今回はイリナルタ湖をぐるっと半周して、ホワイトラン領のツンドラ地帯とファルクリース領の湖沼森林地帯を分割する山脈の一端にある「ブローテッド・マンの洞窟」に向かいます。
おばちゃんは前々から「Skyrim Speeds - walk run sprint horses werewolves」という、移動速度をカスタマイズできるModを愛用して使わせていただいてまして、純粋にプレイを楽しむ際はプレイヤーの歩くスピードを通常の2倍(80→160)に設定して、街の中はもとより外のフィールドも基本的には全部、「徒歩」で移動しています。
デフォルトのスピードのままだと、さすがに歩くのは遅すぎてかったるいのですが、かといって常に「走る」状態でいると速すぎるというか……旅してるという実感がないんですよね。
(ちなみにデフォルトの「走る」スピードは370です)
この辺の感覚はまあ、人それぞれの好みだと思うんですが、自分のペースに合った速度を見つけて、たまにはのんびりと、散策そのものを楽しむ冒険に出かけてみるのも悪くないものです。クエストをこなすだけの日々に飽きたら、ぜひお試しを。
向かいに見える小島は、通称「蜂島」です。
もちろん、おばちゃんが勝手にそう呼んでるだけですが。
猟師さんが住み着いているこの小島には、いつも沢山のハチが沸いているので、スタミナ回復薬をまとめて作りたい時はよくここに採取に来ます。もちろん、おばちゃんが勝手にそう呼んでるだけですが。
でも虫って、天気が悪いと全然いなかったりするんですよね。
以前、せっかく昆虫採集に来たのに、雨が降っていて収穫ゼロ…なんてことがありました。
虫の沸くポイントは決まっていますが、お天気や時間に左右されるなんて、本当に生きているみたいだよなあ、と感心してしまいます。
こんなにこだわって自然を再現してくれるのなら、水の中にいる生き物ももっと作りこんで、『釣り』もぜひできるようになって欲しかったです。
お天気や時間帯や月の満ち欠けによって、大漁だったりボウズだったりするとか……そんな楽しみがあったら、毎日水辺に張り付いちゃうんだけどなあ。
まあ、手づかみでサケの切り身とイクラをゲットできる瞬間芸をお持ちのドヴァキンさんには、そんな娯楽は無用の長物なのかもしれませんが。
街道沿いに進むと、ハーフムーン工場が見えたので、ついでにちょっと立ち寄って工場主のハートさんにご挨拶することにしました。
こちらの製材所では、レイクビュー邸を建築する際、だいぶお世話になったのです。
工場主のハートさんは、Dawnguardを導入した後は、なんか顔が怖くなっちゃいましたが、色っぽい泣きボクロが素敵な、ワケありの美人さんです。
この方に「泊まっていったら?」と誘われると、すごくドキドキしますね。
プレイヤーの半径600以内に、何か使用できるもの(イスとか錬金台とか)があれば、そっちに行くんですが、何もない場合はどうも「プレイヤーに挨拶する」という行動ぐらいしかすることが無くなるので、それでこんな風にわらわら寄ってくるみたいです。
セラーナちゃんも、ひんぱんにプレイヤーに「ここはひどく明るい」だとか「洞窟には飽きた」とかブツクサ文句を言ってきますが、あれも他に何もすることがないから、プレイヤーのところに「構って!」って訴えに来てるんですよね。
そう考えると、しょっちゅう文句を言ってくるのも、微笑ましく思えてきます。
しかし、むさ苦しい男3人にぐるっと取り囲まれて、「行くぞ」「まだここだ」「早く行こう」「さあ止まらず行こう!」……と構ってくれアピールをされるのは、非常に暑苦しいです。
「止まった。何なんだ?」……って、他の人とお話してるの、見ればわかるでしょうに。
待ちきれないからって、後ろから押さないで!
ハートさんがびっくりしてるじゃないですか。もう……
ようやくブローテッド・マンの洞窟の入口に到着。
レイロフ君がふらふらーっと急に隊列を離れたから、どうしたのかと思ったら、ここ、プレイヤーは使えない、見えないイスがあったんですね。セラーナちゃん式AIのSandboxパッケージをフォロワーにつけていると、イベントのシーンのために設置されているNPC専用のアイドルマーカーを、めざとく見つけて勝手に使用してくれるから面白いです。
この間もヘルゲン砦に行ったら、レイロフ君が急にお腹を押さえてうずくまってしまったので、「どうしたの?ポンポン痛いの?」と思わず心配してしまったんですが…よく考えたら、そこはオープニングのヘルゲンのアルドゥイン襲撃の際に、例のヴィロッドさんが負傷して倒れていたあたりでした。
ホント、使えそうなオブジェクトを見つけてくる嗅覚はたいしたものです。
このセンサーをどうして索敵に活かせないのか……フォロワーって、殴られるまで背後の敵に気が付かないことがあったりしますよね。
さて、2番目のタロス像がある「ブローテッド・マンの洞窟」なんですが、この洞窟はデイドラ・ハーシーンのクエストでお馴染みのダンジョンです。
しかし、このクエスト……「月明かりに照らされて」が始まって、クエストの目的地として、この「ブローテッド・マンの洞窟」にマーカーがついてしまう状態になると、残念ながらこちらのタロス様にはお目にかかることはできません。
かくいうおばちゃんも、この洞窟については、シンディングのクエストが発生した後でしか入ったことがなかったので、こんなところにタロス像があったなんて、CKで確認するまで全く気がつきませんでした。
そんなわけで、今回初めて、ブローテッド・マンの洞窟……ハーシーン・クエ開始前の秘境バージョンに足を踏み入れます。わくわく。
洞窟に入った瞬間、さっそくホラアナグマに遭遇!
この洞窟は、シンディングのクエ発生後だと、ハーシーンにスカウトされた狩人さん達が居ただけだった筈ですが……クエスト前はクマだらけです。スプリガンもいますが、それ以上にクマ天国です。
ここは、クマのソブンガルデか何かなんでしょうか。
もう一匹増援が来ました。入口付近でこの有様です。
もし、一人で旅してる時に、ホラアナグマ2匹に同時に襲いかかられたら……紙装甲のウルフリック首長は、「おやじ、涅槃で待つ」と書き残して崖からダイブするくらいしか、対処法がありません。(あ、ノルドだから涅槃じゃなくてソブンガルデか…)
しかし今回は、屈強な護衛が3人も付いています。
案の定、プレイヤーが「ひえええ、どうしよう」とあたふたしている間に、戦闘AIに切り替わった3人が、凶暴なクマ二頭をちゃっちゃと退治してくれました。
いやあ、ホント、頼もしいわあ。
ノルドはアタマは幼稚園児並みだけど、筋肉だけは最高です。
ウルフリック首長!後ろ!……後ろ!
スクリーンショットを取ろうと余所見をしていたら、背後からクマパンチを食らって、あやうく死にかけましたよ……クマって、至近距離にいる時は咆哮が聞こえる筈なんですが、たまに突然沸いて(?)無言でダッシュしてくる時があるから怖いです。
最近、うちのウルフリック首長は、クマに出遭うと物凄いしかめっ面するようになりました。
ウィンドヘルムのマークは「熊」ですが、クマ嫌いになっちゃったのかも……。
ウルフリック首長の窮地を救って、頼りになるところをアピールするガルマル氏。
クマに殺されかけたのに、クマの被り物をした男に救われるとは……複雑な心境です。そういえば次のDLC「Dragonborn」ではウェアベアが登場するとか。
もし可能なら、ガルマルさんはぜひとも熊人間に改造したいですね。
ウルフリック首長にはかなり嫌われそうですが。
ようやくタロス像にお目見え。知られざる秘仏…みたいな、有難いオーラが漂います。
ここのタロス像は、もともと室内にあったものなのか、サイズが少々小さいです。タロス像の前方には、タロスの祠がしつらえられた祭壇のテーブルがあり、周囲は今は見る影もなく崩れ落ちていますが、石柱や石壁の名残が見えます。
ここはタロス像に礼拝するための、神殿か何かだったのでしょうか。
ちなみにハーシーンのクエでダンジョンが変化すると、タロス像だけでなく、前方の祭壇も祠もお供え物もすべて消えてしまいます。
タロス像の足下には、意味ありげに置かれた刀と手紙が……。
こちらに安置されているのは、単なるお供え物ではなく、ちょっとした由来付きの一振りの刀……ユニーク武器です。まあ、これだけ厳重にクマが護ってた聖域ですからね。
このくらいのご褒美はあって当然でしょう。
「私が最後の一人」と思ってるブレイズが、実はタムリエル全土にあと100人くらい居たりするんじゃないかなあ。
デルフィンさんやエズバーンのおじいちゃんを見て思うのですが、ブレイズは個人プレイが大好きな人ばっかりがしぶとく生き残ったみたいですね。
ボラーさんもきっとそのクチだったんでしょう。
上空から見てみると、タロス像を囲む両側の石壁は、地殻変動でも起きてギュっと押しつぶされたみたいにV字型にゆがんでいるのがわかります。
そもそも、ここって洞窟の中なのに、思いっきり空が見えますよね。
大きい滝なんかもあるし……一体どういう経緯でできた世界なんでしょうか、ここは。
滝の近くには、金の鉱脈があります。お土産にどうぞ。
ユニーク武器の「ボラーの忠誠剣」は、スタミナダメージに「恐怖」の効果がついている、という代物で、そんなに有難い代物ではありません。クマの大群の中をかいくぐってまで取りにくる価値があるかどうか……まあ、ユニーク武器は存在がユニークであるというだけで価値がありますからね。
この武器をぜひコレクションに加えたいという方は、必ずハーシーンのシンディング関連のクエストを進める前に、この「ブローテッド・マンの洞窟」にお立ち寄り下さい。
試しにシンディングのクエストを、シンデング生存ルートで完了し、30日待機をしてから、再びこの洞窟に来てみましたが、タロス像もボラーの忠誠剣も復活はしていませんでした。
【追記】コメントで教えていただいたのですが、シンディングがいなくなれば、タロス像もユニーク剣も復活するみたいです。
タロス像(の前に立つウルフリック首長)を見上げるトリオ。
ぽかーんと口を開けて上を見てるレイロフ君がおバカっぽくて可愛い。
ぽかーんと口を開けて上を見てるレイロフ君がおバカっぽくて可愛い。
そんなわけで今回のタロスお遍路の旅は、ブローテッド・マンの洞窟からお送りしました。
【アクセス】ホワイトラン領・西の監視塔から徒歩約2時間。コンソールご利用の場合は、「coc BloatedMansRuins」→「player.moveto 00097762」
西の監視塔からお越しの際は、街道を西に向かい、グレイムーア砦の前で分岐する道を南方向に向かいます。あとはそのままリーチ方面に向かって街道を西進して下さい。
途中、左手の山脈方向に入ってゆく小路が何箇所かありますが、目印の積み石に血糊がかかり、人骨が置かれている小路が、ブローテッド・マンの洞窟の入口です。
ユニーク武器をゲットできる他、クマ狩り放題のサービスもございますので、タロス信者の方だけでなく、熊の毛皮が沢山ご入用な方のお越しもぜひお待ちしております。
タロス巡礼のたび!
返信削除すごく面白いですね!笑い転げながら読んでましたw
まさかイリナルタ湖の近くに
(自称)最後のブレイズ”アシリウス・ボラー”の愛刀が
あるとは、知りませんでした!
それにしてもボラーさんの字が可愛い!
(MODのおかげだけどもw)
きっと剣道三段、書道三級だったんでしょうね。この方w
私はもうこのフォントに慣れてしまって何とも思わなかったのですが、
削除確かに……ブレイズ隊員の書く字にしては可愛いすぎますね(笑)
フォントが違うと、書かれている内容の印象まで変わるから面白いです。
闇の一党から「お前を見ている」という例の脅迫状を貰っても、
この書体だと「ファンからの手紙か?」としか思えませんし。
手紙や日記の書体が、何種類かあって、使い分けられるといいんですけどね。
釣りができたらHoneySideの価値がグッとあがるのに……
返信削除確かに!……リフテンの家が一番、釣り三昧な生活を送るには
削除お誂え向きの物件ですね!
レイクビュー邸も湖が近くて毎日釣りができる…と思ってましたが、
ハニーサイドは二階のバルコニーからでも釣糸が垂らせそうだもんなあ……
はじめまして、いつも拝見させてもらってます。
返信削除自分はシンディング生存ルートの後に速攻でヌッコロしてハーシーンのデイドラ装備2つを手に入れるルートでいきましたが、しばらしたら洞窟内のタロス像とユニーク武器が置いてある洞窟になってました。
シンディングが死んでればクエスト後に元の洞窟に戻るっぽいみたいですね。
シンディングがいないと復活するんですね!教えていただいて有難うございます。
削除だったら気をつかわずに、クエストを好きな時にやってしまって大丈夫ですね。
それにしても、生存ルート後、シンディングを殺せば、ちゃんと救世主の鎧が剥げるんですね……
ボラーさんのユニーク剣だけでなく、『鎧を取り損ねた人』のためにもちゃんと救済処置があるとは……さすがです。
生存ルートで救世主の鎧が手に入るのはバグ仕様です。(笑)
削除あらま、バグなんですか。
削除てっきり、親切設計でそうなっているのかと思いました。
おばちゃんさん、いつもブログ参考にさせていただいております。
返信削除以前おばちゃんさんに質問させていただき、助けていただいたものです。
日本語化に関してどうしても解決できない問題があり、おばちゃんさんにお知恵をお借りしたく、ご相談させてください。
下記SSの通り、's という箇所だけ中途半端に表示されてしまいます。
日本語化の手順はwiki記載の通りに行いました。
何卒ご教示いただけないでしょうか。よろしくお願いします。
ttp://uploda.cc/img/img50d9a1c7d296f.jpg
ttp://uploda.cc/img/img50d9a1e1cfe4e.jpg
「's」の部分は、おそらくゲームプログラム本体によって表示されている部分なので、
削除Stringsの差し替え等では日本語化できない部分です。
…というより、公式日本語版EXEでも、その部分は「's」の表示のままになっています。
ですからそのまま遊んでいただくしかないと思います。
棺は、「Show Owner」というフラグがオンになっている物については、
「所有者の名前」+「's」+「棺」という表示になるようです。
しかし所有者が特に設定されていない場合は、名前の部分に何も入りませんので、
「's棺」という表示になってしまいます。
死んだNPC等の棺に使われる「Show Owner」フラグがオンタイプの棺コンテナは、
対象のNPCが死んだ後のスクリプト処理で、オーナー設定がされる仕様ですので、
本来は、NPCが死ぬ前は、ゲーム内では表示されない(見えない)ような仕組みに
なっていたかと思います。
ですから「's棺」という、所有者の名前抜けの中途半端な表示は、あまり見かけない
筈なのですが……
スクリーンショットの「's棺」となっている棺はどこの棺なのかわかりませんが、
設定ミスか何かで、所有者の設定前に表示されているのかもしれないですね。
早速のご返信ありがとうございます。
返信削除日本語化の不備ではなく、プログラム上の問題であることがわかっただけでも一安心しました。
2枚ともソリチュードの地下墓地で撮ったものです。
とても勉強になりました。おかげさまで、また自分なりに少し調べられそうです。
いつも本当にありがとうございます。
こんにちは!はじめまして。古い記事からのコメントですいません。
返信削除SkyrimのMOD作成を調べているときこちらにたどり着きました。
色々参考にさせていただいています。
ブローテッド・マンの洞窟ですか・・・。管理人さんは洞窟の帰りに、別クエストで出てくる野営していた狩人は再出現していませんでしたか?
僕はルニルの日記回収クエストでよったとき、行きは何もなかったのですが、日記を回収した帰りになぜか出番が終わったはずのそいつらが再出現していました。
このままクリアしても問題ないですかね。
実は妙に気味悪くてこのクエストやっていないのです・・・。(^_^;)
ヘイムスカー、ウルフリック、ガルマル、レイロフ、まさに夢のPTですね。
返信削除PC版は自由度が高くて羨ましいです。
当方はPS3版で遊び始めた者ですが
すっかり真のノルドの熱い世界に魅せられました。
新しいフォロワーを得たら真っ先にホワイトランで儀式をします。
タロスの祠前の長いすに座らせてヘイムスカーの演説をひと通り聴かせて晴れて正式にフォロワーの任を与えています。
演説中に退屈そうに俯く不真面目もいますが、真のノルドの熱い意志とタロス信仰なくしては旅には連れて行けません。
ところで、ガルマルはキャラも良く、さらに名前が和名ぽい響きという点も気に入っています。
真のノルドにタロスの導きあれ!