入とPapyrus編集環境の設定方法
(1)まず、こちらのページから「Sublime Text2」をダウンロードしてインストールします。
(Windows 64bit版以外の方は「Download for Windows」のボタン上にマウスを乗せると「Other Platforms」というリンクがありますので、そこから合うものをダウンロードします)

(2)インストールが済んだら、「Sublime Text2」を起動して、Papyrus用のパッケージを導入する準備にとりかかります。
パッケージを導入するためには、まずはパッケージを導入するためのパッケージを先に導入しなくてはなりません。
何を言ってるのか謎な日本語になってしまいましたが(笑)……まあ、ようするに、ModをインストールするためのNMMみたいなツールを先に導入するみたいなもんですね。
そのインストールツールを導入するには、ツールバーの「View」から「Show Console」というのを選んで、エディタ上にコンソール入力欄を出します。
「Show Console」を選ぶと、エディタの下部に下画像のようなコンソール欄が現れます。
赤枠の中にはコマンドが入力できますので、その欄にこちらのSublime Package Controlのページにある、グレーの背景内の、import以下のコンソールコマンドをコピー&ペーストして入力します。
コマンドをコピペしたら、リターンキーを押します。
すると下画像のように「Sublime Textを再起動してインストールを終了させて下さい」という表示が出ますので、いったんエディタを閉じて再起動します。

(3)これでパッケージをインストールするための準備が整いましたので、続いてPapyrus用のパッケージを導入していきます。

まずはツールバーの「Tools」から「Command Palette」というのを選びます。
すると下画像のような表示になるかと思いますが、そこで赤枠の空欄部分に「Install」と入力してみて下さい。
「Install」と入力すると、自動で「Package Control:Install Package」というのが候補に挙がってきます。これが先ほど『パッケージを導入するために導入したパッケージ』……いわゆるNMMみたいな奴です。これをクリックして選択します。
「Package Control:Install Package」をクリックすると、下画像のような表示になります。
これは、NexusみたいなMod置き場?に自動で繋がって、インストールできるパッケージを表示してくれている…みたいなものです(たぶん)。
なので、赤枠の部分に自分の入れたいパッケージの名前を入れて検索します。
「Papyrus」と入力して検索すると、2個ヒットすると思います。
そのうちの「Papyrus」というのをクリックして、パッケージをインストールします。
エディタの一番下のステータスバー?に「successfully Installed」の表示が出たらインストール完了です。
続けて、Papyrusのスクリプト編集に必要ないくつかのパッケージを追加で導入します。
まずは「ConvertToUTF8」という、Sublime Text2上で「Shift-JIS」の文字コードを使うためのパッケージを入れます。
なぜこんなものが必要なのかというと、このエディタはデフォルトのままだと「UTF-8」しか使えないので、「Shift-JIS」のファイルを開くと日本語部分が文字化けしちゃうのです。
かといってスクリプトを全部「UTF-8」に変換してしまうと、ダイアログやシーンに付属するスクリプトなどではCKのスクリプト欄内にコードを読み込めなかったりするんですよね。
ま、スクリプト中に日本語が無かったら、問題ないのかもしれませんけども……「Shift-JIS」が使えて困る、ということはないのでとりあえず入れましょう。

「ConvertToUTF8」のパッケージをインストールするには、先程と同じように「Tools」から「Command Palette」を選び、入力欄に「Install」と打って、パッケージ導入ツールの「Package Control」をまず起動します。
Package Controlの検索欄に「UTF」といった単語を入力すると……「ConvertToUTF8」が候補に挙がってきますので、それをクリックしてインストールします。
続いてもう一つ、今度は日本語をインライン入力するためのパッケージを導入しましょう。
このエディタはデフォルトのままだと、日本語を入力しようとすると別窓のちっちゃな入力欄が画面の隅の方に現れて、そこで文字を確定するとエディタ上にも反映される…という、まどろっこしい状態なのです。(説明難しいな……)
まあこれも、スクリプト中に日本語なんかダサくて使わないぜ、という方には必要ないのかもしれませんが、エディタとして不便きわまりないので、とりあえず入れておきましょう。

日本語をインライン入力するためのパッケージは「IMESupport」というパッケージです。
これも同じように「Command Palette」からPackage Controlを呼び出し、「IMESupport」の名前で検索してヒットしたパッケージをインストールします。
以上、3つのパッケージのインストールが済んだら、「Sublime Text2」を一度終了して再起動します。再起動しないと、インストールしたパッケージの設定がうまくいかないことがあるので、必ず忘れずに。
ちなみに導入したパッケージのデータはデフォルトだと、
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Sublime Text 2\Package
というフォルダの中に格納されています。
「Package Control」で導入しなくても、パッケージのデータを手動でダウンロードしてきて直接このフォルダに入れればインストールできたりしますが……「Package Control」に対応しているパッケージは、そちらでインストールした方がアップデートなどにも対応しているみたいなので、「Package Control」で導入するのがいいんじゃないかなと思います。


(4)パッケージの導入が済んで、エディタを再起動したら、最後にPapyrusのスクリプトをコンパイルするためのINIの設定をします。

「Tools」から「Command Palette」を選んで、今度は「Install」ではなく「Papyrus」と入力します。「Papyrus」パッケージがきちんとインストールされていれば、下画像のような選択肢が出てくる筈です。
赤枠の「Papyrus INI:Create default INI file」というのをクリックして、INIファイルを設定します。このコマンドでINIファイルが問題なくきちんと作成されれば、下画像のような設定が記述してあるファイルがエディタ上で開きます。
上の赤線の部分を、ご自分のスカイリムのインストール環境に合わせて書き換えます。
おばちゃんはSteam自体をDドライブにインストールしていますので、上記の「C」の部分をそっくり「D」に変更しました。
ちなみに「Papyrus INI:Create default INI file」というのをクリックしても、INIファイルの作成がうまくいかない場合があります。(何も記載されないファイルが出来たりします)
そういう場合は一度エディタを終了して、「C:\Users\ユーザー名\Documents」というフォルダ内にある「SublimePapyrus.ini」というファイルを削除してから、もう一度エディタを起動して「Papyrus INI:Create default INI file」をやり直してみてください。

INIの設定を修正して保存したら、またエディタを一旦終了して再起動します。
しつこいようですが、パッケージなどの設定を変更する際は、念のため再起動した方が問題が起こりにくいので、おまじない代わりに再起動します。
以上の設定が済んだら、適当なスクリプトファイル(psc)をエディタで開いてみましょう。
スクリプトをコンパイルするためには、あらかじめ「Tool」の「Build System」から「Papyrus」を選択しておきます。(Automaticの設定でも大丈夫だとは思いますが…)
これで「Build」すれば、Papyrusのスクリプトがエディタ上でコンパイルできます。
(ショートカットは「Ctrl」+「B」です)
コンパイルはこんな感じで、エディタの下部にログが出てきます。
別窓で開いたりしないので見やすいですね。

ちなみに、CK上で作業してる時に、自分の使いたいエディタでスクリプトを編集するには、あらかじめスクリプトの「psc」ファイルを常にそのエディタで開くような設定をしておきます。
(「プログラムから開く」>「既定のプログラムの選択」でエディタを選択し、「この種類のファイルを開くときは、選択したプログラムをいつも使う」という設定にチェックを入れておく)

その設定をした上で、CK上でスクリプトを開く時に「Open in External Editor」という項目を選べば、自分の好きなエディタで開くことができます。
また、余談になりますが、CKの「Papyrus Script Manager」では、Objectウィンドウのオブジェクト類と同じように、スクリプトも右クリックの「Use Info」からリンクしている関連オブジェクトを調べることができます。(知ってた?)
これで、どのスクリプトがどのクエストに使われているか…なんてことが一目瞭然なので、エラーを吐きまくってるスクリプトがどこで使われているのか調べたり、また他人様のハイレベルなModのしくみを勉強させていただいたり……なんてことができます。
難しそうなスクリプトも、綺麗な画面のエディタで眺めるとなかなか楽しいものですので(そんなことない?)食わず嫌いの方もぜひお試しくださいませ。


2013/05/08

フォロワー用ボイスタイプ追加Mod

先日新しいドヴァキンさん用のユニークフォロワーを作ったついでに、下画像のキャラ達のようなユニークボイスを含む12種類のボイスタイプをフォロワー用のボイスとして使えるように追加したModを作ってみました。
ウルフリック主従やお婿さんにしたいNo.1のハドバル君、イケメンボイスのハイエルフ男性や衛兵さん、盗賊ギルドの美女二人や雌にゃんこやトカゲ♀などなど……こちらで適当にチョイスしたセリフになりますが、良かったらお試しください。
※音声ファイルは配布時のデータには含めていませんので、音声ありの状態にしたい場合は付属のパッチを使ってご自分のゲームデータからbsaファイルを変換していただく必要があります。
MaleUniqueUlfric(ウルフリック専用ボイス) FemaleUniqueVex(ヴェックス専用ボイス)
MaleUniqueGalmar(ガルマル専用ボイス) FemaleUniqueKarliah(カーリア専用ボイス)
MaleUniqueHadvar(ハドバル専用ボイス) FemaleKhajiit(カジート女性用ボイス)
MaleElfHaughty(ハイエルフ男性用ボイス) FemaleElfHaughty(ハイエルフ女性用ボイス)
MaleGuard(衛兵用ボイス) FemaleArgonian(アルゴニアン女性用ボイス)
MaleChild(子供男子用ボイス) FemaleChild(子供女子用ボイス)
見本動画を撮ってみました。良かったらご覧ください。
■このModの使い方
このModは、ゲームの標準的なフォロワーと同じように、
「PotentialFollowerFaction」に所属している
プレイヤーとの関係が友達以上(Relationshiprankが1以上)
…という条件を満たした場合に、標準の17種のボイスタイプ以外でもフォロワーとして雇用・運用の会話が出現するように、ダイアログを新規で追加しているModです。
このModは、上記のボイスタイプを使ったフォロワーそのものは追加していません
あくまでフォロワー用のボイスタイプを追加しているだけです。
ただ、サンプル見本として、上記の画像の12人のキャラについては、フォロワーModを別途ご用意しています。(12人全員まとめてリバーウッドの入口付近に配置しています)
しかしこれはあくまで動作確認用で、ステータスの設定なども最低限しか弄っておりませんので、恒久的に連れ歩くフォロワーはご自身でご用意ください。
追加のボイスタイプのフォロワーを用意するには、CKを使って上記の条件を満たしたキャラを作成していただくか、あるいはゲームプレイ中にコンソールコマンドを使って対応ボイスタイプのキャラに上記の条件を直接つけてやることでもフォロワー化できます。
コンソールコマンドでフォロワー可の条件をつけるには、対象のNPCをクリックして、IDを表示させた後に、
addfac 5c84d 0
setrelationshiprank player 1
…と入力します。

衛兵さんのように、特に重要人物でないNPC(しかも逃げずに戦ってくれるキャラ)でしたらコンソールコマンドだけでも十分使えるフォロワーになってくれます。
ちなみに衛兵さんの中には「MaleGuard」のボイスではない衛兵さんも結構いますので、フォロワーに誘う会話が出ない場合は、声をよく聞いて「MaleGuard」のボイスかどうか確かめてください。(深みのあるお声の持ち主が「MaleGuard」の衛兵さんです)

ところでこのコンソールコマンドでフォロワー化する方法は、きわめてお手軽なのですが、何かのシーンに出演中のNPCであったり、何かのクエストのエイリアスが設定されている重要NPCなんかだったりすると、フォロワーとしてうまく機能してくれない場合が多いです。
(あるいはフォロワーに出来ても、のちのちクエストで支障が出る場合があります)
そういった場合は、やはりCKを使って新規のキャラとして作成する方が確実ですので、下記のやり方のようにしてフォロワーを作成してください。
ちなみに作成方法はゲーム標準のフォロワーを作るやり方とまったく同じです。
それから、このModは無駄にesmファイル化しているのですが、フォロワーをCKで作る時には、このModをマスターファイルとして読み込ませる必要はありません。
フォロワー単体のModとして作って大丈夫です。

▼フォロワーの作成方法 ※クリックすると詳細を表示します
たとえば、ウルフリック首長のステータスと外見をそっくりコピーしたフォロワーを作る場合は、まずUlfricのActorをDuplicate(複製)します。
複製したActorをダブルクリックするとActorのEdit画面が開きます。
通常ですと、ウルフリック首長のユニークボイスはフォロワー化できないので標準17種のボイスタイプのどれかに変更する必要がありますが、今回は「MaleUniqueUlfric」のままでOK。
次にFactionタブで元の設定をすべて消して、「PotentialFollowerFaction」を追加します。
次にRelationshipsタブで、プレイヤーとの関係をFriend以上に設定します。
AI Dataタブで、Confidence、Assistance等の設定を調整します。
ConfidenceがCowardly(臆病)なタイプだったり、AssistanceがHelps Nobody(誰も助けない)設定だったりすると、プレイヤーと一緒に戦ってくれませんので、それよりも上位の設定に変更しておきます。
AI Pakagesタブの設定も、既存のNPCを複製した場合には変更が必要です。
元の設定を消しておかないと、配置場所とはまったく別の場所で行動してて見つからない…なんてことがあるので、適当なAIパッケージに変更しておきます。
以上、あとはOutfit(デフォルト状態で身に着けている装備)や習得スペル、戦闘スタイル、不死属性やレベル同期などの設定をお好みで変えたら、OKを押してActorのEdit画面を閉じ、「Ctrl」+「F4」を押してface gen dataを出力しておきます。
(face gen data出力する前に、必ず作成中のデータを保存して下さい)
作ったフォロワーをどこかのセルに配置したら、それで完了です。
ゲームを起動した時、フォロワー用ボイスタイプ追加Mod(FollowerVoicesPlus.esm)を一緒にロードしている状態であれば、上記の12種類の追加ボイスタイプのキャラクターについては、これだけでフォロワー用の会話が出てくるようになります。

また、上記の12種のボイスタイプ以外のボイスタイプでも、このModでフォロワー化できるようにボイスを追加することができます。
ボイスタイプを増やすには、フォロワーModとは別に、使いたいボイスタイプをこの拡張ModのFormListに追加するためのModを新規作成します。
まあ、わざわざこんなModを使って追加しなくても、ゲーム本体の各種FormListを弄って追加すればいいような気がするのですが、差し替える音声ファイル名を調べるのが面倒くさい…だとか、ゲーム本体のFormListを弄ってしまうと別のModと競合しちゃう…なんて場合とかに、良かったらご利用ください。
対応ボイスタイプの増やし方については下記の項目をクリックして詳細をご覧ください。

▼対応ボイスタイプを増やすには ※クリックすると詳細を表示します
ボイスタイプを追加するModを作るため、「FollowerVoicesPlus.esm」をマスターファイルとしてSkyrim.esm、Update.esmと共にチェックを入れた状態でModを新規作成します。

※CKで複数のマスターファイルを読み込んで編集するには、SkyrimEditor.iniの編集が必要です。
([General]の項目に、bAllowMultipleMasterLoads=1 を追加する必要があります)

ObjectWindowの「Miscellance」のカテゴリの中の「FormList」を選んで、その項目の中にある「0ba_VoicesFollowerPlus_FormList」というリストをダブルクリックします。
このFormListに、使いたいボイスタイプを追加します。
たとえばブリニョルフのユニークボイスを追加したい場合は、「Charactor」カテゴリの「VoiceType」の中から「MaleUniqueBrynyolf」というのを探し、それをFormListのウィンドウ内にドラッグ&ドロップして追加します。

ちなみに、すでに追加してあるボイスタイプをdeleteキーで消すこともできますので、このボイスタイプにはフォロワー用の会話を出したくない…という場合には、FormListから該当のボイスタイプを削除してください。
FormListの編集が済んだら、espを適当な名前(今回はFVP_additionalVoices.espと名付けました)で保存して、追加したボイスタイプのフォロワーModと一緒にゲーム中に読み込ませます。(ロード順はどちらが先でもかまいません)
作成した「ボイスタイプを追加するMod」は、また後で別のボイスタイプを追加したくなった場合に、同じModを再び編集しなおして使いたいボイスを追加するようにして下さい。
使いたいボイスを増やすために、複数のModでそれぞれFormListを編集しても、このゲームの仕様上、一番最後にロードされたModの設定しか有効になりません。
フォロワーModとボイスタイプを追加するModを別のespにするのはそのためです。

ボイスタイプを追加するModの準備が出来たら、追加したボイスタイプ用の計40個の音声ファイルをご自分で用意し、下記の項目の「フォロワー追加ボイス用汎用会話のセリフ一覧」のファイル名に合わせてリネームしてください。
準備した音声ファイルは、Skyrimのゲームフォルダ内の
Data/Sound/Voice/FollowerVoiceTypesPlus.esm/
の中に、追加するボイスタイプの名前のフォルダ(ブリニョルフだったらMaleUniqueBrynyolfフォルダ)を作って入れます。
(※「Data/Sound/Voice/FollowerVoiceTypesPlus.esm」なんてフォルダは、最初はどこにも無いと思いますので、ご自身で新規で作成してください)
ちなみに追加したボイスタイプのフォロワーMod(上記の例でしたらブリニョルフの声のフォロワーMod)を作る方法は、上記でご紹介したフォロワーの作成方法と同じです。


■セリフや音声データについて
このModで追加されたボイスタイプのフォロワーのセリフ字幕はすべて共通です。
フォロワーのセリフは各ボイスタイプにつき40セリフ、そのうち20セリフがアイドル中のお喋りです。お喋りはフォロワーとして雇用中(追従時・待機時)のみ発生します。
音声を差し替えたい場合や新しいボイスタイプ用の音声を使いたい場合は、以下の「フォロワー追加ボイス用汎用会話のセリフ一覧」をご覧の上、同名のファイルをご用意ください。(どんなボイスタイプでも字幕と音声ファイル名はすべて共通です)

▼フォロワー追加ボイス用汎用会話のセリフ一覧 ※クリックすると詳細を表示します
■フォロワー用ダイアログで使われるセリフ
Voice01 「ついて来てくれ。手を貸してほしい」と言われて、OKする返事
(共通字幕) 「わかった。ついていこう」
(音声ファイル) 0baFVP_RecruitFollower_00000D67_1.fuz
Voice02 「ついて来てくれ。手を貸してほしい」と言われて、断りの返事
(共通字幕) 「すでに誰かを連れているみたいだが」
(音声ファイル) 0baFVP_RecruitFollower_00000D68_1.fuz
Voice03 フォロー中、「ここで待て」と言われて、待機状態に入る
(共通字幕) 「わかった。ここで待っている」
(音声ファイル) 0baFVP_WaitFollower_00000D6B_1.fuz
Voice04 「持ち物を交換したい」と言われて、インベントリを開く
(共通字幕) 「わかった。何か持ってもらいたいのか?」
(音声ファイル) 0baFVP_TradeFollower_000012D0_1.fuz
Voice05 「ここで別れよう」と言われて、フォロワー雇用解除
(共通字幕) 「わかった。元の場所に帰っているから」
(音声ファイル) 0baFVP_DismissFollower_000012D3_1.fuz
Voice06 待機中に「ついて来い」と言われた時
(共通字幕) 「わかった。行こう」
(音声ファイル) 0baFVP_FollowerFollow_000012D6_1.fuz
Voice07 「手伝ってもらおうかな」と言われ、Favorモードに入る
(共通字幕) 「わかった。何をすればいい?」
(音声ファイル) 0baFVP_FavorState_0000183B_1.fuz
Voice08 Favorモード時、プレイヤーの指示を仰ぐ。
(共通字幕) 「何かして欲しいのか?」
(音声ファイル) 0baFVP_FavorBlocking_0000183E_1.fuz
Voice09 Favorモード時、「ああ、見てもらいたい」とプレイヤーに言われて
(共通字幕) 「何だ、見せてくれ」
(音声ファイル) 0baFVP_FavorContinue_00001840_1.fuz
Voice10 Favorモード時、「いや、気にしないでくれ」とプレイヤー言われて
(共通字幕) 「わかった」
(音声ファイル) 0baFVP_FavorStateEnd_00001842_1.fuz

■Favorモード(指示行動中)に使われるセリフ
Voice11 何をすればいいか、指示を仰ぐセリフ(Show)
(共通字幕) 「何なんだ?」
(音声ファイル) 0baFVP_FavorShow_00001844_1.fuz
Voice12 指示されたことに対し、承諾する時の返事(Agree)
(共通字幕) 「やってみよう」
(音声ファイル) 0baFVP_FavorAgree_00001846_1.fuz
Voice13 指示されたことに対し、断る時の返事(Refuse)
(共通字幕) 「それは無理だ」
(音声ファイル) 0baFVP_FavorRefuse_00001848_1.fuz
Voice14 Favorモードを抜ける時(ExitFavorState)
(共通字幕) 「それだけか?」
(音声ファイル) 0baFVP_FavorExit_0000184A_1.fuz
Voice15 モラルに反する指示をされて、断る時(MoralRefusal)
(共通字幕) 「そんなことはできない」
(音声ファイル) 0baFVP_FavorMoral_0000184C_1.fuz

■挨拶などのセリフ
Voice16 プレイヤーとの会話終了時(Goodbye)、待機中の場合
(共通字幕) 「ここで待ってる」
(音声ファイル) 0baFVP_MiscGoodbye_0000184E_1.fuz
Voice17 プレイヤーとの会話終了時(Goodbye)、追従中の場合
(共通字幕) 「じゃあ行こう」
(音声ファイル) 0baFVP_MiscGoodbye_0000184F_1.fuz
Voice18 プレイヤーへの挨拶(Hello)、待機中の場合
(共通字幕) 「そろそろ出発か?」
(音声ファイル) 0baFVP_MiscHello_00001851_1.fuz
Voice19 プレイヤーへの挨拶(Hello)、追従中の場合1
(共通字幕) 「どうかしたのか?」
(音声ファイル) 0baFVP_MiscHello_00001852_1.fuz
Voice20 プレイヤーへの挨拶(Hello)、追従中の場合2
(共通字幕) 「私がついている」
(音声ファイル) 0baFVP_MiscHello_00001853_1.fuz


■アイドル中のお喋り(フォロワーとして雇用状態の時にしか喋りません)
Voice21~40 字幕はすべて「(…)」となります。
(音声ファイル)
0baFVP_MiscIdle_000038A4_1.fuz
0baFVP_MiscIdle_000038A8_1.fuz
0baFVP_MiscIdle_000038A9_1.fuz
0baFVP_MiscIdle_000038AA_1.fuz
0baFVP_MiscIdle_000038AB_1.fuz
0baFVP_MiscIdle_000038AC_1.fuz
0baFVP_MiscIdle_000038AD_1.fuz
0baFVP_MiscIdle_000038AE_1.fuz
0baFVP_MiscIdle_000038AF_1.fuz
0baFVP_MiscIdle_000038B0_1.fuz
0baFVP_MiscIdle_000038B1_1.fuz
0baFVP_MiscIdle_000038B2_1.fuz
0baFVP_MiscIdle_000038B3_1.fuz
0baFVP_MiscIdle_000038B4_1.fuz
0baFVP_MiscIdle_000038B5_1.fuz
0baFVP_MiscIdle_000038B6_1.fuz
0baFVP_MiscIdle_000038B7_1.fuz
0baFVP_MiscIdle_000038B8_1.fuz
0baFVP_MiscIdle_000038B9_1.fuz
0baFVP_MiscIdle_000038BA_1.fuz


■このModのインストール・アンインストール方法について
このModは、スカイリム英語版1.9.32.0.8の環境で制作しております。
試してみたところ、いちおう英語版1.8の環境でも動くみたいですが、異なる環境の場合はもしかしたら何か問題があるかもしれません。

このModは以下のような手順で予めデータを準備した上で、インストールして下さい。
(1)追加12種のボイスタイプ用の音声データを準備する
上記の12種類のボイスタイプを音声ありの状態にしたい場合は、付属のパッチを使って、ご自分のお手元にある「Skyrim - Voices.bsa」(日本語版)から音声データを抽出した「FollowerVoiceTypesPlus.bsa」をご準備ください。
配布時の「FollowerVoiceTypesPlus.bsa」は音声無しの状態なので、それをパッチで作成した「FollowerVoiceTypesPlus.bsa」と差し替えます。
もちろん、無音のままでも良いという場合や、ご自分でお好きな音声を用意したい場合は、この作業は要りません。
(パッチの使い方は付属の「始めにお読み下さい.txt」をお読みください)
(2)英語版環境で日本語テキストが表示されるようにする(日本語化)
英語版を「_English」にリネームする方法で日本語化されている方は、このModの「Strings」フォルダにある以下の3ファイルの「_Japanese」を「_English」にリネームしてください。
FollowerVoiceTypesPlus_japanese.strings → FollowerVoiceTypesPlus_English.strings
FollowerVoiceTypesPlus_japanese.ilstrings → FollowerVoiceTypesPlus_English.ilstrings
FollowerVoiceTypesPlus_japanese.dlstrings → FollowerVoiceTypesPlus_English.dlstrings

ちなみに「Strings」フォルダにはすでに「_English」の語尾のつくファイルが存在しますので、そちらの方はどこかへよけるか、捨てるかして下さい。
※Stringsフォルダ内の「_English」や「_JapaneseSjis(日本語Shift-JIS)」のファイルは、CKでこのModを読み込む時の為に同梱しています。
お使いになる予定がなければ、「_Japanese」をリネームした「_English」のみを残し、あとは削除していただいてかまいません。
(3)お使いのフォロワー機能拡張系Modに合わせて、Fix用のModを追加する
このModはフォロワー用のダイアログを独自に新規追加しているため、そのままではUFO、EFF、AFTといったフォロワー機能拡張系Modの導入下では動作しません。
上記のModをお使いの場合は、[Option]~フォルダのそれぞれのFix用のModを追加して下さい。

また、フォロワー機能拡張ModのFix用Modは、2013/5/6現在の最新バージョンである以下のバージョンに合わせてそれぞれ調整しています。
「UFO - Ultimate Follower Overhaul…… v1.2i
「Amazing Follower Tweaks」…… v1.66
「Extensible Follower Framework」…… v3.5.6
上記のバージョン以外の場合、動作しないことがあるかもしれません。
また、Fixしたと言っても、おばちゃんは上記のModの仕様を完全に熟知しているわけではありませんので、細部まで調整できているかどうかはきわめて怪しいです。
何か不具合がありましたら……すみません。
(4)用意したModデータをSkyrimのDataフォルダに入れる(インストール)
(1)(2)(3)の準備が整いましたら、用意したファイルをすべてSkyrimのDataフォルダの中に入れてインストールしてください。
ちなみにこのModのbsaファイル(FollowerVoiceTypesPlus.bsa)は音声のみですので、StringsフォルダやScriptsフォルダの中身も一緒にインストールするのを忘れないでください。
また、ロード順に関してですが、このModは何か別のModと競合する、ということは無いと思いますので、順番はどこでも大丈夫の筈です。

このModをアンインストールする場合は、このModで追加されたボイスタイプのフォロワー全員と別れてから、Modを外すようにしてください。
UFO、EFF、AFTのフォロワー機能拡張系Modを途中で外される場合は、それぞれのFix用Modも同じタイミングで外すようにしてください。
フォロワーのお喋り、ちょっとうるさいかなあ……