2013/12/09

タロス巡礼の旅(14)~フォールフォレスト・帝国の黄昏~

スカイリム各地のタロス像をすべて制覇しに行こうという物好きな旅の第十四回目です。
さて前回はハイ・フロスガー前のタロス像に参詣したわけなんですが、記事の分量の都合もあって肝心のハイ・フロスガーには立ち寄ることができませんでした。
ハイ・フロスガーは、ウルフリック首長にとっては少年時代を過ごした第二の実家みたいなものです。
いくら破門されたとはいえ、こんな近くまで来たのに挨拶もしないで下山するというのはあんまりなので、今回はまず師匠さま達のご機嫌伺いを済ませてから、お遍路の続きに戻りたいと思います。
お久しぶりです、師匠……休戦の講和会議の時は興奮しちゃってスイマセンでした。

ハイ・フロスガーの中を覗いてみると、アーンゲール師、ウルフガー師、ボッリ師のお三方は建物内にいらっしゃったのですが、アイナース師は一人、中庭の「旋風の疾走」練習用の門の向こうの、絶壁近くの岩場で修行していらっしゃいました。
まーたこのご老体はこんな吹きさらしの場所で瞑想なんかしてぇ……肺炎になっても知らんぞ、と半ば呆れながら見守っていると、アイナース師が立ち上がる様子を見せたので、「どーもご無沙汰してます」とご挨拶することに。
しかし間が悪いというか何と言うか、ウルフリック首長が近づいた瞬間、ご老体はいきなり「……ロダ!」と大絶叫しやがりました。

ビックリして思わずコンソール画面に入ってしまいましたが(おばちゃんはマウスのサイドボタンにコンソール画面に入るキーを割り当てていまして、何かあると反射的にそれを押してしまいます)時間を止めてみたところで一度出ちゃったシャウトを元に戻せるものでなし……どうすることもできません。
カメラの角度を変えて見てみると……あららー、これはフスロダの弾道に完全に入っちゃってますね。
つーか位置的にヤバくないすかコレ。この崖って転落防止用のネットとか付いてない……よね?

絶賛落下中

いやー、師匠達が中庭で時々シャウトの練習をしてることは知ってはいましたが、まさかアタリ判定のある本物のシャウトを繰り出していたとは……
てっきりモーションと効果音だけの、単なる修行風景の演出シーンかと思ってました。
…というか常識的に考えて、周りに人がいる時、しかも落ちたら死ぬような高い場所にいる時に、無闇にフスロダ叫んじゃいかんですよね!!!
危ないでしょ!…ってかフツーに死にましたよ!まったくもう……

しかしまあ、十年も面倒見てもらっていたのに、突然修行を放り出して戦争に行ってしまった不肖の弟子ですから、このくらいの仕打ちを受けるのは当然なのかもしれません。
ちなみにウルフリック首長の年齢(45~55歳位?)を考えると、ハイ・フロスガーに召喚されたのはどんなに遅くても十代半ば……ヘタするとまだ紅顔の美少年じゃがいもだった頃かと思われます。
その当時の状況を改めて想像すると、ウルフリック少年が不憫で泣けてきます。
遊びたい盛りの男の子がこんなクソジジイ養成所に十年もブチこまれていたなんて……まあ、本人曰く、グレイビアードの後継者に選ばれることは大変な名誉だった、とのことですが、しかしそんな人間国宝になる代わりに一生「おしゃべり禁止」ってのは、どう考えても割に合わんですよ。
ウルフリック首長の人格や会話がちょっと痛い感じなのは、そんな少年時代のコミュ不足が原因なんじゃないかと思われます。
なので、いろいろムカつくことはあると思いますが、少し大目に見てあげてください。
アーンゲール師匠と記念撮影

グレイビアードの服って、初めて着てみたんですが、ウルフリック氏でも結構似合いますね。
還俗せずに、ここで一生禁欲的な人生を送るのもそれはそれでアリだったかも。
どーせシャバに降りても女っ気のない人生だしね(笑)
プレイヤーのドヴァキンさんの前に最年少のグレイビアード「ウルフリック師」として登場するような展開も、ちょっと見てみたかったなあ。
ドヴァキンさんの才能に嫉妬して、こっそりブレイズにパーさんを売るような、裏切り者の兄弟子キャラとかお似合いなんじゃないかと思います。
ついでに四人のお師匠さま達の見分け方
慣れないうちはまるで四つ子のように見えるグレイビアードの面々ですが、おヒゲの形がそれぞれ違いますので、見分けるのはそこに注目すれば間違いないです。
最古参のアーンゲール師は一目瞭然、おヒゲの先っちょをくるんと縛ってラブリーにまとめています。
旋風の疾走のシャウトをプレイヤーに授けてくださったボッリ師は、四人の中で一番おヒゲが短く、顎を覆うくらいの長さしかありません。またHappy50のムードがついているので、気難しそうなアーンゲール師とは違い、どことなく微笑んでいらっしゃるように見えるのがポイント。
一方、旋風の疾走のお手本をわざわざ見せてくださったウルフガー師のおヒゲは、横方向にぼわっと膨張していて、こめかみの辺りから顔の下半分をすっぽり覆っていらっしゃるのが特徴です。
またこの御方は、Weight5.0という「何か食べないと死ぬ」ような体型でいらっしゃるためか、インベントリにチーズだのパンだのはちみつだの、食料を常時持ち歩いていらっしゃいます。
最後のアイナース師は、さきほどウルフリック首長を千尋の谷に突き落とした方ですが、メインクエストではフスロダの第二段階目を教えて下さったり、またプレイヤーに非協力的な偏屈ジジイアーンゲール師をたしなめてパーサーナックス師匠とお話できるように取り計らってくださったりもした御方です。
この方のおヒゲは縦方向にじょろっと毛筆のように長いのが特徴ですね。またsad50のムードがついているためか、そことなく悲しげな表情をなさっているのも印象深いです。
こうして改めて見てみると、お師匠さま達はそれぞれユニークな個性や顔立ちをなさっていて、キャラもきちんと立っているのだなあと思います。
パーサーナックス師匠にもご挨拶しに行きました。

さきほど落下の最中に見えたドラゴンの姿は、どうやらパーさんではなく、オダさんだったみたいです。
オダさんってずっとここに住むことにしたのでしょうかね??
おばちゃんはいまだパーサーナックスを始末しろというブレイズの指令を完遂したことが無いのですが、ここでパーさんを殺ろうとしたらオダさんはどっちの味方をするのかしら……。
まあ、やってみればすぐに分かることなんですけども、これだけはどうも気が進みません。

さて、「世界のノド」まで訪問していたらだいぶ遅い時間になってしまいましたので、この日はハイ・フロスガーの片隅に寝袋を敷いて休み、次の日、朝イチで下山することにしました。
まだ日が昇らない暗い時間に出立したのですが、アーンゲール師はすでに中庭で瞑想をなさっておいででした。ホント高齢者の朝は呆れるくらい早いです。

ところで今回の目的地はリフト地方の西南、「フローキの小屋」の近くです。
そんなわけで順路としては、一旦イヴァルステッドに戻ってから南に向かおうと思うのですが、一度辿った七千階段を再び戻るというのは正直あまり面白いものではありません。
しかしこの山を降りないことにはどうしようもないしなあ……と思いながらトボトボ下山していると、往路でも立ち止まって景色を眺めた「ハエマールの不名誉」の近辺で、ふと妙案が浮かびました。
よくよく地形を見てみると……この赤矢印のルートなら、簡単に下の街道に降りられそうじゃない?

しかしこの段差、フォロワー達はさすがに付いてこれないだろうなあ……
どんなに緩やかに見えようと、NavMeshというNPCが歩くためのプレートが繋がっていなければ付いて来れないのがスカイリムのお約束です。
まあ、付いてこれなかったとしても、しばらく放置してればいつの間にか近くに沸いたりしますが、しかし難易度レジェンダリーで服装備のウルフリック首長を「ぼっち」にするのは、短時間といえども避けたい。
そこで昨日、アイナース師から教わった必殺技を使うことにしました。

フス……ロ……ダ!!!

あんまり高いところから突き落とすと、NPCのモーションがバグってしまうので危険ですが、ま、このくらいの高低差ならば大丈夫でしょう。
これでだいぶショートカットできて時間の節約になりましたので、のんびり道草を楽しめます。
そんなわけで改めて、今回の順路はこちら。

七千階段の途中から「ハエマールの不名誉」の手前付近で、ヘルゲンから続く峠道の街道に飛び降り、そのままリフト方面へ。「錬金術師の小屋」を過ぎたら、「リフトの帝国野営地」と「ビサルフトの遺跡」の間を縫って「フローキの小屋」を目指します。
紫色のラインは前々回と同じ蛇足の寄り道です。この「アークウィンドポイント」に向かう山陰のルートって敵が絶妙なタイミングでわらわら出てきて面白いんですよね。十四番札所のタロス像の断崖絶壁から飛び込むという荒業で、皆さまも是非タロス像参詣とセットでお楽しみください。

さて崖下に落ちたフォロワー達と無事に合流して街道の峠道を進むと、ハエマールの不名誉を通り過ぎた辺りでサルモールのご一行様とすれちがいました。
また囚人を連れてます……今回はストクロ兵ではないようですが、もう騙されないぞ。
救出したらこの囚人がどこに向かうのか気になるところではありますが、触らぬ神に祟りなしです。
男ばっかりのサルモール班。ちょっとお話してみたいですが……やめておこう。

峠道を無事に越えて「錬金術師の小屋」の辺りまでやって来ると、周囲の景色は紅葉の色鮮やかな黄金色に包まれます。白一面の雪景色を見飽きた目にはとても嬉しい変化です。
リフト地方一帯を彩るこの紅葉樹林は、フォールフォレスト…「秋の森」と呼ばれています。
書籍「スカイリムのノルド」でも、「リフテン--秋の森の金色の影に位置し、極上の魚とハチミツ酒を生み出す街」…なんて、謳われている名物ですね。

そういえば今日は狼さんに全然襲われないな…と思ったら、昨日、七千階段の彫刻石板巡りをしたので「空の声」という、ムツゴロウさんスキルを会得していました。
この祝福、狩人プレイするにはもってこいかも、と思ったことがあるんですが、これって動物を一匹でも殺してしまうと効果が消えてしまうんですよね。
平和主義者のグレイビアードの総本山で貰える祝福なのだから、よく考えたら「殺生禁断」なのは当たり前なんですが……不殺プレイでもしていないと有難みがよくわからないかもしれません。
口をモグモグさせながらウルフリック首長の匂いを嗅ぐヘラジカさんが可愛い。

おねんねする熊さん。いつもは死神にしか見えないのに……かわゆす。

なんか後ろで嫉妬まるだしの目つきで睨んでる人が怖い(笑)のでこの辺でやめときますが……動物観察するのも結構面白いものですね。しばらく見守っていると、いろんな仕草を始めて、こんなモーションあったのか、と今更ながらびっくりします。
プレイヤーが近づくと敵対行動を取る動物の普段のモーションなんて、ほとんど誰からも注目されたりなんかしないだろうに、よく作りこんでいますね……あ、もしかして「空の声」って、そんな報われないモーションに日の目を見せる為のものだったりするんでしょうか。

さて、そんなこんなで動物天国の秋の森を突っ切って、スカイリムとシロディールの国境付近の山脈の麓に位置する「フローキの小屋」の近くまでやってまいりました。
十四番札所は、この小屋の近くから伸びている山道の先にあります。

「フローキの小屋」はオープニングのヘルゲンで出会ったハミング君がお祖父さんと一緒に暮らしてるおうちです。ハミング君が元気でやっているかどうか確かめたいところではありますが、お父さんを亡くした辛い記憶を思い出させてしまうかもしれないので、やめておきましょう。
…というか今、狩人の殺気マンマンのフローキさんと会ったら、「空の声」の効果が切れてしまいそう。

さて、フローキの小屋の南から蛇行する急な山道を登ってゆくと、辺りは再び雪模様に包まれます。
その雪すさぶ山道を登りきった先に今回の札所のタロス様がひっそりと背中を向けて立っています。
切り立った岩壁の影に身を隠すように一人佇むタロス像……
このタロス様の背中からはいつになく「支配者の孤独」とでも呼びたくなるような哀愁を感じるのですが、気のせいでしょうか。

こちらのタロス様の周りには、「帝国」に関係するアイテムが多く配置されています。

ちなみにゲーム内では、どういうわけかこれらのお供え物が四散しちゃってましたので(狐が荒らしたのかな?)、スクリーンショットはCKの画面を撮りました。
「帝国軍の剣」に「帝国軍の軽盾」に「帝国軍の兜」……タロス様の御前に奉納するには申し分の無いコレクションですが、この装備一式の持ち主、あるいは奉納者はどんな方だったのでしょうかねえ。
近年の内戦で命を落とした者か、あるいは先の大戦で戦った者か、あるいはもっと昔の名残か……
剣の柄にかけられた兜は、ヘルゲンの女隊長さんが身に着けていたのと同じものでしょうかね。
なんにせよ、下っ端の帝国兵などではなく、それなりの将の遺品であったことが窺えます。

置いてある二冊の書物は「王者のアミュレット」と「王者」です。
「王者のアミュレット」は前作オブリビオンをやったことのある人ならばご存知の通り、帝国の礎ともいうべき神器についての本。
「王者」の方は両手武器のスキル本なので、いつものお決まりの参詣者へのサービス品といえなくもないですが、王国の没落と再生を描いた古典四部作の最終巻、というのが気になるところ。
山を越えればシロディール、という国境近くのこんな場所で、これらの帝国にまつわる品々を見ていると、かの地は今、どんな状況になっているのかなあ、と思わずにはいられません。
特に「王者のアミュレット」などという前作の因縁のアイテム名を目にすると、かつての騒動の顛末が思い出されます。このタロス像の前に装備品を納めた人もきっと帝国を守ろうと散っていった人だったに違いなく……ああ、でも どんなに赤々と輝く太陽でも、いつか必ず沈むのですよねえ……
ノルドの古い王国エロルガードの物語のように、帝国の失墜した王権もまた、めぐりめぐって正統な継承者の元で思わぬ再生を遂げることになるのでしょうか……?

さて、そんな感傷は置いておいて……このタロス像の眼下の景色、天候が悪くて非常に見難いのですが、思わせぶりに古代ノルド遺跡のゲートのようなものが続いて建っているのが見えるかと思います。

これが先ほどちらとご紹介した、「アークウィンドポイント」へと続く道です。
ちなみにこの道は、付近にある「オータムウォッチ・タワー」の横の脇道から登ることができます。というかそちらがおそらく正規の入口です。
タロス像の方からこちらのルートに乱入するには、このような超斜面(というかほとんど絶壁)を滑り降りる必要があります。

この斜面を降りる時は、足元をよく見て少しずつ降りてください。間違っても一気にダイビングなどしてはいけません。
実はさきほど七千階段でやったみたいに、フォロワーをフスロダで突き飛ばしてから(酷い)自分も飛び降りたんですが、あやうく死にかけました。
山陰側のこの道はドラウグルの香りでいっぱいです。

この辺りは昔、強大な竜教団が幅を利かせていたりしたのでしょうかね……?
フォールフォレスト側からは見えない隠れたところに古代ノルドの遺物が点々と思わせぶりに配置されているので、最初にここを見つけた時はいったい何なんだろうとわくわくしました。
祭壇で死んでいた女ドラウグル。きっちり編み込んだ三つ編みが素敵です。

この髪型、プレイヤーキャラでも使いたいな……
女ドラウグルってよく見ると、かなりしどけない姿をしてますよね。鎧もつけてないし。
生前はどんな悩殺ルックで戦っていたのだろうかとつい考えてしまいます。
石棺からデス・ロードさんが登場するのはお約束です。

ここ、デス・ロードさんが出てきたと思ったら、スケルトンの団体様が到着したり、ドラゴンが助っ人に飛んできたりと、ものすごいカオス状態になるんですよね。
この道がアークウィンドポイントに続いている道だということを知らなかった初回は、マーカーも何もないこんな場所にどうしてこんな仕掛けが?!と仰天したものでした。
援軍のドラゴンがなかなか倒せないので、こちらもオダさんを呼びました。

それにしても、あんぎゃーとか咆哮しながらブレス吐きまくってるドラゴン二匹を眺めていると、人間がこんな怪獣相手に剣や斧を振り回すのってどうなのよ、と思えてきます。
少なくともその辺の主婦がダガー片手に挑みかかっていい対象じゃないよね。
レイロフ君、キミ、そんな近くにいてよく食われないなー。

ウルフリック首長はドラゴンの前方180度10メートル圏内にいるだけで確実にパクってやられるんですが(今回も二回ばかり食われました)、レイロフ君は全然大丈夫みたいです。
これは不死属性のキャラだからなんでしょうか。
それとも、ものすごく臭いとか……?(こないだお風呂入ったのに)
出ました女ドラウグル。死後のお姿でも悩殺されそうです。

アークウィンドポイントでもデスロード祭りとなりまして、あとからあとから沸いてくるドラウグルさん達の相手をしていたら辺りがすっかり暗くなってきてしまいました。
どうやら今夜はここで野宿となりそうです。
そんなわけで今回はフォールフォレスト西南の山陰部よりお送りしました。


2013/11/25

タロス巡礼の旅(13)~ハイ・フロスガー 門前町の人間模様~

全国各地のタロス様にスカイリムの平和と家内安全を祈願しに行こう!という旅の第十三回目です。
御朱印代わりに集めてきたタロス様との記念写真もだいぶ枚数が溜まってきました。
最初の札所からこうして並べてみると、思ってた以上にバラエティ豊かです。
同じタロス像でも、周囲のシチュエーションが違うとまったく別物に見えるから面白いですね。
全部コンプリートするのがますます楽しみになってきました。

さて前回、温泉につかってゆっくり長旅の疲れを癒したウルフリック首長とその仲間達は、近くのダークウォーター・クロッシングに立ち寄って一泊することにしました。
ダークウォーター・クロッシングといえば、ウルフリック首長らが最初に帝国軍に待ち伏せされてとっ捕まったという……いわばスカイリムの物語の始まりの地点でもあります。
いったいウルフリック首長はこの付近で何の作戦行動中だったんでしょうね?
お夕飯はダークウォーター・クロッシングのキャンプにお邪魔しました。

レフナちゃん 「ウルフリックは悪い人だけど、そのことを兵士達には言わないわ」
…ゴメンねっ、悪いおじさんで(泣)
さて、今回の目的地はスカイリム一の霊峰ハイ・フロスガー前に設置されているタロス像です。
ハイ・フロスガーの手前にある、ということは当然ながら「七千階段」を踏破しなくてはなりません。
ま、実際に七千段も階段は無いのでハイ・フロスガーへの登山がそんなに大変ということはないのですが、さすがにダークウォーター・クロッシングからハイ・フロスガーまで一気に突っ走る、というのはかなりの強行軍かと思われます。
そもそもリフト方面に向かう道からして、そこそこ険しい山道ですからね。
そんなわけで七千階段へは、麓のイヴァルステッドに一泊してから出立することにしました。

ちなみに上記のMAPの七千階段の途中にあるI~Xのギリシャ数字は「彫刻石板」のポイントです。
しかし位置はあまり正確ではありませんので、参考にされる場合はご注意ください。
高低差がある地形では、MAPを開く時の位置や角度がちょっとずれただけで見え方がだいぶ変わってしまうので、かなりアバウトにしか印をつけられませんでした。
それにしても、マッピングしようとして初めて気づいたんですが、七千階段の登山ルートって、山の東側から北西まで、片面を半周ちょいするだけだったんですね。
もっと山の斜面をぐるぐる螺旋状に登っているかと思っていたのに……意外と素直な道筋だったので拍子抜けしちゃいました。


さて翌朝、ウルフリックご一行様は薄暗い朝ぼらけの景色の中をリフト地方に向かって出発しました。
これでウルフリック首長の領地であるイーストマーチとはお別れです。
決して豊かとは言えない地方でしたが、それでも思い返せば歴史あり、自然あり、温泉ありの、見どころいっぱいの土地でした。
リフトに向かう道中には、イーストマーチを一望できる絶景スポットがいくつもあります。

イーストマーチからリフト地方に入る道としては、ショール・ストーン経由でリフテンに向かう街道のルートと、脚折り洞窟経由でゲイル湖の西岸に出る街道のルートが一般的なんじゃないかと思いますが、今回はダークウォーター峠を越える山道のルートでイヴァルステッドに最短コースで向かいます。
ま、どの道を選んでも、リフト地方はかなりの高地にありますので、険しい登り道になるのは必至です。
ゲームの中だとついダッシュとかしちゃいますが、リアルだったら相当足腰が強くないと途中でへばってしまいそうです。
ダークウォーター峠越えの道。

ダークウォーター峠越えの道は、ダークウォーター・クロッシングからアモル砦に向かう街道の橋の手前にあります。細い山道ですが、例の如く道が分岐する地点にはダンジョンの所在を指し示す積み石がありますのでそれを目印に探すと良いです。
この山道を登ってゆくと、デルキーサスさんの捕まっている「ダークウォーター峠」という洞窟に辿り着きますが、そちらの洞窟には向かわずにさらに上を目指して登ってゆくと、イヴァルステッドの横を流れる渓流の河原に出ることができます。
上記の画像だと平面的に見えるのでいまいち伝わらないかと思いますが、このルートはかなり急な登り坂が続く険しい峠道です。なにしろあのダークウォーターの大滝ぶんの高さを最短距離で登るコースですからね。もっとも道ならぬ道というわけではないので、無理にジャンプ連打したり、馬の助けを借りたりしなくても、普通に登っていくことができます。
ダークウォーター峠のもうひとつの入口。

ダークウォーター峠の洞窟は上部と下部の二層から成っている高低差のある空間で、内部には滝が流れ落ちています。正規の入口は滝の下部から入っていくルートになりますが、こちらの入口から入ると滝の上部に出ることができます。
洞窟の中を覗いて外に出てきたら、急に雨模様になってしまいました。
スカイリムの天気はホント気まぐれです。

さて、この川沿いを登ってゆけばイヴァルステッドに到着です。この川はゲイル湖を水源とする川の一つで、下流ではアモル砦近くにある橋の辺りでダークウォーター川と合流しています。
ちなみにこちらの川べりには途中、トロールの巣がありますので低レベルのうちは要注意です。
残念なことにストクロ兵が二名、犠牲になっておりました。

ハイ・フロスガーの門前町、イヴァルステッドに到着。

朝早く出立したのに、イヴァルステッドに着いた時には午後三時過ぎという、かなり中途半端な時刻になっていました。
さすがにこの時間から七千階段に向かうのは無茶ですので、予定通りイヴァルステッドで大人しく宿を取ることにしたいと思います。

イヴァルステッドを「町」と呼ぶのは、さすがに過大評価な気がしますが、しかしこの村は住人が思ってるほど退屈でもないし、過疎を心配するほど廃れてもいませんよね。
住人はマルカルス並みにイっちゃってる個性的な人が多いし、クエストも盛りだくさん。
ちなみにこちらのナルフィ君の行方不明の姉妹を捜索するクエストでは、サスペンス的な演出がされていることもあって、真相をいろいろ考察されている方もいらっしゃるようですね。
そんな憶測を呼ぶのもきっと、この村にはひとクセもふたクセもある魅力的な住人が集まっているためかと思われます。
イヴァルステッド在住の人々

おばちゃんはこの中では、底抜けのプラス思考のグヴィリン君が大のお気に入りです。
グヴィリン君の「テンバさんはご立腹だ」とか「テンバさんはお前がクマの世話をしてくれるんで満足している」とか「今日のテンバさん速報」を聞くたびに、いつも笑ってしまいます。
クマの世話ってなんだよww てかいちいち報告しに来なくていいよ。
ちなみにグヴィリン君は、雇い主のテンバさんにしょっちゅう怒鳴られているらしく、それを見かねた宿屋の主人のウィルヘルムさんが心配して声をかけるこんなシーンがあります。
(実際にゲーム中で見たことは無いのですが)

ウィルヘルム 「昨日、テンバがお前に叫んでるのを聞いたよ。どうしてあんな扱いを受けて平気なんだ?」
グヴィリン 「言っちゃなんだけど、かみつくんじゃなくて、ひどく吠えるんだ」
ウィルヘルム 「そうかもしれんが、虐待は虐待だ。俺なら我慢できそうにない」
グヴィリン 「友よ、人生にはもっと大切なことがある。まあ、落ち着け」

相変わらずわけのわからない日本語訳なのは置いておいて……グヴィリン君のこれらのセリフはCKで見てみるとHappy50というルンルン状態なんです。
どうやらグヴィリン君はテンバさんに虐待されようが噛み付かれようが全然こたえていない……どころか、むしろテンバさんに構ってもらえるのが嬉しくてしょうがないみたいです。
愛の女神マーラもホント見る目がないですよね。
ファストレッドちゃんなんかより、この健気でドMなウッドエルフの方を応援してやるべきだと思います。


そういえばマーラで思い出しましたが……以前リフテンに行って婚活アミュレットを購入した際、クエスト「愛の書」も一緒に受注してたんでした。
スカイリム中をあちこち使いっ走りさせられる面倒なクエストですが、あとでちょっと使いたいアイテムがあるので、ついでにやっつけてしまいます。
二人とも素敵で選べない、とか……この天然小悪魔ちゃんめ。

さてこのファストレッドちゃんとの仲を取り持つ相手ですが……皆さんはどちらにしましたか?
おばちゃんは今まで断然、クリメク派でした。
だってクリメクさんは、「さっき笑いかけてくれたと思ったら、次にはもう目も合わせてくれないんだ」とか、全然女慣れしてなくて純朴そうな感じがするじゃないですか。
しかも一軒家のおうちも持ってますし、貯金もしこたま溜め込んでいそうです。
バシアヌス君なんか、リフテンに行っても無職の宿無しですからね。
バシアヌス君のポイントって何だろう……若さ、かな?

…とまあ、そんなわけでおばちゃんは毎回、クリメクさんの後押しをしてたんですが、CKで改めてイヴァルステッド関係のクエストを眺めていたら、なんと、クリメクさんが宿屋のリンリーさんをナンパしてるシーンを見つけて愕然としてしまいました。
クリメク 「昨夜はうまくやったみたいだな」
リンリー 「ありがとうクリメク。とっても親切なのね」
クリメク 「もし今夜時間が空いたら、よければ一緒に…」
リンリー 「優しいのね。ただ、今はそういう気持ちになれないの。ごめんなさい」
よくよく見てみたら、クリメク氏の「もし今夜時間が空いたら…」云々のセリフには、「embarrassed, you are asking a woman you fancy on a first date(好みの女性を最初のデートに誘おうと、まごついている感じで)」というような注釈がつけ加えてありました。
それを見るところでは、クリメク氏は決して場慣れしたナンパ師というわけではないようなんですが、それでもファストレッドちゃんに振り回されて「女の気持ちなんてわからない」とぼやいていたくせに、ちゃっかりリンリーさんにも手を出そうとしてたなんて……がっつきすぎです。
それにクリメクさんて、夕食を宿屋で取った後、何してんのかと思ったら、「IvarsteadKlimmekWanderWithFastredPackage」なんていうAIパッケージが付いてるんですよね。
どうやらクリメク氏は毎晩、ファストレッドちゃんのことを想って悶々としながら、5時間も村をウロウロするという不審行動を取っているようです。
なんかキモっ……

ちなみにファストレッドちゃんのいる農場は行動圏内にはギリギリ入っていないのか、
クリメク氏は実際にはぼけっと外で突っ立ってるだけです。
徘徊中のクリメク氏に話しかけたら、以前請け負ったクエストのお駄賃を貰ってしまいました。

届け物をしただけなのに1500ゴールドって……これは衛兵に通報するなという口止め料?
そんなわけで、クリメク氏が思っていたのと少々違う人だったようだ、と思い知らされましたので、今回は対抗馬のバシアヌス君を応援してやろうと思いました。
ところが夜中だというのにバシアヌス君の居所を示すマーカーは、宿屋のお向かいのクリメクさんの家を指してるんですよね……
今までクリメクさんのお家ってお邪魔したことがなかったもので気づかなかったんですが、どうやらクリメクさんとバシアヌス君は同居しているようです。
どうしよう、二人が同じベッドで寝てたら……ダブル三角関係じゃんよ。
…なんて、一瞬腐った心配をしてしまったのですが、しかしさすがのベセスダ様もそこまでドロドロの関係にするつもりはなかったと見えて、二人はそれぞれ離れたベッドで寝てました。(ちょっと残念)

ちなみにこの二人……CKで見てみると、どうやらバシアヌス君はクリメク氏の事業を手伝っていて、それでクリメクさん家に居候している、という設定のようですね。
クリメク氏のお仕事は何なのか、正確にはよくわかりませんが、どうやら平日は毎日釣り場に行っているところをみると、水産関係か?と思われます。
バシアヌス君もどうやらファストレッドちゃんとの恋に溺れる前までは、クリメク氏と一緒に真面目に釣り場に通っていたようです。川沿いに配置されたマーカーにその名残が見られます。

ゲーム中では日がな一日、宿屋で時間をつぶしているバシアヌス君ですが、本来は仕事を取るか女を取るかという悩みに悶々としていた日常がもっと描写される予定だったようです。
ファストレッドちゃんのお家のフェルスター農場には、バシアヌス君とファストレッドちゃんの逢瀬に使われる筈だった(たぶん)マーカーが用意されています。
農作業の合間に、両親の目を盗んでこっそりデートするシーンなどが作られる予定だったのかもしれません。



さて次の日、朝焼けで赤く染まる七千階段をご一行様はハイ・フロスガーに向けて出発しました。
昨晩、ウルフリック首長は深夜にクリメクさん家に忍びこんだりしてあんまり寝ていないんですが、睡眠不足がステータスに影響するようなModは入れてませんので大丈夫です。
しかしいつの間にか「知減病」に罹ってたみたいで、通りすがりの人から「大丈夫か?」と逐一心配されるのがちょっと辛いです。ウルフリック首長の頭は元からおかしいので放っておいてください。

七千階段の道中には、ドラゴンと人間との関わりやシャウトの起源などを刻んだ十個の彫刻石板が設置されています。それらを残さず拝んで制覇するのもハイ・フロスガー巡礼の楽しみのひとつです。
こういうお遍路の道々にある石碑や町石の類って、おばちゃんはリアルでも大好きなんですよね。
スタンプラリーみたいに全部回ってコンプしたくなりますし、寄進者を調べたり、どういった背景で道が整備されたのかなど歴史を紐解くのも面白いものです。
確か七千階段を修復したとかいう逸話が残っているのはウルフハース王でしたっけ……?
この石板はどういった人物が、どのような経緯で建てたのか気になります。

七千階段の道中は、下界の様子を眺めるのも楽しいです。MAPを眺めるのとはまた違った面白さがあると思います。
毎回「ハエマールの不名誉」の辺りですれ違う騎馬の狩人さんを上から発見してビックリ。
ものすごく高いところに居ても、セル自体はご近所さんなので、ちゃんと沸いて出てくるんですねえ。

道中の敵は、ウルフリック首長のレベルが高いせいか、ほとんどがフロストトロールになっていました。
フロストトロールは低レベルの頃はてんでかなわなかったので、毎回ハイ・フロスガーの師匠たちのところまで連れていって、やっつけてもらったものです。

七番目の彫刻石板の辺りからは、ブリーク・フォール墓地の様子がよく見えます。
そういえばメインクエストでハイ・フロスガーに立ち寄った際の帰り道は、この辺りからリバーウッドの村まで山の斜面を一気に駆け下りていましたっけ。
今回はリバーウッド方面に出てもしゃーないのでそんなショートカットは使いませんが、ユルゲンなんたらの角笛を届けた後、デルフィンのおばちゃんに会いに行く…なんて時にはおすすめです。
ファストトラベルなんかするよりも短時間で移動できます。

ようやくハイ・フロスガーと、十三番札所のタロス像が見えてきました。
十三番のタロス様は、九番目の彫刻石板と合体して一体化しています。

タロス像の下にある九番目の彫刻石板には以下のような文言が刻まれています。
長い静寂の後、グレイビアードがある名前を口にした
タイバー・セプティム、その頃まだ青年だった彼がハイ・フロスガーに呼ばれた
彼は祝福され、ドヴァーキンと名付けられた

タロス様も「ド・ヴァ・キー・・ン!!!」って爺様達に呼びつけられたのでしょうか。
ちなみにおばちゃんはその音声を目覚ましのアラームにしております。
(「Skyrim - Sounds.bsa」の中に入っている、「sound/fx/qst/qst_greybeardcall_01.wav」というファイルが、例のグレイビアードの召喚の声です)
かなりビックリするので、一発で目が覚めますよ。

そういえばこちらのタロス様の周りにはお供え物がひとつも見当たりませんでした。
お供え物はみんなハイ・フロスガーのお供物箱に納められちゃったんですかねえ。
せっかく知減病を直そうかと思ったのに、祠も見当たりませんでした。

そんなわけで今回はハイ・フロスガー前よりお送りしました。