タロス巡礼の旅(8)~ノーザンコースト・ドレモラの海賊王~ | おばちゃんのスカイリムガイド

2013/03/10

タロス巡礼の旅(8)~ノーザンコースト・ドレモラの海賊王~

タロス巡礼の旅の続きに戻るため、久々にマイホームに帰ってまいりました。
ああ、スカイリムの空気は美味しい……ソルスセイム島では火山灰のせいか始終埃っぽくて、周りの人がみんなゲホゲホしているので、なんかこっちまで喉が痛くなってくるようで堪らなかったんですよね。
喜び勇んで駆けつけてくる娘の笑顔に癒されます。
お土産よりお小遣いをせびられてガックリきましたけども……子供ってそんなもんよね。
ただいま
ちなみに今回は、1.9βを導入してプレイしております。
アップデートの内容を見て、もしやフォロワー周りに修正が入ったのでは……と、ビクビクしていたのですが、改造しまくっている仲間達には特に不具合も無いようで安堵しました。
ちなみに1.9のアップデートの中で、おばちゃんが特筆すべきだと思ったのは、パンやスローターフィッシュの焼き身、リーキのグリルといった、重力(?)がおかしかった食品群のnifファイルの修正です。
お皿の上にこれだけのっけてもハヴォック様が暴れないなんて……(感涙)
1.9アップデート
今までは、パンはロードを挟むと直立しちゃうし、スローターフィッシュの焼き身は空中に浮いてしまうしで、配膳にはとても使えない状態だったのですが、修正後は気味が悪くなるくらいおとなしくなって、綺麗に配膳できるようになっていました。
もっとも、これだけ綺麗に盛り付けしてやったのに、レイロフ君は何が気に入らないのか、悲しそうにうなだれていましたが。
こら、好き嫌いしないで、野菜もしっかり食べなさいよ。

ソルスセイム島ではいろんな物を拾ったので、お土産として仲間達に配りました。
両手武器の得意なガルマルさんには勇者のハンマーを。
ガルマルさんにお土産
二刀流のレイロフ君には、ブラッドサイズとソウルレンダーのセットを。
レイロフ君にお土産
ヘイムスカー氏にはミラーク先輩の触手の杖を。
へっ君には先輩の杖を
この「ミラークの杖」って、遠距離から放出すると、まるでホースで水を撒いているような放物線の軌道を描くので面白いですね。
もっとも、得体の知れない海藻のような触手がブチャブチャブチャ…という、気味の悪い効果音と共に放出されるので、汚物を撒き散らしているようで気が引けるのですが。
触手に憑りつかれ、タタリ神のようになってしまった巨人さん。
タタリ神化した巨人さん
ヘイムスカー氏もこのお土産は気に入ったみたいで、魂切れを起こすまでそこら中に汚物を撒き散らしていたのですが、残念ながらこの触手は、よほど当たり判定が大きいのか、仲間に誤爆しまくるので、没収せざるをえませんでした。
なにしろこの杖を使うたびに、レイロフ君やガルマルさんと大喧嘩になるので……ミラーク先輩もこんな『自分さえ良ければ他人はどうなってもいい』みたいな武器を使ってるから、友達ができなくて住人を洗脳するしかなかったんじゃないですかねえ……


さて、前置きがだいぶ長くなりましたが、タロスお遍路の続きです。
だいぶ以前のことなどで記憶が遠くなっていますが……前回のタロス様はウィンターホールド地方のフロストフロウ灯台を越えた北の海に近い氷河地帯の最中にありました。
で、今回のタロス様なんですが、実は前回のタロス像から見えるご近所にあったりします。
次のタロス様はすぐ近く
今回の道程は、走ったらものの数十秒で着いてしまいそうな距離なので、巡礼の『旅』と呼ぶにはいささか気がひけるのですが……しかし今回は前準備として、とある人物に会っておく必要があるため、巡礼の前にウィンターホールド大学に向かわなくてはなりません。
会っておかなくてはならない人物というのは……この御方です。
ヴェレーク・セイン氏
今回のタロス様のお膝元には、このヴェレーク・セイン氏の宝箱が眠っているんですよね。
せっかくなので、このドレモラの海賊王のお宝を頂戴できるように、彼と取引をしてから、現地に向かいたいと思います。

ヴェレーク・セインという御方は、ウィンターホールド大学の地下のミッデン・ダークにある下画像のような妖しげな篭手のオブジェに、四つの指輪を装填することで封印が解かれ、出現します。(指輪はアルケイナエウムに保管されています)
インテリアに欲しい
このオブジェ、指輪用のジュエリーボックスとしてインテリアに欲しいなあ……
ちなみにこのドレモラの海賊王さんは、書物の「アビシアンの海賊王」に登場するヴェレーク・セイン船長本人のようです。
ドレモラって、規律や上下関係にこだわるお堅い軍人のようなイメージがあったんですが、こんな風にレッドガード風の装束を身に着けて、はっちゃけちゃう個体もいるんですね。

アビシアン海というのは、UESPの説明によると、タムリエル大陸の西にある、シロディールやハンマーフェル、ヴァレンウッド、サマーセット島などに面した海のようです。
その世界を股に架けた海で活躍していた著名な海賊王が、なにゆえ辺境のスカイリムのウィンターホールド大学の地下に封印されていたのかはわかりませんが、とりあえずせっかくお会いできた著名人なのですから、相手がドレモラだろうが何だろうが友好的に接して、貰えるもんは貰っておこうと思います。
名前にはその個体を縛る「言霊」の力があるようです。陰陽師な世界観ですね。
名前が大事
名前には力がある……と言われているのに、「ベーレク・サイン」という違う発音の名前を思いっきり口にしてしまうボケ気味のドヴァキンさん。
ツッコミ待ち?
てっきりツッコミ待ちなのかと思いましたが、単に訳語が統一されていないだけのようでした。こういうの、別に困るほどではないですけど……「は?」ってなりますね。

そんなわけで、ヴェレークさんからは無事に隠し財宝の在り処を教えていただきました。
何しろ『アビシアンの海賊王』という書籍にもなった有名なキャプテンが遺した、ひとつなぎ(かどうかはわかりませんが)の財宝です。胸が躍ります。
財宝の在り処を示す絵図は下画像のような感じです。
宝の地図
あんまり精密なスケッチとは言えませんが、よく見ると、タロス像らしきシルエットの部分はしっかりとマントを羽織っているのが確認できますし、また足元の蛇らしき彫像の存在も、ちゃんと見て取れます。
現場のスクリーンショットと見比べてみると、まずまずの再現度……と言えるでしょうか。
絵図通り
ちなみにこういったメモや日記のスケッチで、精密かつ描写力に秀でているのは、DLC第一弾の「Dawnguard」のスケッチですね。
特にカトリアさんが遺したドワーフの遺跡の仕掛けのスケッチなどは、あまりにもうますぎるので「絵師になった方が良かったのでは?」と思ったくらいでした。
スカイリム本編に出てくる宝の地図などのスケッチは、あんまり精密に描いてしまうとすぐに答えがわかってしまうので、わざとそうしているのでしょうが……ちょっとわかりにくい絵柄ですよね。
ヴェレーク氏と取引してから現場に行くと、宝箱が召喚されます。
宝箱出現
宝箱の周囲に山積み(という程でもないですが)になった金塊や小銭の袋に、心臓が高鳴りましたが……宝箱を開けてみた瞬間、ため息をついてしまいました。
ヴェレーク・セインの箱
海賊王は「持ちきれない程の財宝を隠した」、と言っていたのに……
なんですかこのガラクタは!
これではリークリングと同レベルです。(彼らもディベラ像とか食器とか大好きですよね)

しかし、考えてみれば……海賊王と言ったって、所詮、山賊と変わりないのですよね。
というか、日本人が『海賊』に対して、夢を見すぎなんだと思います。
アメリカ人が『忍者』に対してドリームを見すぎなのと同じように……日本人は『海賊』というジャンルに、ロマンを感じすぎているように思うんですよね。
海賊だって、山賊と同じくらい、お風呂に入っていないだろうと思われるのに。
いや、まあ……お風呂に入っているかどうかは、人格とは関係ありませんけども;

夢と人情とロマンに溢れた「海賊」ではなく、単なる山賊王の残したお宝だと思えば……宝箱の中身がしょぼくても仕方ないな……と思えてきます。
まあ、スカイリムの山賊王もとい、山賊長はドヴァキンさんが一撃で首を刎ねられるくらいの凄腕の戦士なので、かえって畏敬の念を抱かずにはいられませんが。
こちらのタロス像は目印として機能させるためか、かなり巨大です。
ここのタロス様は大きいです
ちなみにタロス像に参詣するためには、ヴェレーク・セインの箱の出現位置から、半島をぐるりと北に回ってこなくてはなりません。
プレイヤーキャラでしたら、無理矢理、岩場をジャンプしてでも登ってこれますが。
祠はタロス像の裏側にあります。
お供え物
人骨が散らばっている傍らに、錬金術師のかばんがありました。
この骨は錬金術師のものなのでしょうか。この辺はめぼしい錬金素材は採れないように思うのですが……こんな北の果てまで植物採取に来て、事故に逢ったのなら不憫です。
その他のお供え物は、レベル依存の両手斧と、片手武器のスキル本の「狙いどころ指南書」です。
やはりタロス様の近くにあるお供え物は、武芸に関する物が多いですね。

そんなわけで、今回のタロスお遍路は、ピルグリム トレンチ号の難破箇所に程近い、ノーザンコースト地区よりお送りしました。
八番札所
【アクセス】ウィンターホールドより、徒歩約一時間半強。
コンソールご利用の場合は、「coc POINorthernCoast02」→「player.moveto 000ddee9」
今回の順路
ウィンターホールドからタロス七番札所までのアクセスは前回参照です。
七番札所のタロス像からは、ほぼ一直線に北東に向かうだけです。
ドレモラの海賊王の宝箱については……中身がしょぼすぎるので、あえて取得する必要はないかもしれませんが、ディベラ像コレクターの方はぜひともお立ち寄りになり、ついでにタロス像にもご参詣下さい。

【タロス巡礼の旅】
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6 件のコメント:

  1. Knight-HawK2013/03/12 20:28

    変更のあったファイルに沢山nifが含まれてるな~と思いましたが、こういう風に修正されてたんですね~。
    これは環境が整えばすごく快適になりそうですね。
    (CKもアップデートされれば、古いMOD以外は順次アップデートされていくでしょうし)

    それにしても、海賊のお宝…そんなもんなんですかね。
    確かにちょっとロマンティックに意識しすぎてるのかもしれませんが、某漫画やディ〇ニーの海賊映画みたいなのはともかく、それ以前のラスボス的なイメージの海賊なら結構貯めこんでそうな気がするんですがね~。
    フック船長とかあれだけ恐れられてるんだし、いっぱいお宝持ってそう。だったらドレモラの海賊王なら同じぐらい持ってそうですが。いや、確かに「量は」あるのか…?
    しかし、ノルドのモデルはヴァイキングをはじめとする昔の北欧の民だと聞いたような気がしますが、意外と登場する海賊少ないですよね。(誤訳で有名なあの人たちとブラックブラッド略奪団ぐらいでしょうか)

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    1. そういえばすっかり忘れてましたが、Dragonbornで海賊のお宝を探す一連のクエストがあって、そこで某漫画やディ〇ニーの海賊映画にありそうな、金銀財宝のお宝がザックザクな光景が演出されておりました。
      ヴェレークさんのお宝も、あれぐらいであれば海賊王の威厳が保てただろうに…と思います。

      スカイリム本土の海賊が少ないのは、めぼしい海賊たちはみんな陸に上がって、山賊に転職しちゃったから……なんでしょうかね??

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  2. レイロフくんが本当に悲しそうにうなだれていて笑いましたw

    タロス巡礼の旅はもうやらないのかなあなんて思っていたので再開は嬉しいです。

    あ、あとディスプレイマーカー使わせてもらってます。他にもためになる記事が多いので、ちょくちょく見させてもらってます。いつも楽しく見てます。

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    1. 楽しみにしていただいてるなんて、とても嬉しいです。
      毎回ネタ満載のタロス様ばかりではないので、書きにくい回もあるんですが、ようやく折り返し地点に来ましたので、満願成就を目指して頑張りたいと思います。

      旅を始める前は、Dragonbornが来る前には終わるだろう……とか思ってたんですけどねえ。
      さすがに次のDLCが来る前には終わってる……と思うのですが。

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  3. ヴェレークさんのお宝よりも
    その近海のヴェレークさんが沈めたであろう大量の沈没船のほうが胸が躍りますね
    ただ凄く深いのでアルゴニアンもしくは水中呼吸のエンチャント必須ですけど

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    1. あの辺、難破船が多いですもんね……そうか、あれはヴェレークさんの仕業だったかw

      それにしてもあの辺の北の海は、土地柄からして一年の半分くらいは凍ってそうなのに、航路としてちゃんと機能してるんですかねえ。

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